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新種牡馬5頭が登場! 社台スタリオンパレード2021が開催される
取材・文・写真/村本浩平
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今年は午前、午後の二部制で行われることとなった、社台スタリオンパレード2021。この日は28頭の繋養種牡馬が展示されたが、まず姿を見せたのは新種牡馬の5頭だった。
今年のスタリオンパレードのオープニングを飾ったのは、愛2000ギニー(G1)の勝ち馬であるシスキンだった。2歳5月のデビューから連勝を重ねていき、2歳時はレイルウェイS(G2)とフィーニクスS(G1)勝ちを含めて4戦4勝。愛2000ギニー(G1)も10ヵ月ぶりのレースで勝利している。仕上がりの良さと、芝のスプリントとマイルで勝ち鞍をあげているスピード能力の高さも産駒に伝えてくれそうだ。
▲シスキン
続いて姿を見せたのは、シスキンと同じく輸入種牡馬のナダル。ナダルもまた、3歳1月の未勝利戦から破竹の4連勝で、2020年のアーカンソーダービー(G1)を優勝。また、この年の米クラシック有力馬たちが出走してきたサンヴィセンテS(G2)とレベルS(G2)も制しており、骨折せずに順調だったなら、米クラシックウイナーとして名前を残していた可能性は高い。父の果たせなかったクラシック制覇は、産駒に叶えてもらおう。
▲ナダル
サンデーサイレンスの後継種牡馬の中でも、仕上がりの良さやマイル適性の高さに加えて、筋肉質の好馬体も産駒に遺伝させているのがダイワメジャーである。このスタリオンパレードでは自身の展示こそなかったが、父の後継種牡馬としては最初の社台スタリオンステーション入りとなる、アドマイヤマーズが姿を見せた。その父を彷彿とさせる栗毛で筋肉質の馬体だけでなく、マイルG1で3勝の実績も後継種牡馬ではナンバー1。今後は社台グループの名牝がバックアップしていく環境も含めて、最良の後継種牡馬にもなっていきそうだ。
▲アドマイヤマーズ
2歳時から3歳時にかけて、ダートの舞台で8戦7勝という圧倒的なパフォーマンスを見せたのがルヴァンスレーヴ。退けてきた馬にはオメガパフューム、ゴールドドリームと、ダート重賞戦線におけるトップホースの名前もある。注目すべきは旧社台ファーム時代からその血を伸ばしてきた名牝系。日本競馬における適性の高さは疑いようがなく、その上、エピファネイアの活躍を受けてさらに注目が集まる、シンボリクリスエスの後継種牡馬としても、その父系を発展させていくような活躍が期待される。
▲ルヴァンスレーヴ
サートゥルナーリアの引退、そして種牡馬入りは電撃的だったが、ロードカナロアの後継種牡馬を欲する生産界の事情と、エピファネイア、リオンディーズの成功にも証明された、「母シーザリオの種牡馬」への信頼感からしても、種牡馬入りのタイミングとしては、のちに振り返ればこれで良かったと思う時が来るのかもしれない。今後は今年のスタリオンパレードでトリを務めたロードカナロアとともにキングカメハメハ系をさらに発展させてくれそうだ。
▲サートゥルナーリア