地方競馬情報
南部杯のポイント
【好走ポイント】
[1]同年にG1(Jpn1)で連対がある馬
同年にG1(Jpn1)で連対があった馬が、過去5年すべてで馬券圏内に入っている。該当馬:タガノビューティー、ペプチドナイル、レモンポップ
[2]父サンデー系の馬
16年以降の8回すべてで父サンデー系の馬が連対していて、そのうち5勝している。該当馬:アラジンバローズ、キタノリューオー、ゲンパチプライド
[3]5~6歳の中央馬
過去5年の勝ち馬は、いずれも5~6歳の中央馬。該当馬:キタノリューオー、ダイシンピスケス、ペプチドナイル、レモンポップ
※人気傾向
過去5年で1番人気は[3.0.1.1]、2番人気は[0.2.1.2]。20年以降は4年連続で6番人気以下の馬が馬券圏内に入っていて(20年6番人気①着アルクトス&7番人気③着モジアナフレイバー、21年7番人気②着ヒロシゲゴールド、22年6番人気②着ヘリオス、23年7番人気③着レディバグ)、該当する5頭はいずれも前走⑥着以内の5~6歳馬。今年はウラヤ、サヨノネイチヤ、ダイシンピスケス、ヒロシクン、ペプチドナイル、ボウトロイ、レモンポップが該当。※地方馬
過去10年の地方馬で馬券圏内に入ったのは20年7番人気③着のモジアナフレイバー、23年4番人気②着のイグナイターで、いずれも前走①着だった。今年、前走①着の地方馬はアラジンバローズ、ヒロシクン、ボウトロイ。※関東馬と関西馬
17年以降、7年連続でJRAの関東馬と関西馬がそれぞれ馬券圏内に入っている。番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
1 | レモンポップ | ★ | ★ | |
2 | ミックファイア | |||
3 | ウラヤ | |||
4 | タガノビューティー | ★ | ||
5 | ヒロシクン | |||
6 | キタノリューオー | ★ | ★ | |
7 | サヨノネイチヤ | |||
8 | アラジンバローズ | ★ | ||
9 | ゲンパチプライド | ★ | ||
10 | ダイシンピスケス | ★ | ||
11 | キタノヴィジョン | |||
12 | ゼットセントラル | |||
13 | マイネルアストリア | |||
14 | ペプチドナイル | ★ | ★ | |
15 | ボウトロイ |
【まとめ】
複数で「★」が付いたのはキタノリューオー、ペプチドナイル、レモンポップとなった。
レモンポップは国内のダートで[11.3.0.0]と連外がなく、そのうちG1(Jpn1)は4戦4勝。今回は約4ヶ月ぶりだが、休み明けでJpn1を2勝していて、半年ぶりだった昨年の南部杯は②着に2秒0差を付けて逃げ切っている。過去11勝は4角5番手以内の時で、ダート1600mで馬番1~3番だと2戦2勝なので、最内枠からスムーズに先行できれば2年連続の好走が見られそう。過去10年の南部杯で、前年の優勝馬は①②①④①⑭⑤着。
ペプチドナイルはダート1600mのG1(Jpn1)が[1.0.1.0]で、良馬場だった今年のフェブラリーSを制しているのに対し、前走のかしわ記念は不良馬場で③着。過去8勝はダートの良~稍重馬場で挙げていて、極端な馬場悪化がなさそうなのはプラス材料だろう。3勝クラス以上で休み明けだと③⑩④⑦④③着なので、今回は5ヶ月半ぶりで勝ち切れるか。過去10年の南部杯で、同年のフェブラリーS勝ち馬は⑤④②①①着。
キタノリューオーはJRAのダートOPが[1.1.1.10]で、昨年の師走S(リステッド)勝ちがあるが、ダート重賞はG3で⑪⑫着。東京ダート1600mでの近2走は重馬場で⑦⑦着だが、ダート1600mは良馬場だと[2.1.1.2]、道悪馬場だと[0.0.0.5]で、力の要る馬場がベターだろう。今回は初の地方交流重賞&Jpn1で、どこまで食い込めるか。
タガノビューティーは前走のさきたま杯(浦和ダート1400m、④着)で後方追走からメンバー最速の上がり38秒4で伸びたが、前残りの流れになっていた。ダート1600mのG1(Jpn1)が②④④②着で、②着2回は4角5~6番手の競馬をしているのに対し、昨年の南部杯(④着)は4角10番手から馬券圏内に届かなかった。今回は約4ヶ月ぶりだが、今年のかしわ記念は休み明けで②着に入っているから、ある程度の位置に付けられれば。
ダイシンピスケスは今年に入って①①②着で、初の地方交流重賞となった前走の白山大賞典(金沢ダート2100m)は序盤でハナに立って1秒0差②着に入った。川崎ダート1500mで初勝利を挙げている馬だが、OPでの馬券圏内はダート2000m以上で、ダート1600mのOPは3歳時のヒヤシンスS(東京)⑪着だけなので、今回は500mの距離短縮がポイントになりそう。
アラジンバローズはダート1400~1600mが④③①着で、前走のサマーチャンピオン(佐賀ダート1400m)はハンデ54kgで中団に控え、メンバー最速の上がり37秒2で差し切った。左回りは③④③⑦着で、盛岡は今年のマーキュリーC(ダート2000m)⑦着だけだから、今回は斤量増(54→57kg)とコース替わりがカギか。
サヨノネイチヤは過去15戦が大井で[12.2.0.1]で、初の地方交流重賞となった前走の帝王賞(大井ダート2000m)は中団で進め、地方馬では最先着となる⑤着に入った。ダートは良馬場で5戦5勝、道悪馬場で[7.2.0.1]。ダート1600mは[6.2.0.0]で、距離短縮は問題なさそうだが、初の遠征競馬&左回りでどうかだろう。
ミックファイアはダート1600mが[2.0.0.2]で、そのうちG1(Jpn1)が⑦⑤着。前走のかしわ記念(船橋ダート1600m)は出負け気味のスタートとなったが、道中でポジションを上げて地方馬では最先着となる⑤着(勝ち馬と2秒1差)に入った。今回は5ヶ月半ぶりで、2ヶ月以上間隔が空いた時は①①⑧⑤着。盛岡はハナに立って押し切った昨年のダービーグランプリ(ダート2000m)①着だけで、吉原寛騎手は19年南部杯をサンライズノヴァとのコンビで制しているから、五分のスタートを切れれば侮れなさそう。
キタノヴィジョンは地方交流重賞が初めてで、JRAのダート重賞は過去2年のマーチS(中山ダート1800m)で③④着。過去の馬券圏内がダート1700m以上で、ダート1600mは3歳時の1勝クラスで一戦して④着(東京)。半姉メイショウスザンナは芝重賞勝ち馬で、おじメイショウホムラ(G3の93年フェブラリーS勝ち馬)という血統だが、このメンバーでどこまで食い込めるか。
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