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春の実績馬か、それとも上がり馬か!? 今週は菊花賞、富士S!
今週は京都で第79回菊花賞(G1、京都芝外3000m)が行われる。神戸新聞杯を制したワグネリアンは天皇賞・秋に向かう予定で、4年連続でダービー馬不在で行われることになった。15年は皐月賞③着のキタサンブラック、16年は皐月賞③着、ダービー②着のサトノダイヤモンドが勝利したが、17年は皐月賞、ダービーとも不出走だったキセキが勝利を収めた。最後の一冠を射止めるのは春の実績馬か、それとも上がり馬か。
登録馬は20頭で、皐月賞①着、ダービー②着のエポカドーロは実績的に最上位だろう。秋初戦の神戸新聞杯はスタートで躓くアクシデントがあり、後方からの競馬になって差し届かず④着に敗れただけに、スタートを決めて本来の先行する形で臨みたいところ。勝てば12年ゴールドシップ以来、6年ぶりの皐月賞&菊花賞二冠馬が誕生となるが、果たして!?
神戸新聞杯組は②③⑤⑥着のエタリオウ、メイショウテッコン、ステイフーリッシュ、タイムフライヤーも登録している。エタリオウはメンバー中最速の上がり33秒9でワグネリアンに半馬身差まで迫り、ダービー④着がフロックではないことを証明して見せた。史上初の1勝馬Vが懸かっていた昨年のダンビュライトは⑤着だったが、エタリオウはどうか。
登録馬のうち、ダービーで掲示板に載っていたのはエポカドーロ、エタリオウ以外だと③着コズミックフォース、⑤着ブラストワンピース。コズミックフォースは秋初戦のセントライト記念で⑦着に敗れたが、ブラストワンピースは新潟記念に向かい、古馬を撃破して35年ぶりの3歳馬Vを飾った。
ブラストワンピースはここまで①①①⑤①着で、唯一の敗戦はダービーだけ。それも出遅れたり、直線で外目に進路を切り替えるロスがありながら0秒2差だったから負けて強し。近親に菊花賞②着のアルナスラインがいるハービンジャー産駒なら距離延長もOKだろう。トライアルを使わずに臨む異例のローテーションで最後の一冠制覇を狙う。
皐月賞③着のジェネラーレウーノはセントライト記念を2番手から押し切って勝利し、秋初戦で好発進を決めた。重賞での好走はすべて中山で、ダービーは2番手で行きたがって⑯着に失速していただけに、初の関西遠征、京都芝外3000mという条件で落ち着いて臨めるかがポイントになりそうだ。
その他、セントライト記念③着のグレイル、皐月賞、ダービーとも不出走だったグループではラジオNIKKEI賞②着のフィエールマン、佐渡S①着のグローリーヴェイズ、兵庫特別①着のアフリカンゴールド、信濃川特別①着のグロンディオーズ、阿賀野川特別①着のユーキャンスマイル、レインボーS②着のシャルドネゴールドなど。
なお、前日10月20日(土)には東京で第21回富士S(G3、東京芝1600m)も行われる。昨年の勝ち馬エアスピネル、そのエアスピネルに競り勝ってマイルCSを制したペルシアンナイト、ヴィクトリアマイル③着のレッドアヴァンセ、3歳馬ジャンダルムなどがここで始動する予定となっている。