独自視点で穴馬推奨!競馬予想支援情報【サラブレモバイル】

サラブレモバイル

メニュー

ログイン

競馬ニュース

ディアドラ、ヴィブロス、リスグラシューが2着! 香港国際競走の結果

写真/森鷹史


12月9日、香港・シャティン競馬場(馬場状態・良)で香港国際競走が開催された(コメントはJRAを通じて発表)。

香港カップ(G1、芝2000m)は、デソウサ騎手騎乗で国内オッズで4番人気に推されたグロリアスフォーエバー(セ4、香・F.ロー)が逃げ切り、初挑戦でG1初制覇を飾った。



グロリアスフォーエバーは最内枠から押してハナを取り切り、タイムワープは2番手に控える。縦長の展開の中、サングレーザーは中団の4番手を進み、ディアドラはそれをマークするようにその後ろで追走する。ステファノスはその直後から。

3~4コーナーに入ると前と後ろの差が詰まりはじめ、サングレーザー、ディアドラは徐々にポジションを押し上げつつ直線へと入る。逃げ込みを図るグロリアスフォーエバー、2番手のタイムワープも渋太く食い下がる。その後ろからノーザンスーパースター、サングレーザー、ディアドラも脚を伸ばす。

だが、残り200mを切っても逃げるグロリアスフォーエバー、2番手タイムワープのまま。伸びあぐねるサングレーザーを交わし、大外からディアドラが猛追するが、タイムワープを交わしたところがゴールだった。

グロリアスフォーエバーはタイムワープの全弟で、同じ逃げ切りで香港カップ兄弟制覇を成し遂げた。2着はディアドラで、秋華賞に続くG1・2勝目はならず。3着にはタイムワープが粘り込み、サングレーザーは差し届かず4着だった。

2着ディアドラ・橋田満調教師のコメント
「仕上がり、体調はドバイの時より良かったです。ゲートも良く出て道中の位置取りも良かったが、少頭数でペースが落ち着き、最後に差し切れなかったです。この馬の持ち味は発揮してくれました」

2着ディアドラ・C.ルメール騎手のコメント
「サングレーザーの後ろを追走しました。その後スピードを上げてゴールまで走り、全力を出しました」

4着サングレーザー・浅見秀一調教師のコメント
「良く走ってくれたけど残念でした。ジョッキーも上手く乗ってくれましたし、馬の状態も良かったです。」

4着サングレーザー・J.モレイラ騎手のコメント
「良い競馬をしたけれど、香港の馬が強かったです。サングレーザーは良く走ってくれました」

9着ステファノス・藤原英昭調教師のコメント
「馬は良い状態でした。内枠なのでもう少し前に行きたかったが出負けしてしまいました。騎手は良く乗ってくれました」

9着ステファノス・W.ビュイック騎手のコメント
「良く走ってくれました。スタートが遅くなったので、内にポジションをとりました。ラスト100メートルからはワンペースになってしまいました」

【全着順】
1着グロリアスフォーエバー(2.01.71)
2着ディアドラ(1馬身)
3着タイムワープ(1馬身1/4)
4着サングレーザー(2馬身1/2)
5着ノーザンスーパースター(2馬身3/4)
6着ゴールドマウント(3馬身3/4)
7着シーズンズブルーム(4馬身)
8着ストーミーアンタークティック(4馬身)
9着ステファノス(4馬身3/4)

香港マイル(G1、芝1600m)は国内オッズで圧倒的な支持を集めたビューティージェネレーション(セン6、香・J.ムーア)が途中からハナを奪い、そのまま後続に大きな差を付けて圧勝した。ビューティージェネレーションは5連勝で、香港マイル連覇となった。



日本馬はヴィブロスが中団を追走し、ペルシアンナイトは後方寄り、モズアスコットは後方追走となった。直線に入ってビューティージェネレーションが突き放し、2番手は横に広がっての争いとなった。

