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今回も皆さんからいただいたご質問にお答えします!
2013.5.9
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今回も、皆さんからいただいたご質問にお答えしていきます!

●パドック周回中に気になった事があるのですが、馬の腰辺りに丸い斑点がいくつも付いているのを見ることがあります。あれは何か施した跡なのですか?(PNユタポーンさん)

恐らくマーキングのことでしょうか。模様にくり抜かれている専用のプレートがありまして(下写真)、それを当ててブラッシングすると毛が逆立ったりすることで絵柄になるのです。市松模様にしている馬もいれば、一本線だけという馬もいます。


ちなみにウチの厩舎はやりません。このマーキングやあとはタテガミを編むというようなことは馬をドレスアップするということでして、そういう意識で馬と接しているという意思表示でしょう。

●毛色によってかかりやすい病気はありますか?(PNネコパンチさん)

芦毛が皮膚癌になりやすいということは言われますが、毛色によってかかりやすい病気というのはありません。ただ、個人的な経験で言わせていただきますと、やはり黒い馬というのは夏負けをしやすいように感じます。

あっ、それと蹄が白い馬というのがいますが、これは黒い蹄と比べて弱いと言われています。なぜそういう話をするかと言いますと、蹄は皮膚の一部とされているからですね。

●皐月賞でエピファネイアが福永騎手に戻って2着に好走しましたが、馬と騎手の相性というのはあるのでしょうか? また、それは具体的にどのようなものでしょうか?(PN佐賀関かさん)

個人的には騎手によって差があると考えたくないといいますか、まずは1頭1頭を力が出せるように、そして勝てるように仕上げるのが我々の仕事であり、何よりもそれが大切だと考えます。

ただ、相性というのはあると思います。誤解してほしくないのは、上手下手という観点ではなく、騎手の個性という部分です。

例えば、ハミのあたり方が人によって違います。引っ掛かる馬に乗ったときに、ハミを抜いて上手く折り合うタイプの騎手もいれば、引っ掛かったところでがっちりとハミを噛ませて我慢する騎手もいます。

また、モタれる馬に対してもそれぞれ騎手によって対処方法が違うわけで、誰が正解ということでなく、真っ直ぐ走らせられれば良いということになりますよね。

ここでおっしゃっておられる福永騎手とエピファネイアについてですが、個人的に考えるのは、どういう状況になると、あるいはどうすると掛かるかということを、福永騎手はそれまで騎乗しているのでよく把握しているはずです。いきなり乗る人よりも、情報を多く持っているのですから、有利と言えるでしょう。

もちろん、何も情報がなく、先入観を持たずに乗ることが良い状況もあります。あくまでケースバイケースということなのですが、何度か乗ることで手の内に入れるということもありますし、1、2回の結果で相性が良い悪いとは言い切れない部分もあります。

話は逸れますが、小野先生が対談で、乗り替わるということはそれだけ弱点を知る人間が増える、とおっしゃっていたことを思い出します。僕としては、馬は点ではなく、線であるという思いがありますので、なるべくその馬にとってより良い方法を、目先だけではなく、将来をも見据えて選択していくことが大事だと考えます。

●西塚さんが勝ち負けを意識してる馬の新聞コメントを話す際、よく出るフレーズとかありますか? または人気を背負いそうだけど半信半疑な際、こんなフレーズで表現しちゃうなーってコメントはありますか?(PNまんぞうさん)

たまにコメントが新聞に掲載されることがありますが、あまりコメントの言いまわしについて意識はしていません。自分が感じたままのコメントしています。良いと感じていれば良いといいますし、厳しいと感じればそういうようなコメントをします。距離が微妙だと思っていれば、そういうコメントをしています。

ただ正直、あまりコメントはしたくはありません。僕が感じていることに絶対はないからです。そういう思いで仕事に当たっていますし、そうすることでもっと、もっとという思いになります。

ただ、ファンの皆様は我々のコメントを参考にされていることも承知していますし、より的確で、より正確なコメントができるようにと思っています。でも、やはり自分自身の感覚が絶対とは思わないようにしています。上手く言えなくてどうもすいません。ただ、それが正直な気持ちです。

●見た目とか乗った感じで 父似とか母似とかってわかるんですか?(PNかずさん)

「この感じはあの種牡馬の産駒」という感覚はあったりすると思います。個人的に言えば、少ない経験のなかですが、フレンチデピュティの血を引く馬の前捌きには、それっぽさを感じるんですよ。ノボジャックをはじめ、フレンチムスメ、クロフネ産駒など、何頭も乗せていただいてきましたが、同じような感覚を覚えるんですよね。他についてはわかりませんが、パッと思い付くのはフレンチデピュティです。

あっ、あとはスウェプトオーヴァーボート産駒ですか。小さくて、ピッチ走法で、ハミの取り方、体の使い方が似ている感覚が、何頭か乗せていただいたなかで経験としてあります。

あと、血統については、体型的には気にするかもしれません。例えば、同じ種牡馬の産駒でも、大きいタイプはこういう傾向にあって、小さいタイプはこういう傾向にある、という感じですかね。

ただ、芝、ダート、あるいは距離に関しては、個人的には気にしません。そこはやはり実馬、動きから得る感触になります。それ以外では、良血馬というのは、調教でそれほどでなくても、競馬に行ってガラリ一変ということがあるんですよ。そういう意味での期待はします。ただ、基本的には、それほど意識はしません。

※西塚助手への「指令」も募集中。皆さんからの質問はまだまだ募集していますので、上部リンクからお送り下さい!