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競馬ニュース

2023年度の開催日割と競馬番組についてJRAが発表


2023年度の開催日割および競馬番組がJRAより発表された。おもな内容は以下の通り。

開催日割について

(1)年初および祝日における開催について
年初は、1月5日(木曜)に中山・中京競馬を開催。また、12月28日(木曜)に中山・阪神競馬を開催。

(2)祝日を利用した開催について
年間3日の祝日を利用し、以下のとおり3日開催を実施。

[1] 1月7日(土)~9日(祝・月)
    【成人の日】中山・中京競馬
[2] 9月16日(土)~18日(祝・月)
    【敬老の日】中山・阪神競馬
[3] 10月7日(土)~9日(祝・月)
    【スポーツの日】東京・京都競馬

(3)京都競馬場整備工事に伴う開催の振替について
4月22日(土曜)より京都競馬の開催を約2年半ぶりに再開し、以降の西日本地区の開催は平年同様。なお、平年の第1回および第2回京都競馬については、引き続き京都競馬場整備工事を行うため、2022年度開催日割と同様に、中京競馬または阪神競馬に振り替え。

(4)夏季競馬の開催について
7月29日(土)~8月6日(日)は、暑熱対策の観点から、札幌および新潟の2場開催。

(5)開催日数について
競馬場毎の開催日数については、以下のとおり。

札幌競馬 2開催14日
函館競馬 2開催12日
福島競馬 3開催20日
新潟競馬 4開催26日
中山競馬 5開催42日
東京競馬 5開催45日
中京競馬 4開催32日
京都競馬 3開催29日
阪神競馬 5開催46日
小倉競馬 3開催22日

競馬番組等について
 [1] 重賞競走について

(1)紫苑S(G3)のG2昇格申請について
秋華賞(G1)の前哨戦として競走内容が充実している紫苑S(G3)のG2昇格を、日本グレード格付管理委員会に申請中。格付審査は2023年1月に実施予定。

(2)開催日割の変更に伴う実施日・実施場の変更について 開催日割の変更に伴い、一部重賞競走の実施日・実施場を変更する。

 [2] 新潟牝馬Sのリステッド格付申請について

エリザベス女王杯(G1)に向けた競走として、より一層の充実を図る観点から、2022年は4回新潟競馬において実施された新潟牝馬Sのリステッド格付けを日本グレード格付管理委員会に申請中。格付審査は2023年1月に実施予定。

 [3] 平地の3(4)歳以上オープン競走(除く重賞競走)における出走馬決定方法の改善について

(1)リステッド競走
リステッド競走の出走馬決定方法について、出馬投票により「出走できる馬とならなかった場合」に付与される優先出走できる権利(次走優先権)を付与しないこととし、重賞競走と同様に、該当する競走条件が上位の馬のうち出走馬決定賞金の上位順とする。

(2)リステッド以外の競走
リステッド以外の競走における出走馬決定方法について、より計画的な出走が可能となるよう、3(4)歳以上3勝クラス競走等と同様の出走馬決定方法を導入する。なお、次走優先権は付与しないこととする。また、成績優先馬については「8節以内の前走3着以内馬」とする。

 [4] 障害の特別競走(除く重賞競走)における出走馬決定方法の改善について

競走内容の充実を図る観点から、障害の特別競走(除く重賞競走)においては、重賞競走と同様に、次走優先権を付与しないこととする。

 [5] 各種シリーズについて

(1)ワールドオールスタージョッキーズについて
ワールドオールスタージョッキーズは、第2回札幌競馬第5日・6日に実施する。

(2)サマーシリーズについて
夏季競馬の振興を図るため、「サマーシリーズ」と題して「サマースプリントシリーズ」、「サマーマイルシリーズ」、「サマー2000シリーズ」および「サマージョッキーズシリーズ」を実施する。

(3)ヤングジョッキーズシリーズについて
見習騎手の注目度を一段と高め、騎乗数の増加および騎乗技術の向上を図るとともに、年末の中央および地方競馬双方を盛り上げるため、中央および地方競馬所属の見習騎手による「ヤングジョッキーズシリーズ」を実施する。なお、本シリーズは、全国の地方競馬場で実施する「トライアルラウンド」と年末の「ファイナルラウンド」で構成され、ファイナルラウンドの出場騎手は、トライアルラウンドの成績上位の騎手から選定する。

負担重量について
 [1]負担重量の引上げについて

騎手の健康と福祉および将来にわたる騎手の優秀な人材確保の観点から、平地競走における馬齢重量(3歳9月まで)および3(4)歳以上馬競走の別定重量における基礎重量ならびに最低負担重量を引き上げる。なお、3歳の馬齢重量の引上げは、2024年度から実施。

(1)馬齢重量
現行 牡セン 牝馬
2歳 9月まで 54kg 54kg
10月~12月 55kg 54kg
3歳 9月まで 56kg 54kg
10月~12月 57kg 55kg

変更後 牡セン 牝馬
2歳 9月まで 55kg 55kg
10月~12月 56kg 55kg
3歳 57kg 55kg

(2)3・4歳以上馬競走の別定重量における基礎重量(平地競走)
現行 変更後
57kg 58kg

(3)最低負担重量(平地競走)
対象競走 現行 変更後
オープン競走 48kg 49kg
上記以外の競走 49kg 50kg

 [2] 重賞競走の負担重量の変更について

馬齢重量等の引上げに伴い、別定重量を採用している重賞競走の負担重量を変更する。また、一部G3競走については、加増内容を変更する。

 [3] 年齢によるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量の変更について

スプリントとマイルの区分を明確にするため、年齢によるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量に1400m未満の区分を新設。

 [4] 騎手の負担重量の減量の変更について

騎手の負担重量の減量について、平地競走と障害競走のそれぞれにおいて、それぞれの勝利度数に応じて減ずる重量を設定する。

なお、見習騎手において減量が適用される期間(騎手免許を受けていた期間を通算した期間が5年未満)の取扱いについては、現行と同様に、最初にいずれかの免許を取得した時点から起算する。

女性騎手以外の見習騎手
平地競走の
勝利度数
障害競走の
勝利度数
減ずる重量 出走表の表記
30回以下 10回以下 3kg
31~50回 11~15回 2kg
51~100回 16~20回 1kg

女性騎手
区分 平地競走の
勝利度数
障害競走の
勝利度数
減ずる重量 出走表の表記
見習い騎手 ~50回 ~15回 4kg
51~100回 16~20回 3kg
見習い騎手でない騎手 2kg


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