先行馬を見る位置から脚を伸ばしたサザンレジェンドに、外からヴィブロスやペルシアンナイトが差を詰め、モズアスコットも馬群の間から差を詰める。最後までジワジワと伸びたのがヴィブロスで、同馬がゴール前でサザンレジェンドを抑えて2着に上がった。3着がサザンレジェンドで、ペルシアンナイトは最後にもうひと押しができず5着、モズアスコットは7着だった。

2着ヴィブロス・友道康夫調教師のコメント
「仕上がりは良く、海外が好きなのかドバイと同様に落ち着いていました。久々のマイルで後ろ目のポジションでしたが折り合いはついていました。4コーナーではいけるかなと思いましたが、1着の馬が強かったです。負けはしましたが、この馬なりに頑張ったと思います。応援ありがとうございました」

2着ヴィブロス・W.ビュイック騎手のコメント
「友道調教師がしっかり馬をつくってくれました。先々週に栗東で乗ったときも良く、今日は素晴らしい競馬をしてくれました。勝った馬が世界一のマイラーだから仕方がないです」

5着ペルシアンナイト・池江泰寿調教師のコメント
「パドックの雰囲気は良かったけれど、馬場入りの時はもう少し気合がのって欲しかったです。ペースが遅かったので勝った馬にこのままやられるなと腹をくくって見ていました。本来ならばトップギアが入るのに、今回は入りませんでした。ペルシアンナイトらしい走りを見せられるように頑張っていきたいです」

5着ペルシアンナイト・M.デムーロ騎手のコメント
「馬の状態はすごく良い感じでした。ゲートのタイミングは良かったけれど、進んで行きませんでした。3-4コーナーで上がっていったけれど馬場が速すぎて前が止まりませんでした」

7着モズアスコット・矢作芳人調教師のコメント
「反応が悪かったです。ツキも無かったけれど良い時の走りではなかったです。前走が精神的にきついレースだったのでダメージがあったのかも知れません。パドックの感じも良く、フィジカル的に悪いところはありませんでした。ゆっくり休ませて立て直したいです」

7着モズアスコット・C.ルメール騎手のコメント
「スタートから行き脚がつきませんでした。とても残念です。いつものような末脚も見せられなかったのも理由が分かりません」

【全着順】
1着ビューティージェネレーション(1.33.52)
2着ヴィブロス(3馬身)
3着サザンレジェンド(3馬身1/4)
4着ビューティーオンリー(3馬身3/4)
5着ペルシアンナイト(4馬身)
6着ナッシングアイライクモア(4馬身1/2)
7着モズアスコット(5馬身1/4)
8着ワンマスター(5馬身1/4)
9着シンガポールスリング(6馬身1/4)
10着フィフティーフィフティー(7馬身1/2)
11着ビートザバンク(8馬身1/4)
12着カミンスルー(9馬身1/4)
13着ホワットエルスバットユー(10馬身1/4)
14着インズオブコート(12馬身1/4)

香港スプリント(G1、芝1200m)は、K.ティータン騎手騎乗で国内オッズで2番人気に推されたミスタースタニング(セン6、香・F.ロー)が昨年に続いて連覇を飾った。



ピンウースパークが出走取消となり、レースは11頭でスタート。アイヴィクトリーとホットキングプローンが競り合いながら先行し、ミスタースタニングはこれを見る位置で進める。ファインニードルは中団に控えた。

勝負所でミスタースタニングが徐々に進出して前の2頭に外から並びかけ、ファインニードルもこれに連れて前を射程圏に入れる。直線に入り、先行した2頭が失速気味になったところでミスタースタニングが力強く抜け出し、そのまま押し切った。

2着にディービーピンが入り、ここまでは昨年と同じ結果に。3着はビートザクロックが入った。ファインニードルは直線で伸びを欠いて、8着に敗れた。

8着ファインニードル・高橋義忠調教師のコメント
「春(チェアマンズスプリントプライズ)と比べて全体的に理想的な状態でした。良いスイッチを持っているのでジョッキーが跨った瞬間に目が変わりました。ゲートで待たされ、戦闘モードから息が抜けてしまったので、これが一番の敗因だと思います。また来年頑張りたいです」

