エンプレス杯のポイント

【好走ポイント】

[1]前走が地方交流重賞で③着以内

14年以降､前走が地方交流重賞で③着以内の馬が8年連続で馬券圏内に入り､そのうち6勝を挙げている｡

該当馬:ショウナンナデシコ

[2]2000m以上で連対歴あり

2000m以上で連対歴があった馬は過去5年すべてで連対していて､18年以降は4連勝中｡

該当馬:ウェルドーン､カイカセンゲン､サルサディオーネ､シャイニングアカリ､ショウナンナデシコ､ダイアナブライト､メモリーコウ､レーヌブランシュ

[3]父か母父がノーザンダンサー系の中央馬

父か母父がノーザンダンサー系の中央馬は17年③着､18年①&②着､19年①着､20年①&③着､21年①着｡

該当馬:ウェルドーン､レーヌブランシュ

※人気傾向

過去5年で1番人気は[3.1.1.0]､2番人気は[1.0.0.4]｡09年以降の1番人気は[7.3.2.0]で､12回連続で馬券圏内に入っている(12年は降雪の影響で中止)｡一方､17年以降は5年連続で馬番3～6番の6～8番人気馬が②～③着に入っている｡

※地方馬

地方馬で馬券圏内に入ったのは17年4番人気②着のリンダリンダ､19年8番人気②着のブランシェクール､20年8番人気②着のナムラメルシー､21年6番人気②着のサルサディオーネ｡いずれも大井所属馬で､今年の該当はサルサディオーネ､サルサレイア､カイカセンゲン､メモリーコウ｡

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ナラ
2	グレートコマンダー
3	メモリーコウ		★
4	ショウナンナデシコ	★	★
5	ウェルドーン		★	★
6	クリノフラッシュ
7	シャイニングアカリ		★
8	プリティーチャンス
9	レーヌブランシュ		★	★
10	ダイアナブライト		★
11	カイカセンゲン		★
12	サルサディオーネ		★
13	サルサレイア

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのはウェルドーン､ショウナンナデシコ､レーヌブランシュとなった｡

ショウナンナデシコはO型コースのダートOPが①②②着で､地方交流重賞初挑戦となった前走のTCK女王盃(大井ダート1800m)は先行策からメンバー2位の上がり37秒4でテオレーマとクビ差の②着に入った｡今回のメンバー中､前走が地方交流重賞で馬券圏内に入っているのは本馬だけ｡ダート2100mは初めてだが､ダート2000mでのOP勝ちがあり､父オルフェーヴルは昨年の勝ち馬マルシュロレーヌと同じだから､折り合って運べれば｡

レーヌブランシュは前走のTCK女王盃で④着に敗れたが､中団馬群に控える形になり､終始窮屈そうな競馬になっていた｡地方交流重賞での馬券圏内は馬番7番より外枠の時で､馬番6→9番替わりは悪くなさそう｡地方交流重賞は4角3番手以内だと①③②①着で､このコースでは20年関東オークスを制しているのに対し､4番手以下だと④⑤⑤④④着なので､スムーズに動ければワンパンチが利いても｡

ウェルドーンは前走のクイーン賞(船橋ダート1800m)が6枠10番で⑩着に敗れたが､ダートOPでひと桁馬番だと①①③③着で､4枠5番替わりは悪くなさそう｡2戦連続での馬券圏外はまだない馬で､川崎ダート2100mでは昨年の関東オークスを制しているから､今回の条件なら変わる余地がありそう｡

それ以外の馬のうち､サルサディオーネは昨年以降のJpn2～Jpn3が②③①①②着で､昨年のエンプレス杯はマルシュロレーヌと0秒1差の②着に好走している｡このコースの前走･川崎記念(⑨着)は勝負所で交わされて失速したが､地方交流重賞での馬券圏内は4角2番手以内の時なので､マイペースで先行できれば一変があっても｡

プリティーチャンスは前走の東海S(中京ダート1800m)が⑥着だったが､後方からメンバー最速の上がり37秒2を使っていた｡岩田望騎手とは[4.1.1.0]で､地方交流重賞は昨年のクイーン賞で1秒2差③着に入っている｡過去14戦は1800m以下で､ダート2100mは初めてだが､掲示板外の次走は②①着なので､好相性の鞍上で折り合って運べれば｡

クリノフラッシュは前走の遠州灘S(中京ダート1800m)で先行策から勝負所で先頭に立ち､7馬身差で圧勝した｡ダート2100mは初めてで､1900m以上は⑧④着｡半兄コンノートはダート2100mで連対歴があり､3勝クラス勝ちの次走でOP②着があるが､本馬は昇級&初の地方交流重賞でどこまで食い込めるか｡

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