関東オークスのポイント

【好走ポイント】

[1]馬番5番より外枠の中央馬

過去5年の勝ち馬は､いずれも馬番5番より外枠の中央馬だった｡

該当馬:リフレイム､ウェルドーン､ベルヴォーグ

[2]父か母父がノーザンダンサー系

父か母父がノーザンダンサー系の馬は過去5年すべてで連対していて､そのうち4勝している｡

該当馬:ランスオブアース､ウェルドーン

[3]前走が東京プリンセス賞で③着以内

前走が東京プリンセス賞で③着以内に入っていた馬が出走したのは17～20年の4回で､17年⑤③着､18年②着､19年③⑤⑩着､20年②④着｡4回すべてで馬券圏内に入っている｡

該当馬:ケラススヴィア､ディアリッキー

[4]ダートで②着に0秒5差以上での①着あり

過去5年の勝ち馬は､いずれもダートで②着に0秒5差以上を付けて①着があった｡

該当馬:ランスオブアース､グロリオーソ､ウェルドーン､ケラススヴィア､ディアリッキー､ベルヴォーグ､スセリヒメ､サンシェリダン

※人気傾向

1番人気[1.1.1.2]､2番人気[2.0.1.2]｡1～2番人気が揃って連対したのは13年まで遡る｡6番人気以下で馬券圏内に入った3頭(16年7番人気②着ミスミランダー､17年6番人気③着ステップオブダンス､18年6番人気①着ハービンマオ)はいずれも馬番7番以内だった｡

※地方馬

過去5年の勝ち馬はいずれも中央馬だが､前走③着以内の南関所属馬が5年すべてで②～③着に入っている｡

番	馬名	[1]	[2]	[3]	[4]
1	ランスオブアース		★		★
2	レディブラウン
3	ネイバーアイランド
4	グロリオーソ				★
5	リフレイム	★
6	ウェルドーン	★	★		★
7	ケラススヴィア			★	★
8	ディアリッキー			★	★
9	ベルヴォーグ	★			★
10	スセリヒメ				★
11	ウワサノシブコ
12	サンシェリダン				★

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのは5頭で､ウェルドーンが3つ､ランスオブアース､ケラススヴィア､ディアリッキー､ベルヴォーグがふたつに該当した｡なお､今回の中央馬は全馬ナイター競馬が未経験となる｡

ウェルドーンはダートのO型コースで馬番6番より外枠だと②①③①①着で､前走の鳳雛S(中京ダート1800m)は好位追走からメンバー最速の上がり38秒4で0秒5差を付けた｡ダート2100mは初めてだが､母父ダンスインザダーク×母母父サッカーボーイという血統で､こなすスタミナは秘めていそう｡武豊騎手は過去にこのレースを2勝(03年レマーズガール､08年ユキチャン)しているから､この鞍上で折り合って運べれば｡

ケラススヴィアは浦和桜花賞､東京プリンセス賞を連勝中で､このレースで南関東牝馬三冠がかかる｡過去7戦がダート800～1800mで[6.1.0.0]で､そのうち斤量54kgの時は6戦6勝｡前走は7馬身差での逃げ切りだったが､控える形でも勝ち鞍がある｡川崎はダート1600mでの勝ち鞍があり､サウスヴィグラス産駒はタイニーダンサーが16年関東オークスを制しているから､中央馬相手でもマイペースで先行できればチャンスがありそう｡

ランスオブアースはダートで泉谷騎手騎乗だと②①①③着で､前走の兵庫チャンピオンシップ(園田ダート1870m)は牡馬相手で0秒7差③着に入った｡今回のメンバー中､地方交流重賞で馬券圏内があるのは本馬だけとなる｡ダートは重馬場で①①着､良馬場で②⑩③着なので､脚抜きの良い馬場になればベターか｡

ベルヴォーグは牝馬限定のダートが①①着で､2ヶ月半ぶりの前走(阪神ダート1800m)は出遅れながらメンバー最速の上がり38秒2で差し切った｡ダート2100mは初めてだが､半姉カセドラルベルは芝2200mで勝ち鞍があり､こなすスタミナは秘めていそう｡左回りでも連対歴があるから､スタートを決めて流れに乗れれば｡

ディアリッキーは過去6戦が[3.1.1.1]で､②着以下に敗れた3戦の勝ち馬はいずれもケラススヴィアだった｡ダート2100mは初めてだが､半兄レオステップアップはダート2100mで勝ち鞍があり､父ホッコータルマエはこのコースの川崎記念を3連覇している｡ダートは稍重馬場で3戦3勝､良馬場で④③②着だから､馬場状態にも注目したい｡

■出馬表へ

■過去5年データへ