東京スプリントのポイント＆有力馬分析

【東京スプリント･過去10年のポイント】
･1番人気は[5.2.2.1]で､馬券圏外に敗れたのは昨年だけ｡一方2番人気は[0.2.0.8]と振るわず､4年連続で馬券圏外に敗れている
･中央馬9勝､地方馬1勝｡勝ったのは3番人気の13年ラブミーチャン
･地方馬で馬券圏内に入った延べ7頭(09年③着＆10年②着＆12年②着フジノウェーブ､11年③着コアレスピューマ､13年①着ラブミーチャン､14年③着アルゴリズム､18年②着キタサンミカヅキ)のうち､6頭が前走④着以内
･馬番4番以内の馬が目下5年連続で馬券圏内
･サウスヴィグラス産駒が過去10年で3勝

【有力馬のポイント】
<中央馬>
ヒロシゲゴールド
ブリンカー装着後は逃げて③①①①着で､敗れたのは7ヵ月半ぶりだった一戦だけ(今回は中3.5週)｡近4年の東京スプリントは4角先頭の馬が②①①①着と好成績で､脚質的にも大井は合っていそう｡武豊騎手は昨年のこのレースをグレイスフルリープとのコンビで制しているが､今回は連覇なるか｡

ホウショウナウ
ダート1400m以下は右回りで5戦5勝で､初のダート1200mとなった前走は後方からメンバー最速の上がり35秒5で差し切った｡地方交流重賞は初めてで､重賞は3歳時のユニコーンS(東京ダート1600m)④着だけ｡先行有利のコースで､過去3年の勝ち馬はいずれも4角先頭の競馬をしている｡今回は展開が噛み合うかどうかがポイントになりそう｡

テーオーヘリオス
地方交流重賞は中5週で昨年の北海道スプリントCを制しているのに対し､休み明けだと⑥⑥着｡前走の黒船賞(⑥着)は約4ヵ月ぶりだったが､中2週での臨戦は好材料だろう｡直線平坦のダート1200mは4角5番手以内だと2戦2勝なのに対し､6番手以下だと⑥⑬⑥⑦⑥着だから､ある程度前に付けられればチャンスが出てきそう｡

コパノキッキング
前走のフェブラリーSは初のマイル戦で後方から進め､メンバー2位の上がり35秒2で1秒0差⑤着まで詰めた｡ダート1000～1200mは6戦6勝で､この6戦はいずれも偶数馬番だから､距離短縮＆馬番11→6番替わりは良さそう｡札幌ダート1000mで逃げ切っての1000万勝ちがある馬だが､近走は追い込む競馬が続いているだけに､2回目のコンビとなる藤田騎手がどう導くか｡

アシャカダイキ
松岡騎手と初コンビを組んだ前走(中山ダート1200m)は2ヵ月ぶりで後方に控え､メンバー最速の上がり35秒8で差し切った｡今回は昇級戦で､ダートOPは3歳時の青竜S(東京ダート1600m)での0秒6差⑤着だけ｡ダート1200mはひと桁馬番だと①①④①④①着で､3枠5番に入ったのは悪くなさそうだが､こちらも差し馬が台頭する流れになれば｡

<地方馬>
キタサンミカヅキ
前走の根岸Sはダート1400mが長かった感じで⑨着に敗れたが､大井ダート1200mは①①⑤②①①着で､馬券圏外は17年JBCスプリントでの0秒1差⑤着だけ｡このコースのJpn2～Jpn3は斤量56～57kgで①②①着で､昨年の東京スプリントは0秒3差②着に好走している｡差し脚質の馬で､突き抜けられるかどうかがポイントか｡