地方競馬情報
JBCクラシックのポイント
【好走ポイント】
[1]前走が地方交流重賞で②着以内
前走が地方交流重賞で②着以内の馬が16年以降6連勝中。前回盛岡ダート2000mで行われた14年は、この条件に該当していた馬が①~③着を占めた。該当馬:クラウンプライド、フィールドセンス、メイショウハリオ
[2]同年にG1(Jpn1)で連対あり
同年にG1(Jpn1)で連対歴があった馬が過去5年すべてで連対している。該当馬:ペイシャエス、メイショウハリオ
[3]騎手が継続騎乗
08年以降、前走と同じ騎手が騎乗した馬が14連勝中。該当馬:ヴァケーション、ギガキング、クラウンプライド、サンライズハイアー、ジェネラルエリア、セイカメテオポリス、テーオーケインズ、ペイシャエス、フィールドセンス、ブルーエクセレンス、メイショウハリオ
※人気傾向
1番人気は[2.0.1.2]、2番人気は[0.4.0.1]。18年以降、2番人気(いずれもオメガパフューム)が4年連続で②着に入っている。6番人気以下で馬券圏内に入ったのは17年7番人気③着のミツバ、19年6番人気③着のセンチュリオン、21年6番人気①着のミューチャリー。※地方馬
過去10年の地方馬で馬券圏内に入ったのは、19年6番人気③着のセンチュリオン、21年6番人気①着のミューチャリー。※サンデー×ミスプロの中央馬
父と母父がサンデー系とミスプロ系の組み合わせの中央馬が18年以降4年連続で連対していて、近3年で馬券圏内に入った9頭中7頭がこの条件に該当していた。今年はクラウンプライドが該当。番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
1 | セイカメテオポリス | ★ | ||
2 | サンライズハイアー | ★ | ||
3 | ヴァケーション | ★ | ||
4 | クラウンプライド | ★ | ★ | |
5 | ギガキング | ★ | ||
6 | メイショウハリオ | ★ | ★ | ★ |
7 | フィールドセンス | ★ | ★ | |
8 | ペイシャエス | ★ | ★ | |
9 | クリノドラゴン | |||
10 | ジェネラルエリア | ★ | ||
11 | カフジオクタゴン | |||
12 | オーヴェルニュ | |||
13 | テーオーケインズ | ★ | ||
14 | オンザロックス | |||
15 | ブルーエクセレンス | ★ |
【まとめ】
「★」が複数付いたのはクラウンプライド、ペイシャエス、フィールドセンス、メイショウハリオ。そのうち、メイショウハリオがフルマークとなった。
メイショウハリオは初の地方交流重賞&ダート2000mとなった前走の帝王賞(大井)で9頭立ての中団に付け、メンバー3位の上がり37秒0でチュウワウィザード(19年JBCクラシック勝ち馬)に競り勝った。今回は4ヶ月ぶりだが、ダートOPで馬番12番以内だと②②①①③①着で、休み明けでも勝ち鞍がある(今回は4枠6番)。東京ダート1600mで3勝クラスを勝っている馬だが、左回りのダートOPは⑦③着なので、今回は初の盛岡がポイントになりそう。過去10年のJBCクラシックで、同年の帝王賞勝ち馬は①③③⑤②②①④着。
クラウンプライドは初の地方交流重賞となった前走・日本テレビ盃(船橋ダート1800m)で3番手に付け、直線で一旦先頭に立って0秒1差②着に入った。デビュー2戦目と休み明け2戦目が①①着で、中4週の今回は上積みがありそう。ダート2000mはケンタッキーダービー⑬着だけだが、国内で斤量55kg以下だと①①②着なので、斤量55kgでスムーズなら。JBCクラシックで3歳馬が勝利すると02年アドマイヤドン以来、馬券圏内に入ると18年オメガパフューム(②着)以来となる。
同じ3歳馬のペイシャエスは初の古馬相手となった前走の日本テレビ盃が④着だったが、2ヶ月半ぶりで馬体重が3kg増(491kg)となっていた。今回は中4週で、今年は中4週以内だと③①⑤①②着。過去の馬券圏内は馬体重が488kg以下の時で、ダート2000mは今年のジャパンダートダービー(大井)②着の実績があり、左回りでも2勝を挙げているから、ひと絞りあれば巻き返しがあっても。
フィールドセンスは船橋移籍後が③①①着で、初の地方交流重賞となった前走・日本テレビ盃は中団で脚を溜め、メンバー最速の上がり38秒2で差し切った。過去10年のJBCクラシックで、同年の日本テレビ盃勝ち馬は④②②②①⑧①着。過去の馬券圏内はダート1800m以下で、ダート1900mは中央所属時に京都で一戦して④着なので、初のダート2000mに対応できれば。
テーオーケインズは前走の帝王賞(④着)で先行失速となったが、向こう正面で早めに来られて先行馬には厳しい展開だった。盛岡は初めてだが、国内の左回りは③①①①①着で、昨年のチャンピオンズCを6馬身差で圧勝している。③着以下の次走は6戦6勝で、休み明けでも勝ち鞍があるから、4ヶ月ぶりでも変わり身があっていいのでは。
3歳馬カフジオクタゴンは初の地方交流重賞となった前走・白山大賞典(金沢ダート2100m)で出遅れ、早めに進出したが直線で競り負ける形で0秒5差③着。中5週以内の時は①④②①①①着で、中7→3週替わりは悪くなさそう。ダート2000m以下は[4.2.0.1](⑤着以下なし)で、ダート2000mでも勝ち鞍があるから、初のJpn1でもスタートを決めて上手く流れに乗れれば。
オーヴェルニュは前走のシリウスS(中京ダート1900m)がトップハンデ58kgで、先団追走から0秒4差③着に入った。盛岡は初めてだが、左回りのO型コースは4角4番手以内だと①①①②③着で、重賞2勝の実績がある。G1(Jpn1)は⑬⑦⑥⑨着だが、スムーズに先行できれば侮れない面がありそう。川田騎手はJBCクラシックで④①①着で、19年(チュウワウィザード)、20年(クリソベリル)に連覇している。
クリノドラゴンは初の重賞挑戦となった前走・シリウスSがハンデ54kgで、最後方追走からメンバー最速の上がり37秒6で0秒8差④着に押し上げた。今回は乗り替わりとなるが、過去4勝はいずれも武豊騎手とのコンビで、同騎手はJBCクラシックで8勝を挙げている。過去の馬券圏内はダート1900m以下で、ダート2000mは一戦して⑥着なので、初のJpn1で距離延長がどう出るか。
■出馬表へ
■過去5年データへ