兵庫チャンピオンシップのポイント

【好走ポイント】

[1]中央のダート1800mの1勝クラス以上で勝ち鞍がある馬

中央のダート1800mの1勝クラス以上で勝ち鞍があった馬が過去5年すべてで連対していて､そのうち3勝している｡昨年はこの条件に該当していた馬が2頭いて､その2頭が①&②着に入った｡

該当馬:キリンジ､ミトノオー､メイショウオーロラ

[2]前走時馬体重が488kg以上の中央馬

前走時馬体重が488kg以上の中央馬は18年①&②着､19年①&②着､20年①&②着､21年①&②着､22年②着｡

該当馬:キリンジ､サンライズジーク､ミトノオー

[3]ダート1700m以上で0秒4差以上での勝ち鞍がある馬

ダート1700m以上で0秒4差以上での勝ち鞍があった馬は18年①&②着､19年①～③着､20年①～③着､21年②&③着､22年①～③着｡過去5年の地方馬で唯一馬券圏内に入ったバンローズキングス(19年③着)もこの条件に該当していた｡

該当馬:キリンジ､ネバーエバー､ミトノオー､メイショウオーロラ

※人気傾向

過去5年で1番人気は[3.1.0.1]､2番人気は[1.4.0.0]｡過去10年の連対馬はすべて5番人気以内の中央馬で､勝ち馬はいずれも3番人気以内｡

※地方馬

過去10年の地方馬で馬券圏内に入ったのは19年7番人気③着のバンローズキングスだけ｡

※位置取り

過去5年の③着以内馬はいずれも4角5番手以内で､4角先頭の馬は②①②②①着｡

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ミコフランシスカ
2	キリンジ	★	★	★
3	サンライズジーク		★
4	マルカラピッド
5	ネバーエバー			★
6	ミトノオー	★	★	★
7	ベラジオソノダラブ
8	ウィンチップ
9	ビキニボーイ
10	ブエラフェルテ
11	メイショウオーロラ	★		★
12	サインポール

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのはキリンジ､ミトノオー､メイショウオーロラで､キリンジとミトノオーがフルマークとなった｡

ミトノオーはO型コースが3戦3勝で､前走の伏竜S(中山ダート1800m)は0秒4差で逃げ切った｡過去5年の兵庫チャンピオンシップはいずれも前走で中央のダートOPを使われていた馬が馬券圏内に入っていて､今年は本馬とマルカラピッドが該当する｡過去3勝は5枠より外枠で､5枠6番に入ったのも悪くなさそうだから､ここでもスムーズに先行できれば｡

キリンジは右回りのダートが⑤①①着で､前走(阪神ダート1800m)は先行策からメンバー最速の上がり36秒7で押し切った｡近親にエアスピネル､エアシャカールなどがいる血統で､能力を秘めていそう｡ダートは4角5番手以内で①①着､4角11番手以下で⑫⑤着なので､初の地方交流重賞でもある程度の位置で流れに乗れれば｡

メイショウオーロラはデビューから牝馬限定のダート1800mで2連勝していて､前走(阪神)は2番手追走から早めに先頭に立って1分51秒8(不良)で押し切った｡牡牝混合戦は初めてで､兵庫チャンピオンシップで牝馬が連対すると06年①着のグレイスティアラ以来となる｡ホッコータルマエ産駒はブリッツファングが昨年のこのレースを制しているから､初の地方交流重賞でもスムーズに先行できれば｡

なお､前走で阪神ダート1800mの1勝クラスを勝った馬は､過去6年のうち4年で勝利していて､今年はキリンジとメイショウオーロラが該当する｡

サンライズジークは前走で⑮着に敗れたが､過去に馬券圏内のない芝だった｡ダートは[2.1.0.1]だが､馬券圏内はいずれも左回りなのに対し､右回りは小倉ダート1700mで一戦して⑨着｡ダートで13頭立て以下だと②①着で､O型コースでも連対歴があるが､今回は初の園田がポイントになりそう｡

マルカラピッドは過去2勝が牝馬限定のダート1200mで､地方交流重賞は昨年のエーデルワイス賞(門別)を制しているが､ダート1400m以上は牡牝混合戦で④⑤⑦着｡母ヴェルメンティーノはダート1800mで2勝しているが､今回は初のダート1870mでどうか｡

ネバーエバーは前走(園田ダート1700m)で最内枠からハナに立ち､5馬身差で押し切った｡過去9戦はダート1700m以下で､ダート1870mは初となる｡ダートは良馬場で④②⑤⑧着､道悪馬場で⑥①⑥④①着｡前走時馬体重が433kgと小柄なので､初の斤量57kgでこのメンバー相手にどこまで食い込めるか｡

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