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新年1回目の対談は、恒例の田辺騎手をお招きしてお送りします
2013.1.17
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西塚信人(以下西) 今回は新年恒例となっております、田辺騎手をお招きして対談をお送りしたいと思います。本日はありがとうございます。

田辺裕信騎手(以下田) よろしくお願いします。というか、いつから恒例になったの?

[西]言うと思った。このコーナーが続く限り、新年は恒例ですからね。

[田]あっ、そう。

[西]まずは乾杯。というか、顔を背けるなよ(笑)。

[田]これいいでしょう(笑)。


[西]それはさておき、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

[田]こちらこそ、よろしくお願いします。

[西]去年は尾関厩舎にあまり乗っていただけませんでした。

[田]乗せていただけませんでしたね。

[西]いや、本当に乗っていないんだよ。いつ乗ったという感じだったんだよね。

[田]あれだけ勝っていたのに、乗せていただけませんでした。

[西]田辺は去年52勝か。

[田]そうですね。

[西]その前が88勝だったよね。

[田]ということは、駄目だったということかな(笑)。

[西]いやいや。去年は1年通して本場所で戦ってきたからね。どうなのかな、ローカル場所と本場所で違うのは何?

[田]馬。

[西]うははは。そんなに違うんだ。

[田]良い馬はやはり上の人たちにいってしまいますからね。

[西]あっ、なるほどね。でも、去年は田辺も良い馬に乗っていたように思うけど。

[田]確かに良い馬に乗せていただいていましたよね。その馬たちでローカルに行っていたら、相当勝てましたよ。


[西]うははは。そりゃそうだろうね。どうなの、同じ500万円下ダート1800mでも、本場とローカルではやはり馬が違ったりするの。特に500万円下とか、未勝利かな。

[田]あぁ、ちょっと違う。特に500万円下は違いますね。秋の福島の500万円下と東京の500万円下では、そりゃ違いますよ。いやぁ、本当に違います。

[西]うははは。それは馬、それともレースなの。

[田]馬ですよね。これは東京では足りないという感じでも、福島だったら勝てるという感じですよ。

[西]一昨年は秋のローカルに行かなかったよね。

[田]土曜日に3場に乗りに行って、日曜日は本場でというセコイことも考えていたんですけど、来るんじゃないというブーイングがあったんで止めました。

[西]えっ、誰に言われたの。

[田]何人かの人に、『まだ来るのか』と言われましたよ。

[西]そうは言われても、もし実現できたらそりゃ良いわ。

[田]最高ですよ。移動は大変だけど、土曜日に勝ち星を稼いで、日曜日に大きいところということになります。でも、セコイ考えは駄目だって(笑)。

[西]どうなの、競馬のスタイル的には、3場で鍛えられたセコ乗りは意識したりするの。

[田]もちろん人気がないときには、内を狙っていますよ。でも、ペースが遅くて、皆さん上手なので馬と馬の間隔もなくて、隙がないんですよね。

[西]隙がないんだね。

[田]よく詰まりますよ。

[西]あっ、内にいるとね。でも、それは乗っている人たちが上手だから、ということなの。

[田]そうでしょうね。間隔が本当に詰まっていて、隙がないんですよ。

[西]そんなに違うんだ。

[田]3場では若い人たちに対して、やる気をみせろというような指示が出たりします。そのために、脚のない馬でマクっていったり、テンからガンガンと飛ばしていったりするような競馬をしかけることがあるので、馬群がバラけるケースも増えてきます。そういう部分を冷静に見極めて乗っていると、確かに楽だったりしますよね。

[西]馬群がバラけることで、付け入る隙も出てくるということだよね。

[田]そういうことですよ。脚のある馬とない馬がハッキリと別れますからね。追いかけるように、一緒に動いていく人もいます。

[西]なるほどね。確かに、東京や中山で馬群がバラバラになるというケースはあまりみかけないですね。あっ、いま思ったのは、第1回の札幌とか函館は密集している印象がある。

[田]あぁ、確かに遅いかも。同じローカルでも違うっちゃ、違う。ガンガン行く馬とはあまりいない。

[西]そうだね。

[田]札幌なんかはローカルでも、3場とはちょっと違いますからね。上の騎手の方たちが乗りにきます。そして、その騎手たちが良い馬に乗ることになるわけですよ。やはり、良い馬というのは良いポジションを取りやすい。前で、良い馬に良い騎手が乗ってバシっと固められると、そこで変に動いて行き難くなりますよね。

[西]そういう意味では1回札幌と2回札幌では違ったりするんだよね。

[田]うんん、そうかな。

[西]夏と言えば、去年は小倉に行ったよね。勝ち星だけをみたら、残っていても良かったのかとも思う。


[田]いや、そんなこともないよ。結果は出ませんでしたが、それまで乗ったことがない厩舎の馬に乗れるようになりましたし、その後関西に乗りに行ったときにも乗せてもらえるようになりましたので、行って良かったと思います。

[西]夏の小倉というのはある意味で英断だったと思うんだけど、何かきっかけがあったの。

[田]前の対談でも小倉に行きたいと言いましたよね。全く同じように、番組をやってもらっている人に言い続けていたんです。最初は“だめ”と言われていたんですが、直前で行っちゃおうかということになったんですよ。

[西]うははは。でも、何で行っちゃおうかということになったんだろうね。

[田]いろいろな方々からお話をいただいたようなんですよね。勝つことはできませんでしたが、確かにたくさん乗せていただきました。

[西]ブッチャけ、かなり勝てなかったよね。

[田]俺の運もなかったかなぁと思います。ブッチャけ、あれだけ数乗っていたら、何頭かハマったり、予想外の激走をする馬がいるもんですよ。

[西]あっ、夏の小倉は福永騎手がアメリカで、川田騎手がヨーロッパに行っていたりして、いなかったんだ。

[田]そう。将雅(川田騎手)、祐一さん、あと岩田さんも北海道で乗っていて、いなかったんですよ。

[西]そうだ、岩田さんもいなかったんだ。

[田]冬ではなく、夏の小倉に行くのであれば、小倉ではなく栗東に滞在するべきでした。

[西]あっ、なるほど。

[田]勝てる馬たちの多くは、小倉ではなく、栗東で調整しているんですよ。

[西]やっぱり、そうなんだ。結局2開催で何勝したの。

[田]正確には6週間なんで、1開催と半分でした。それにしても酷かったぁ(編注:71戦1勝)。

[西]焦りとかあるわけ。

[田]焦りはないけど……。新潟にいた方が良かったとかは考えますよ。でも、やっぱり新潟とはできないですからね。もう腹据えてやるしかねぇと思いました。

[西]うははは。まだ決めていないと思うけど、夏はどうするの。

[田]小倉でしょう(笑)。

[西]えっ、また行くの。

[田]いやぁ、今年は新潟かな。でも、いつか絶対に夏の小倉で頑張るつもりですよ。

[西]北海道はどう。

[田]北海道も考えてはいます。預金通帳の残高と相談しながら、どこに行くか決めますか。

[西][田]うははは。

[西]それもありだわ。でも、去年の小倉で騎乗したことで田辺を知ったという先生方もいらっしゃったんだろうね。

[田]俺も、それで初めてわかった先生がいましたよ。あぁ、○○先生はこの方だったんだとか、違う方と勘違いしていた、というようなこともありましたよ。

[西]そうだろうね。

※以下次回に続く。前回から募集している西塚助手への「指令」は、まだまだ募集中です。上部リンクからお送り下さい!