名古屋グランプリのポイント＆有力馬分析

【名古屋グランプリ･過去10年のポイント】
･1人気[2.2.4.2]､2人気[4.1.1.4]
･1番人気は目下6年連続で②～③着に入っているが､勝ち馬は11年ニホンピロアワーズが最後
･過去10年の連対馬はすべて中央馬で､10年中8年で中央馬が馬券圏内を独占している
･過去10年中7年で5～7番人気馬が馬券圏内入り
･父ミスプロ系の中央馬が12年以降7年連続で馬券圏内

【有力馬のポイント】
<中央馬>
デルマルーヴル
前走の浦和記念(④着)は好位に付けたが､重馬場でレース上がりが37秒6と速くなって差を詰め切れなかった｡地方交流重賞はレース上がりが38秒6以上だと①②②②着｡国内のダートは良～稍重だと[2.3.1.0]なのに対し､重～不良だと④①②④着だから､ある程度力の要る馬場なら見直せそう｡

アナザートゥルース
前走の浦和記念は重馬場で中団追走から早めに進出し､0秒6差②着に差し込んだ｡ダート重賞は稍重～重で③①②着､良馬場で④⑥着だから､脚抜きの良い馬場がベターか｡地方交流重賞は③②着で､名古屋は今年の名古屋大賞典(ダート1900m)で③着に好走している｡

アングライフェン
前走のみやこS(京都ダート1800m､1秒0差④着)は中団から差を詰め切れなかったが､ダートOPでの2勝は1900～2100mで挙げていて､前走から距離が延びるのは良さそう｡ダートは良馬場で[0.2.1.6]､道悪で②①①着だから､こちらも脚抜きの良い馬場なら｡

メイショウワザシ
ダートOPはいずれもハンデ戦で､1700mで④着､1800～2000mで③③着｡2500mは今回が初となる｡近5年の名古屋グランプリでは4角先頭の馬がいずれも馬券圏内に入っていて､行き切れればここでも侮れなさそう｡OPで初となる斤量56kgを克服できれば｡

アポロテネシー
近2走は東京ダート2100mで連勝中で､三浦騎手と初コンビを組んだ前走は2番手追走からメンバー3位の上がり38秒2でまとめて0秒4差を付けた｡11～1月は3戦3勝で､今の時期は良さそう｡今回は昇級初戦で､名古屋グランプリで前走が3勝クラスだった馬が馬券圏内に入ると､12年②着のクラシカルノヴァ以来となる｡

<地方馬>
ステージインパクト
前走の道営記念(門別ダート2000m)は後方追走から勝負所で進出し､0秒4差②着まで差し込んだ｡過去の馬券圏内は2000m以下で､ダート2400mは⑤⑧着｡今回は初の地方交流重賞で､ダート2500mをこなせるか｡