第74回セントライト記念(G2、中山芝2200m、晴・良)は、内田騎手騎乗で単勝4番人気のバビット(牡3、栗・浜田)が逃げ切り、前走のラジオNIKKEI賞に続いて重賞連勝を飾った。

スタートからスッとバビットが先頭に立ち、競りかけてくる馬もなく単騎逃げの形に。2番人気ガロアクリーク、ココロノトウダイなどがこれに続き、1番人気サトノフラッグは中団から、3番人気のフィリオアレグロは後方に控えた。

スローペースでの逃げとなったバビットが勝負所で後続との差を拡げにかかり、外からマクリ気味に進出したサトノフラッグ、ガロアクリークなども食い下がり、この3頭が一団で直線へ。直線に入ってもバビットの脚は衰えず、そのまま食い下がるサトノフラッグを振り切った。

2着はサトノフラッグ、3着にガロアクリークが入り、重賞勝ち実績があった3頭による決着に。バビットの父は09年のセントライト記念を制したナカヤマフェスタで、親子制覇達成となった。

【バビット・内田騎手の話】
前走でラジオNIKKEI賞を勝ちましたが、メンバーも1勝クラスの馬が多くてフロック気味に思われていたので、ここでどれくらいのパフォーマンスができるかな、と思っていました。相変わらずなかなかいいスタミナをしていて、しぶとい粘りをしてくれました。

ゲートでも大人しくて、スタートセンスがあって自分でサッと行ってくれるので、自分がそれに合わせた形です。ペースはそんなに速くないと思いましたが、中山は全体的に上がりがかからないので、これ以上ラップを速めてもあまり良くないな、と思いました。前回もそうでしたが、4コーナーを回ってからスピードに乗ってくれて、馬がそういう走りを覚えているんだと思います。次は距離が延びますが、折り合いが付くので、この馬のレースができれば十分チャンスがあると思います。

【全着順】
1着バビット(2.15.0)
2着サトノフラッグ(1馬身1/2)
3着ガロアクリーク(1/2)
4着ラインハイト(1馬身1/4)
5着ヴァルコス(アタマ)
6着ココロノトウダイ(7馬身)
7着フィリオアレグロ(クビ)
8着サペラヴィ(クビ)
9着リスペクト(1馬身1/4)
10着マイネルソラス(クビ)
11着ピースディオン(3馬身)
12着ダノンファスト(5馬身)

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※結果･払戻情報は主催者発表のものと必ずご照合ください｡