兵庫チャンピオンシップのポイント

【好走ポイント】
※特にことわりがない限り、データ対象は園田ダート1870mで行われた19～23年兵庫チャンピオンシップ

[1]前走①着の中央馬

17年以降、前走①着の中央馬が7連勝中。

該当馬:エートラックス、チカッパ

[2]前走時馬体重が488kg以上の中央馬

過去5年で、前走時馬体重が488kg以上の中央馬は19年①&②着、20年①&②着、21年①&②着、22年②着、23年①&②着。

該当馬:イーグルノワール、エートラックス

[3]父か母父がノーザンダンサー系の馬

園田ダート1400mで行われた2歳重賞の19～23年兵庫ジュニアグランプリは、父か母父がノーザンダンサー系の馬が5年すべてで馬券圏内に入っていて、そのうち4年で勝利している。

該当馬:イーグルノワール、クルマトラサン、ダイボウケン、チカッパ、リケアサブル

※人気傾向

過去5年で1番人気は[3.1.0.1]、2番人気は[1.3.1.0]。過去10年の連対馬はすべて5番人気以内の中央馬で、勝ち馬はいずれも3番人気以内だった。

※地方馬

過去10年の地方馬で馬券圏内に入ったのは19年7番人気③着のバンローズキングスだけで、同馬は地元の兵庫所属だった。

※位置取り

過去5年の③着以内馬はいずれも4角5番手以内で、4角先頭の馬は①②②①①着。このコースの19～23年兵庫ジュニアグランプリは、4角先頭の馬が5年中4年で連対している。

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	チカッパ	★		★
2	リケアサブル			★
3	エートラックス	★	★
4	ダイジョバナイ
5	イーグルノワール		★	★
6	エコロガイア
7	ギガース
8	ダイボウケン			★
9	クルマトラサン			★
10	クラウドノイズ
11	モズミギカタアガリ

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
複数で｢★｣が付いたのはイーグルノワール、エートラックス、チカッパとなった。

イーグルノワールは前走の雲取賞(大井ダート1800m)で④着に敗れたが、2番手追走から伸び切れなかったところを見ると、距離が長かった可能性がありそう。ダート1700m以下は①①①②着(②着は全日本2歳優駿)で、園田ダート1400mでは昨年の兵庫ジュニアグランプリを制している。休み明けでも勝ち鞍があるから、2ヶ月半ぶりでも実績のあるコースなら巻き返しがあり得そう。武豊騎手は近2年の兵庫チャンピオンシップが②①着。

エートラックスは昇級戦の前走･バイオレットS(阪神ダート1400m)は2番手で脚を溜め、メンバー3位の上がり37秒9で押し切った。ダートで馬番7番以内の時は②①②①着で、3枠3番に入ったのは悪くないだろう。地方交流重賞が初めてで、JRAのダートはレース上がりが38秒4以内で①②①①着、39秒0以上で②④着なので、上がりがかかりやすい地方のダートでどうかがポイントになりそう。

チカッパも地方交流重賞が初めてだが、JRAのダート1200～1400mが②②①②①①着で、前走の昇竜S(中京ダート1400m)は6枠6番から2番手に付け、メンバー2位の上がり37秒0で押し切った。過去3勝は6～8枠で挙げているのに対し、ダートで4枠以内だと②⑤着なので、今回はO型コースでの最内枠がカギになりそう。

エコロガイアは初の地方交流重賞となった前走･ブルーバードC(船橋ダート1800m)でハナに立ち、クビ差の②着に粘った。過去2勝はダート1200mで挙げていて、川田騎手とのコンビでも勝ち鞍があるから、2F短縮は悪くないのでは。今回は6枠6番で、ダートで馬番4番より外枠だと①①②着。ダートは4角2番手以内で①①②着、4角4番手以下で⑤④着なので、ここでもスムーズに動ければ連続好走が見られても良さそう。

ギガースはダート1500m以下が①②①①①着で、前走のネクストスター東日本(川崎ダート1400m)は2番手追走から勝負所で前に並びかけ、②着に0秒5差を付けて快勝した。過去の馬券圏内は左回りで、右回りは2走前の雲取賞⑦着だけだから、今回は初の園田がカギになりそう。

リケアサブルはダート1400mが②②②①①着で、このコースの前走･ネクストスター西日本は3番手に付け、メンバー最速の上がり39秒5で押し切った。半兄ワールドタキオンは昨年のエルムS②着馬で、父ベストウォーリアはダート1870mで行われた13年兵庫チャンピオンシップ②着馬なので、初の中央馬相手でも侮れない面がありそう。

モズミギカタアガリは昨年のエーデルワイス賞勝ち馬だが、過去3回の馬券圏内は牝馬限定戦で、牡牝混合戦は芝･ダートを含めて⑤⑥着。今回は初の休み明け(約4ヶ月ぶり)でもあり、牡馬相手でどこまで食い込めるか。

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