地方競馬情報
ジャパンダートダービーのポイント
【好走ポイント】
[1]前走②着以内
前走②着以内の馬が過去5年すべてで連対していて、そのうち4勝している。なお、過去5年のジャパンダートダービー(以下、JDD)では前走が掲示板外から馬券圏内に入ったのは20年①着のダノンファラオ(前走・鳳雛S⑭着)だけ。該当馬:ガルボマンボ、クライオジェニック、セキフウ、ノットゥルノ、バウチェイサー、ハピ、ブリッツファング、ペイシャエス
[2]5~8枠の中央馬
5~8枠の中央馬が過去10年すべてで連対している。1~4枠で連対した中央馬は、過去10年だと13年1番人気①着のクリソライト、18年1番人気①着のルヴァンスレーヴ、19年4番人気②着のデルマルーヴルで、勝った2頭は1番人気。該当馬:アイスジャイアント、コマンドライン、ノットゥルノ、ペイシャエス
[3]父か母父がミスプロ系
父か母父がミスプロ系の馬が過去5年すべてで連対していて、そのうち4勝している。該当馬:アイスジャイアント、キャッスルブレイヴ、クライオジェニック、コスモファルネーゼ、セキフウ、トーセンエルドラド、ノットゥルノ、ハピ、ブリッツファング
※人気傾向
1番人気[2.0.0.3]、2番人気[0.1.1.3]。1~2番人気が揃って連対したのは15年まで遡る。6番人気以下で馬券圏内に入ったのは20年6番人気①着のダノンファラオ、同年8番人気③着のキタノオクトパス、21年12番人気①着のキャッスルトップで、いずれも6~8枠だった。※地方馬
地方馬で馬券圏内に入ったのは17年5番人気①着のヒガシウィルウィン、19年5番人気③着のミューチャリー、21年12番人気①着のキャッスルトップで、いずれも近3走ですべて馬券圏内に入っていた。今年、近3走ですべて馬券圏内に入っている地方馬はコスモファルネーゼ。※父か母父がロベルト系
父か母父がロベルト系の馬が過去5年すべてで馬券圏内に入っていて、昨年はこの条件に該当していた3頭中2頭が①&②着に入った。今年はリコーヴィクターが該当。番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
1 | セキフウ | ★ | ★ | |
2 | キャッスルブレイヴ | ★ | ||
3 | ハピ | ★ | ★ | |
4 | トーセンエルドラド | ★ | ||
5 | コスモファルネーゼ | ★ | ||
6 | ブリッツファング | ★ | ★ | |
7 | ペイシャエス | ★ | ★ | |
8 | クライオジェニック | ★ | ★ | |
9 | アイスジャイアント | ★ | ★ | |
10 | リコーヴィクター | |||
11 | バウチェイサー | ★ | ||
12 | ガルボマンボ | ★ | ||
13 | コマンドライン | ★ | ||
14 | ノットゥルノ | ★ | ★ | ★ |
【まとめ】
「★」が複数付いたのはセキフウ、ハピ、ブリッツファング、ペイシャエス、クライオジェニック、アイスジャイアント、ノットゥルノとなった。
ハピは前走の鳳雛S(中京ダート1800m)を0秒3差で快勝していて、その時の②&③着馬が次走で古馬2勝クラスを勝っている。デビューからダート1800mで3戦3勝で、いずれもメンバー最速の上がり(36秒4~37秒9)を使っている。右回りでも勝ち鞍があるが、直線平坦コース&ダート2000m&ナイター競馬は初めてとなるから、落ち着いて臨めれば。
ペイシャエスは前走のユニコーンS(東京ダート1600m)で先団馬群に控え、直線で馬群を割って上がり36秒4で差し切った。過去10年のJDDで、前走ユニコーンS勝ち馬は⑦⑤①③⑥①⑦④着で、馬券圏内に入った3頭はいずれもユニコーンSとJDDでともに3番人気以内だった(本馬の前走は7番人気)。直線平坦コース&ダート2000mは初めてだが、右回りで菅原明騎手騎乗だと中山ダート1800mで1戦1勝なので、上手く脚を溜められれば。
ブリッツファングは池添騎手騎乗時がダート1800~1870mで3戦3勝で、前走の兵庫チャンピオンシップ(園田ダート1870m)は早め先頭からノットゥルノに8馬身差を付けて押し切った。ひと桁馬番の時は2戦2勝で、4枠6番に入ったのは悪くなさそう。今回は2ヶ月ぶりだが、過去4戦は馬体重が462kg以下で①①①着、464kgで⑨着なので、前走(459kg)から極端な馬体増がなければベターか。過去10年のJDDで、前走が兵庫チャンピオンシップ①着の馬は②②③①⑧⑤着。
ノットゥルノはダートに替わって①①②②着で、2走前の伏竜Sは落鉄の影響があったようで、初の地方交流重賞となった前走の兵庫チャンピオンシップ(1秒3差②着)は道中で窮屈そうな感じの追走になっていた。前走時馬体重が517kgという大型馬で、大外枠の時は①②着だから、大井の外回りコースでの大外枠に替わってスムーズなら。武豊騎手はJDDを3勝(02、03、05年)していて、これは現役最多。
ちなみに、過去5年で8枠の中央馬は⑤②②②着。今年はコマンドライン、ノットゥルノが該当する。
セキフウは前走のユニコーンSが国内復帰戦で、その時は2ヶ月半ぶりで出遅れながらメンバー2位の上がり35秒5でクビ差②着に差し込んだ。前走を含めてM.デムーロ騎手とは①①④②着で、2歳時に兵庫ジュニアグランプリ(園田ダート1400m)を制している。過去の馬券圏内はダート1600m以下で、ダート1900mは2走前のUAEダービー(⑧着)だけだから、今回は2F延長がポイントになりそう。
アイスジャイアントは近2走が⑨⑫着だが、2走前は骨折、約5ヶ月ぶりの前走は鼻出血がレース後に判明している。大井は初めてで、ナイター競馬は昨年の全日本2歳優駿⑨着だけ。デビュー2戦目にJBC2歳優駿(門別ダート1800m)を制していて、その時は中6週だったが、中9週の今回はどこまで変わり身を見せられるか。
クライオジェニックは2走前の羽田盃(大井ダート1800m、⑮着)で先行して差し決着に遭ったが、このコースの東京ダービーは後方で脚を溜めてメンバー最速の上がり38秒5で0秒4差②着に差し込んだ。前走が東京ダービーで連対した馬は17年ヒガシウィルウィンが①着、19年ミューチャリーが③着に入っているから、ここでも決め手を活かせれば。ダートは良馬場で3戦3勝、道悪で⑤⑮②着で、馬場状態にも注目したい。
コマンドラインは過去4戦がいずれも芝で、左回りの1600mで①①着、右回りの1800~2000mで⑫⑧着。今回は3ヶ月半ぶりで、休み明けは①⑫⑧着。全姉トレデマンドは中央のダートで2勝していて、初ダートの一戦で未勝利勝ちしているが、本馬は初ダートでどこまで変われるか。川田騎手は過去10年のJDDのうち、騎乗機会があった5回で②③②②①着となっている。
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