兵庫ゴールドTのポイント＆有力馬分析

【兵庫ゴールドT･過去10年のポイント】
･1番人気[4.1.3.2]､2番人気[3.3.0.4]
･勝ち馬はすべて4番人気以内の中央馬で､1番人気と2番人気が揃って馬券圏外に敗れたのは12年だけ
･10年中8年で7番人気以内の地方馬が馬券圏内入り(17年②着ラブバレット､15年③着ポアゾンブラック､14年②着ジョーメテオ＆③着サクラシャイニー､13年②着エプソムアーロン､12年③着＆11年③着オオエライジン､10年③着ラブミーチャン､08年②着アルドラゴン)
･6～8枠の馬は過去10年すべてで馬券圏内入り､特に8枠の馬が10年中4年で勝利
･ダート1400mの地方交流重賞勝ち馬が近3年ですべて連対

【有力馬のポイント】
<中央馬>
マテラスカイ
今年は国内で②①①①①④②着で､馬券圏外は3ヵ月ぶりで馬体重が18kg増(526kg)だった東京盃だけ(今回は中6.5週)｡ダート1400mでもプロキオンSを制していて､距離延長も問題なさそう｡今年の4勝は武豊騎手とのコンビで記録しているが､今回は同騎手が騎乗停止中で､テン乗りの吉村智騎手に替わる｡

サクセスエナジー
ダート1400mの地方交流重賞は斤量54～56kgで①①着｡近3走は斤量57～58kgで④⑦⑤着だが､ダート1200mや中央だった｡大型馬で､斤量57kgでも準OP勝ちがある馬だが､今回は地方のダート1400mでの斤量57kgという条件がどう出るか｡

ウインムート
和田騎手とのコンビは斤量56kgで③着に好走した4走前のプロキオンS(中京ダート1400m)だけで､この時は逃げ切ったマテラスカイから0秒8差を付けられている｡今回は中1.5週での臨戦で､ダート1400m重賞は休み明け以外だと③③着｡全兄ドリームバレンチノは兵庫ゴールドTで①②②⑥着という成績を残している｡

サンライズメジャー
近2走は⑤⑨着だが､2走前はダート1700m､前走は4ヵ月半ぶりだった｡今回は中4.5週で､ダート1400～1600mのOPは中5週以内だと斤量56kgで③②着｡ダートでの4戦はいずれも7～8枠で､今回は2枠2番だから､揉まれた時の対応が課題になりそう｡

<地方馬>
エイシンバランサー
園田移籍後はダート1400mだと3戦3勝で､重賞でも3走前のサマーチャンピオンをハンデ55kgで制している｡今回は斤量56kgだが､前走の笠松グランプリは別定戦での斤量57kgで､昨年の兵庫ゴールドT②着馬ラブバレット(④着)を下した｡園田ダートは1230mで④着に敗れているが､ベストのダート1400mでどこまで｡

ラブバレット
近2年の兵庫ゴールドTは④②着で､昨年は斤量54kgでグレイスフルリープ(今年のJBCスプリント①着)から0秒2差②着に入った｡4連覇を目指した前走の笠松グランプリは斤量57kgで伸び切れず④着に敗れたが､今回は54kgでどこまで変われるか｡

エイシンヴァラー
地方交流重賞は馬番1番で①着､5番より外枠で⑤④⑤⑪着｡昨年の兵庫ゴールドTは5枠6番で⑤着に敗れている｡今年の黒船賞勝ち馬で､重賞でも通用する能力はあるが､今回は6枠7番がどうかだろう｡