エンプレス杯のポイント＆有力馬分析

【エンプレス杯･過去10回のポイント】
･1番人気[5.3.2.0]､2番人気[2.0.4.4]
･勝ち馬はすべて4番人気以内の中央馬
･地方馬で馬券圏内に入ったのはブランシェクール(19年②着)､リンダリンダ(17年②着)､エミーズパラダイス(13年②着)､コスモプリズム(10年③着)､シスターエレキング(09年②着)で､すべて8番人気以内
･6～8枠の中央馬が09年以降ですべて馬券圏内入り
･14年以降､前走が重賞で③着以内の馬が6回連続で馬券圏内入り
･10年以降､父サンデー系の馬が9回連続で馬券圏内入り
※2012年は降雪の影響で中止

【有力馬のポイント】
<中央馬>
プリンシアコメータ
ダート2000m以上の地方交流重賞は②②①②着で､昨年のエンプレス杯を岩田康騎手とのコンビで制している｡今回は2ヶ月半ぶりだが､前走クイーン賞からの臨戦は昨年と同じ｡地方交流重賞は4角2番手以内で[3.5.0.0]､4番手以下で⑥⑩⑩着だから､スムーズに先行できれば今年も有望では｡

アンデスクイーン
ルメール騎手とは①②着で､前走のTCK女王盃(大井ダート1800m)は中団追走からメンバー最速の上がり39秒4でハナ差②着まで差し込んだ｡川崎は初めてだが､左回りは[0.2.0.7]で､地方交流重賞は船橋＆浦和で⑥⑧⑤着｡今回はコース替わりでどうか｡

ラインカリーナ
前走の佐賀記念は牡馬相手でハナに立ち､勝負所で2頭に交わされる厳しい展開の中で④着に粘った｡牝馬限定の地方交流重賞は①③③着で､昨年はこのコースの関東オークスで逃げ切り勝ちを収めている｡過去3勝は斤量54kgで挙げているから､実績のあるコースで初の56kgを克服できれば｡

パッシングスルー
過去7戦は芝で､ダートは初となる｡母マイティースルーはこのコースの09年関東オークスが初ダートの一戦で､1秒2差④着(②着と0秒2差)だった｡芝OPはレース上がりが34秒0で①着､34秒2以上で④④⑩⑦着だから､上がりがかかる地方のダートに対応できるかがポイントになりそう｡

トーセンガーネット
ダート2100mの地方交流重賞はこのコースで行われた昨年の関東オークスだけで､その時はラインカリーナに2秒5差を付けられたが③着に入っている｡今回は8枠12番で､地方交流重賞で馬番7番より外枠だと④⑩⑥着｡古馬混合戦では⑭⑩⑥着で､このメンバー相手にどこまで?

<地方馬>
クレイジーアクセル
2走前のクイーン賞をハンデ52kgで制しているが､古馬混合の地方交流重賞は斤量54kg以上だと⑤⑪④⑪着で､昨年のエンプレス杯は4秒4差⑪着に敗れている｡地方交流重賞は馬番3番以内だと③①着で､2枠2番に入ったのは良さそうだから､斤量55kgでも内目をスムーズなら｡

サルサディオーネ
地方交流重賞は不良馬場で②②着なのに対し､良～重馬場だと[0.0.1.4]で､過去2年のエンプレス杯は良馬場で③⑦着｡地方交流重賞は4角2番手以内で⑭③②②⑩着､4番手以下で⑦⑦着だから､上手く先行できれば粘りが利いてきても｡