今週は菊花賞トライアル･第68回神戸新聞杯(G2､中京芝2200m)､第66回オールカマー(G2､中山芝2200m)が行われる｡

神戸新聞杯は皐月賞､ダービーを制し､史上7頭目の無敗の二冠馬に輝いたコントレイルが始動する｡過去20年の神戸新聞杯では､ダービー馬は[7.3.1.0]と信頼性が高く､その勝利の中には2005年の父ディープインパクトも含まれている｡ディープインパクトは単勝1.1倍の断然1番人気に応えて勝利し､デビューからの連勝記録を｢6｣として菊花賞へと駒を進めたが､果たして息子は!?

ヴェルトライゼンデはデビューから①①②②⑧③着｡2走前の皐月賞は外差し馬場で内を突く形になって伸び切れなかったが､ダービーでコントレイル､サリオスに次ぐ③着となり､世代トップクラスの実力を改めて証明してみせた｡父ドリームジャーニーは2007年の神戸新聞杯の勝ち馬で､兄ワールドプレミアは昨年､神戸新聞杯③着から菊花賞制覇に繋げたが､3歳秋初戦でどんな走りを見せるか｡

ディープボンドは皐月賞で⑩着と大敗したが､京都新聞杯を制して臨んだダービーは先行して渋太く粘り､ヴェルトライゼンデと0秒1差の⑤着と健闘を見せた｡2勝は中2週で挙げている馬だが､過去一度の休み明けは②着､デビュー戦は③着で､約4ヵ月ぶりでも仕上がっていれば動けそう｡京都新聞杯と同じ芝2200mのG2なら前進があっても良さそうだ｡

その他､ダービー組は⑨着マイラプソディ､⑩着ビターエンダー､⑮着レクセランス､⑯着マンオブスピリット､京都新聞杯③着のファルコニア､ラジオNIKKEI賞②③着のパンサラッサ､ディープキング､デビューから新馬戦→葉牡丹賞と2連勝中のグランデマーレ､札幌日経オープン④着のシンボなど｡

オールカマーは天皇賞･春①③着のフィエールマン､ミッキースワロー､京都記念②着のカレンブーケドール､七夕賞①着のクレッシェンドラヴ､目黒記念③着のステイフーリッシュなど､10頭が出走を予定している｡