全日本2歳優駿のポイント

【好走ポイント】

[1]前走が地方交流重賞or中央の1勝クラスor南関で①着の馬

前走が地方交流重賞or中央の1勝クラスor南関で①着の馬が過去10年すべてで勝利している｡

該当馬:オマツリオトコ､デルマソトガケ､ハセノゴールド､ヒーローコール､プルタオルネ､ペリエール

[2]ダート1200m以上で0秒7差以上での①着あり

ダート1200m以上で0秒7差以上での①着があった馬は17年①&③着､18年①～③着､19年①～③着､20年①&②着､21年①&②着｡

該当馬:オーマイグッネス､コパノハンプトン､デルマソトガケ､ネオシエル､ヒーローコール

[3]父か母父がノーザンダンサー系

16年以降､父か母父がノーザンダンサー系の馬が6年連続で連対している｡

該当馬:オマツリオトコ､コパノハンプトン､スペシャルエックス､デルマソトガケ､ニシケンボブ､ハセノゴールド､ペリエール､マルカラピッド

※人気傾向

1番人気は[2.0.1.2]､2番人気[1.1.0.3]｡6番人気以下で馬券圏内に入ったのは17年6番人気③着ハセノパイロ､19年9番人気③着ティーズダンク､20年6番人気②着ランリョウオー&8番人気③着ルーチェドーロ､21年11番人気③着プライルード｡中央馬ルーチェドーロ以外の4頭は南関所属馬｡

※地方馬

地方馬で馬券圏内に入ったのは17年6番人気③着ハセノパイロ､19年5番人気①着ヴァケーション&9番人気③着ティーズダンク､20年2番人気①着アランバローズ&6番人気②着ランリョウオー､21年11番人気③着プライルード｡過去5年中4年で地方馬が馬券圏内に入っている｡

※JRAの関東馬

16年以降､JRAの関東馬は16年①&②着､17年①着､18年②&③着､19年②着､20年③着､21年②着｡目下6年連続で馬券圏内に入っている｡今年はオマツリオトコ､ペリエールが該当｡

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ハセノゴールド	★		★
2	ヒーローコール	★	★
3	プルタオルネ	★
4	デルマソトガケ	★	★	★
5	コンプラドール
6	リアルミー
7	ニシケンボブ			★
8	ネオシエル		★
9	オーマイグッネス		★
10	スペシャルエックス			★
11	コパノハンプトン		★	★
12	オマツリオトコ	★		★
13	ペリエール	★		★
14	マルカラピッド			★

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのはオマツリオトコ､コパノハンプトン､デルマソトガケ､ハセノゴールド､ヒーローコール､ペリエールとなった｡

ペリエールはデビューからダート1400～1700mで2戦2勝で､前走のオキザリス賞(東京ダート1400m)は砂を被って嫌がるような面を見せたが､メンバー2位の上がり37秒4で0秒6差を付けた｡全日本2歳優駿で前走オキザリス賞①着からの臨戦は昨年の勝ち馬ドライスタウトと同じで､ヘニーヒューズ産駒はドンフォルティスが17年に②着に入り､アランバローズが20年に優勝している｡前走の内容なら8枠13番に入ったのは悪くなさそうだから､外目をスムーズなら｡

デルマソトガケは前走のもちの木賞(阪神ダート1800m)で先団インに付け､メンバー最速の上がり37秒4で押し切った｡地方交流重賞は初めてだが､左回りのダートは中京ダート1800mで1戦1勝｡近親ワイドファラオはダート1600mのJpn1勝ち馬で､母アムールポエジーは川崎ダート2100mで重賞を制しているが､本馬はダート1800mで2戦2勝､ダート1700mで一戦して③着なので､初のダート1600mへの対応がポイントか｡

オマツリオトコはダート1000～1400mで3戦3勝で､初の地方交流重賞となった前走の兵庫ジュニアグランプリ(園田ダート1400m)は先行押し切りで4馬身差を付けた｡過去10年の全日本2歳優駿で､兵庫ジュニアグランプリ①着馬は⑧①③⑩②⑤⑦④着｡父ヴィットリオドーロはダート1800～2100mで4勝していて､その母プリエミネンスは川崎ダート1600mで重賞勝ちがあるから､初のダート1600mでも折り合って運べれば｡

ハセノゴールドはデビューから3戦負けなしで､このコースの前走･川崎若駒OPは2番手追走から勝負所で先頭に立ち､1分46秒2(良)で押し切った｡今回のメンバー中､このコースで勝ち鞍があるのは本馬だけとなる｡過去5年の全日本2歳優駿は良馬場だと1分40秒7～1分41秒6､道悪だと1分39秒2～1分42秒8で決着していて､今回はどこまで時計を詰められるかがポイントになりそう｡

ヒーローコールは川崎ダート1400～1500mだと4戦4勝で､前走の鎌倉記念(ダート1500m)は先行策からメンバー2位の上がり39秒9で2馬身差を付けた｡ホッコータルマエ産駒で､母アインライツは1600～1800mで2勝しているから､初のダート1600mでも侮れない面はありそう｡全日本2歳優駿で鎌倉記念勝ち馬が馬券圏内に入ると､10年③着のキスミープリンス以来となる｡

コパノハンプトンはダートでの3戦が1400mで③①②着で､いずれもメンバー3位以内の上がり36秒9～38秒7を使っている｡今回は7枠11番で､ダートでのふた桁馬番は初勝利を挙げた2走前だけ｡ダート1600mは初めてで､半兄ハッピーグリンは17年全日本2歳優駿で⑨着だったが､本馬はどこまで食い込めるか｡

スペシャルエックスは過去5戦が[3.2.0.0]で､初の地方交流重賞となった前走の兵庫ジュニアグランプリはハナに立ってオマツリオトコから0秒6差の②着に入った｡過去3勝は1200m以下で挙げているのに対し､1400～1500mで②②着だから､今回は初のダート1600mでどうか｡過去10年の全日本2歳優駿で､田中淳厩舎の馬はハッピースプリントが13年①着､ローズジュレップが16年③着に入っている｡

プルタオルネはダート1600mが前走の平和賞(船橋)だけで､その時は先団追走からメンバー最速の上がり40秒5で2馬身差を付けた(勝ち時計1分46秒3･良)｡過去5年の全日本2歳優駿で平和賞勝ち馬は⑦①⑦着で､ヴァケーションが19年に両レースを連勝している｡ダートでひと桁馬番だと①③①着で､3枠3番に入ったのは悪くなさそうだから､内目をスムーズなら｡

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