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福島牝馬Sはデンコウアンジュが3年半ぶりの重賞2勝目を飾る!
写真/小金井邦祥
第16回福島牝馬S(G3、福島芝1800m、晴・良)は、柴田善騎手騎乗で単勝4番人気のデンコウアンジュ(牝6、栗・荒川)が、アルテミスS以来3年半ぶりの重賞2勝目を飾った。
2番人気のダノングレースが少し出負けして後方からになったが、それ以外は揃ったスタート。カワキタエンカがハナに立ち、ウインファビラスが2番手から。1番人気のフローレスマジックは中団外目、3番人気ランドネは好位から、デンコウアンジュは後方に控えた。
10頭立てでペースが上がらず、前半1000mは62秒前後で通過。ここで後方にいたダノングレースが一気に進出し、連れて後続も差を詰め、前は一団で直線を向いた。
直線に入るとミッシングリンクが一旦抜け出しかけたが、外から人気馬が殺到。外に持ち出したデンコウアンジュが残り200mを過ぎて一気に抜け出し、後続を突き放してゴールに飛び込んだ。
2着はフローレスマジックが入り、3着はダノングレース。メイショウサムソン産駒は昨年のキンショーユキヒメに続き、福島牝馬S連覇となった。
【デンコウアンジュ・柴田善騎手の話】
前回も馬場入りから落ち着いていて、雰囲気のいい馬だと思っていましたが、今日も雰囲気が良かったですし、返し馬でコンタクトもうまく取れて、状態に関しては文句ないと思いました。1コーナーでペースが落ち着いて、向正面でもすごくリラックスしていいリズムで走れたので、このペースならいい脚を使ってくれると思っていました。馬の方がペースや仕掛け所をよく分かっていますし、私は邪魔をしないように。(柴田善騎手自身も久々の重賞勝ちで)忘れていました(笑)。かなり勝っていなかったので、これからも頑張りたいと思います。
【全着順】
1着デンコウアンジュ(1.48.1)
2着フローレスマジック(2馬身1/2)
3着ダノングレース(1馬身1/4)
4着ペルソナリテ(ハナ)
5着ミッシングリンク(アタマ)
6着ランドネ(クビ)
7着カレンシリエージョ(アタマ)
8着ウインファビラス(3馬身)
9着カワキタエンカ(5馬身)
10着ビスカリア(ハナ)
※結果・払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください。