地方競馬情報
名古屋大賞典のポイント
【好走ポイント】
※特にことわりがない限り、データ対象は3月に施行された20~23年名古屋大賞典を含める(20~22年は新装前の名古屋ダート1900m、23~24年は新装後の名古屋ダート2000m)。
[1]前走がJRAのOPか地方交流重賞で③着以内の馬
過去5年の勝ち馬は、いずれも前走がJRAのOPか地方交流重賞で③着以内だった。該当馬:アピーリングルック、カズタンジャー、デルマソトガケ
[2]父か母父がサンデー系の馬
15年以降、父か母父がサンデー系の馬が10連勝中。該当馬:キングオブザナイル、シンメデージー、デルマソトガケ、ベルピット、ラジカルバローズ、レヴォントゥレット
[3]ダート1900m以上のJRA重賞か地方交流重賞で勝ち鞍がある馬
ダート1900m以上のJRA重賞か地方交流重賞で勝ち鞍があった馬は、過去5年すべてで連対している。該当馬:カズタンジャー
※人気傾向
過去5年で1番人気は[3.0.1.1]、2番人気は[1.2.1.1]。過去5年で連対した馬はいずれも4番人気以内。5番人気以下で馬券圏内に入ったのは22年5番人気③着のジンギ、24年6番人気③着のシンメデージー(今年も出走予定)。※地方馬
過去10年の地方馬で馬券圏内に入ったのは17年6番人気③着のカツゲキキトキト、22年5番人気③着のジンギ、24年6番人気③着のシンメデージー。いずれも前走が①着だった。今年、前走①着の地方馬はベルピット。※斤量54kg以下の馬
斤量54kg以下の馬が過去5年すべてで馬券圏内に入っている。今年はアピーリングルック、キングオブザナイル、メルト、ラジカルバローズが該当。| 番 | 馬名 | [1] | [2] | [3] |
| 1 | アピーリングルック | ★ | ||
| 2 | シンメデージー | ★ | ||
| 3 | デルマソトガケ | ★ | ★ | |
| 4 | キングオブザナイル | ★ | ||
| 5 | ベルピット | ★ | ||
| 6 | ラジカルバローズ | ★ | ||
| 7 | カズタンジャー | ★ | ★ | |
| 8 | オケマル | |||
| 9 | レヴォントゥレット | ★ | ||
| 10 | メルト |
※オケマルは出走取消
【まとめ】
「★」が複数付いたのはカズタンジャー、デルマソトガケとなった。
カズタンジャーは地方交流重賞が[1.0.1.0]で、ダート2000mのマーキュリーC(盛岡)を斤量54kgで制している。今回は58kgだが、川田騎手とは[3.3.3.0]と④着以下がなく、斤量58kgでも勝ち鞍がある。同騎手は過去5年の名古屋大賞典のうち、4年(20~23年)で勝利している(昨年は騎乗なし)。中9週以上の時は⑤①①③③着なので、2ヶ月半ぶり(中11週)でも極端な馬体増がなければ。
デルマソトガケは前走の浦和記念が斤量57kgで先団に付け、4角4番手から0秒7差③着に入った。国内のダートは4角5番手以内で③①①①⑤⑤③着、4角8番手以下で⑥⑭⑧着だから、ここでもある程度の位置に付けられれば侮れなさそう。前走時馬体重が518kgという大型馬だが、過去の斤量58kgが⑤⑭着なので、今回は初の59kgでどうかだろう。
アピーリングルックはJRAのダートOPが⑧⑧①着で、前走(東京ダート2100m)は2枠2番から中団に付け、上がり36秒7で差し切った。馬番7番以内の時は②①①②①着で、最内枠に入ったのは良さそう。地方交流重賞が初めてとなるが、右回りでも斤量55kgでの勝ち鞍があるから、斤量増(53→54kg)でも内目をロスなく走れれば。
レヴォントゥレットは前走のみやこSでハナに立ったが、ダブルハートボンド(次走でチャンピオンズC勝ち)に早めに交わされる厳しい展開になっていた。地方交流重賞は今年の日本テレビ盃(船橋ダート1800m)だけで、その時は勝ち馬フォーエバーヤングから0秒5差の②着に入っている。ダート2100~2500mで2勝していて、斤量57kgでも勝ち鞍があるから、1F延長でもマイペースで先行できれば一変があり得そう。
シンメデージーは地方交流重賞がJpn2~Jpn3だと③②②④着で、昨年の名古屋大賞典はハンデ54kgで③着に入っている。11~2月は①①①①①③②②着で、今の時期は良さそう。今年の名古屋グランプリ(名古屋ダート2100m)が斤量57kgで②着に入っていて、馬番3番以内の時は3戦3勝だから、ハンデ56kgでも2枠2番からスムーズなら。
ベルピットは今年に入って②①①①①①着で、前走の道営記念(門別ダート2000m)は②着に0秒7差で逃げ切って連覇を飾った。過去22連対はいずれも門別で、地方交流重賞は22年JBC2歳優駿②着の実績がある馬だが、門別以外では③⑨着で、昨年の名古屋大賞典はハンデ56.5kgで0秒7差⑨着だった。今年は56kgで、どこまで食い込めるか。
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