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社台スタリオンパレード2017が開催される
取材・文・写真/村本浩平

今年の種牡馬展示会シーズンの幕開けとなったのは、2月7日(火)に社台スタリオンステーションで行われた、「社台スタリオンパレード2017」。ディープインパクト、キングカメハメハといったトップサイアーに、今年、初年度産駒をデビューさせるオルフェーヴル、ロードカナロアなど29頭の繋養種牡馬が展示。生産界からの注目度の高さを物語るように、約700名の生産関係者が開場前から足を運んでいた。

この蒼々たるラインナップに、今年から加わったのが3頭の新種牡馬(ドゥラメンテ、モーリス、ミッキーアイル)と1頭の新入厩馬(リーチザクラウン)。一昨年の年度代表馬と昨年の特別賞に選出されたモーリス、一昨年の最優秀3歳牡馬のドゥラメンテ、昨年の最優秀短距離馬のミッキーアイル、初年度産駒からシンザン記念の勝ち馬キョウヘイを送り出したリーチザクラウンと、このラインナップに入ってもまったく引けを取らない実績を持つ4頭の一挙手一投足に、生産関係者の視線は釘付けとなっていた。

3頭の新種牡馬でまず姿を見せたのはドゥラメンテ。これほど多くの人垣に囲まれたのは競馬場以来ということもあるのか、時には尻っぱねをするなど活発な姿を見せていた。

展示の際には現役時に管理をしていた堀宣行調教師がマイクを持ち、「私の調教師のキャリアの中でも特別な馬でした。毎年何百頭も馬を見せてもらっていますが、いまだにドゥラメンテほどの馬に出会えてはいません」と最高の賛辞を送っていた。

3歳時に見せた圧巻のパフォーマンスからしても、競走馬として完成を迎えた暁には、どれほどの活躍を見せるかと思われていた中での引退は残念でならないが、その未知なる可能性を、産駒たちがさらに広げてくれるに違いない。

↑ドゥラメンテ

続いて姿を見せたのはモーリス。ここでも現役時の管理調教師だった堀調教師がセールスポイントを語った。

「モーリスのストロングポイントは、その圧倒的な馬体だと思います。海外に遠征した際には、世界中のホースマンからも感嘆の声をいただいた程です」

現役時から種牡馬のような風格を持っていたモーリスであるが、それを感じさせない程の軽やかな足取りは、堀調教師も話していたように丈夫な脚元が支えていたと言える。今シーズンの種付けシーズン終了後には、南半球へのシャトルも計画されているが、その馬格と何よりも世界にその名を轟かせたパフォーマンスが評価されて、海外でも多くの繁殖牝馬を集めることだろう。

↑モーリス

電撃的な種牡馬入りとなったことを証明するかのように、今年のスタリオンブックに掲載が間に合わなかったミッキーアイル。展示の際には現役時の管理調教師であった、音無秀孝調教師がマイクを持ち、「勝ったレースのすべてが逃げきりという、スピードの違いを示してくれました。スプリントとマイル適性の高さは産駒にも遺伝されるはずです」と話した。

生産界の一大勢力ともなりつつある、ディープインパクト後継種牡馬でも、特にスプリントからマイルで目立った成績を残したミッキーアイルは、ディープインパクト系種牡馬の短距離部門の代表馬ともなり得る。トップサイアーが居並ぶ社台スタリオンステーションでも、実は短距離系の種牡馬はそれほど多くないだけに、ミッキーアイルはその需要に応じる1頭となりそうだ。

↑ミッキーアイル

展示の最後に姿を見せたのは、やはりディープインパクト。昨年まで5年連続でのリーディングサイアー、そしてミッキーアイルだけでなくキズナ、スピルバーグ、リアルインパクトなど後継種牡馬も次々とスタッドインしている。その産駒実績、そして存在感はあのサンデーサイレンスとも並ぶところまで来たとも言える。現役馬にもサトノダイヤモンド、マカヒキなどの種牡馬候補が揃っていることを考えると、今後は「サンデーサイレンス系」に成り代わり、「ディープインパクト系」が構築される日も、そう遠いことではない気もしてくる。

↑ディープインパクト