8着ファインニードル・川田将雅 騎手のコメント
「馬の状態はスプリンターズSの時より素晴らしく良かったです。自信を持ってゲートに入りましたが、待たされて馬が気持ちを失ってしまい、その分ルーズにスタートしてスピードに乗れませんでした。ファインニードルは悪くありません。運がついていなかったです」

6着アイヴィクトリー・C.ルメール騎手のコメント
「少し馬が行きたがっていました。もう少し良い走りをしてくれると思っていましたが、最後の100メートルでもたついてしまいました」

【全着順】
1着ミスタースタニング(1.08.85)
2着ディービーピン(3/4)
3着ビートザクロック(1馬身1/4)
4着リトルジャイアント(1馬身3/4)
5着ボーンインチャイナ(3馬身1/4)
6着アイヴィクトリー(3馬身1/4)
7着リムズクルーザー(3馬身1/2)
8着ファインニードル(4馬身)
9着ホットキングプローン(4馬身1/2)
10着ウィナーズウェイ(5馬身)
11着サーダンスアロット(5馬身1/4)
取消ピンウースパーク

香港ヴァーズ(G1、芝2400m)は地元香港所属でZ.パートン騎手騎乗のエグザルタント(セン4、香・A.クルーズ)が早め先頭から押し切り、G1初制覇を飾った。


最内枠のクロコスミアがハナに立ち、エグザルタントが2番手から。パキスタンスターは先団を見る位置から進め、人気に推されたヴァルトガイストは中団イン、パキスタンスターはその前。リスグラシューは後方に控えた。

4コーナーでエグザルタントが前に並びかけ、直線に入ったところで先頭へ。そこでマクリ気味に進出してきたリスグラシューが襲いかかり、この2頭の一騎打ちに。最後はエグザルタントがねじ伏せるように抜け出し、先頭でゴールを切った。

リスグラシューは2着、離れた3着はルメール騎手騎乗のエジーラ。ヴァルトガイストは直線で伸び切れず5着。クロコスミアは直線で失速し、着外に敗れた。

2着リスグラシュー・矢作芳人調教師のコメント
「勝ったと思いました。日本で走った時より細いと思いましたが、海外ではこれが精一杯ですし、落ち着いていたので心配ないと思いました。ジョッキーは上手く乗ってくれたので、我々の力不足です。一度は前に出ているだけに残念です。ここまで頑張ってくれて馬に感謝します。今回で目処がたったので、また海外に挑戦したいと思います」

2着リスグラシュー・J.モレイラ 騎手のコメント
「良く走ってくれました。勝った馬はこの競馬場で走っている。残り600メートルのところで他の馬と接触し、それが最後に影響したと思います」

10着クロコスミア・西浦勝一調教師のコメント
「状態は良かったです。自分のペースで4コーナーまでスローで楽にしていたので、ひょっとしたらと思いましたが、最後は一杯になってしまいました。力は出し切ったので納得の出来るレースです」

10着クロコスミア・岩田康誠騎手のコメント
「早めに後ろから来られましたが、この馬のレースが出来ました」

3着エジーラ・C.ルメール騎手のコメント
「勝った馬の後ろで理想的な競馬ができました。スタミナがある馬です。少し反応が悪かったですが、最後まで良く頑張りました。リスグラシューはとても素晴らしい馬であることは分かっていましたが、エジーラも良く走ってくれました」

【全着順】
1着エグザルタント(2.26.56)
2着リスグラシュー(クビ)
3着エジーラ(2馬身3/4)
4着イーグルウェイ(3馬身1/2)
5着ヴァルトガイスト(4馬身1/2)
6着パキスタンスター(4馬身3/4)
7着ロストロポーヴィチ(7馬身)
8着プリンスオブアラン(7馬身1/2)
9着サルウィン(7馬身1/2)
10着クロコスミア(8馬身3/4)
11着ラトローブ(9馬身1/4)
12着リヴン(15馬身1/4)
13着レッドヴァードン(22馬身1/2)
14着ミラージュダンサー(40馬身3/4)

※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。※着差は全て1着馬からのものになります。

TOPページに戻る