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真夏の高速マイル戦! 今週は関屋記念、小倉記念!
今週はサマーマイルシリーズ第3戦・第55回関屋記念(G3、新潟芝外1600m)、開幕を迎える小倉ではサマー2000シリーズ第3戦・第56回小倉記念(G3、小倉芝2000m)が行われる。
関屋記念は現コース(新潟芝外1600m)となった01年以降、決着時計は1分31秒台が7回、1分32秒台が12回となっていて、真夏の高速マイル戦として定着している。先週の新潟は芝もダートも不良まで悪化したが、良馬場に回復すれば今年もスピード勝負が予想される。
なお、1番人気は決着時計が1分31秒5~1分32秒1だと[5.0.3.0]、1分32秒2~1分32秒9だと[2.4.1.4]と成績に差が出るが、今年はどちらに分類されるのだろうか。
プリモシーンは左回りの芝1600mで①⑤①②③①⑧着。⑧着は前走のヴィクトリアマイルだが、先行有利な馬場で出遅れて後手に回っては厳しかった。その中にはレコード決着(1分30秒5)でクビ差②着だった昨年のヴィクトリアマイル、レコード(1分31秒5)と0秒1差で走破して勝利した一昨年の関屋記念も含まれている。左回りの芝1600mで高速決着は望むところ。得意舞台で重賞4勝目を狙う。
クリノガウディーは前走のCBC賞で1番人気⑫着と期待に応えられなかったが、トップハンデ58kgを背負って出負けし、逃げ馬が押し切る展開で直線で狭くなる場面もあった。左回りの芝1600m重賞で斤量56kg以下だと②④③着。コース替わりや斤量減(58→56kg)は好材料のはずで、スムーズな競馬ができれば巻き返しも可能だろう。
アンドラステは重賞初挑戦だった前走のエプソムCでメンバー中最速の上がり35秒6で伸びて④着と健闘を見せた。芝1600mは①①①③着と馬券圏外がなく、新潟芝外1800mのパールSではメンバー中最速の上がり33秒5で差し切りを決めているから、新潟芝外1600mなら前進が見込めそう。騎乗予定の岩田望騎手とも①①④着と相性が良い。ここで人馬ともに重賞初制覇を飾れるか。
アストラエンブレムは芝1600mで[5.3.2.3]で⑤着以下がなく、近3走(③②①着)を見てもマイル替わりが復調の契機となっている感じ。中でも、新潟芝外1600mは3年2ヵ月ぶりの勝利となった前走の谷川岳Sを含めて3戦3勝。新潟記念でクビ差②着もある馬だから、舞台設定は申し分ないだろう。セン馬の勝利となれば、01&02年で連覇したマグナーテン以来となる。
その他、中京記念①③⑤⑰着のメイケイダイハード、エントシャイデン、ミッキーブリランテ、トロワゼトワル、京王杯SC③着のグルーヴィット、エプソムC⑥着のサトノアーサー、巴賞②着のミラアイトーンなど。
ちなみに、関屋記念は7~8枠が16年連続で連対中で、過去16年中13年で勝利している。今年も7~8枠は注目だろう。
小倉記念は菊花賞②着馬サトノルークス、マーメイドS①着のサマーセント、条件戦2連勝中のランブリングアレーなど17頭が登録している。