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今週から田中勝春騎手をゲストにお迎えして、対談をお送りします!
2013.11.7
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田中勝春騎手…以下[田]
西塚信人調教助手…以下[西]

[西]今日はお忙しいなかお越しいただきまして、ありがとうございます。

[田]こちらこそよろしくお願いいたします。

[西]お陰さまで読者の方々からご支持をいただいているこのコーナーなのですが、トップジョッキーの方に出演していただくのは本当に稀なので、緊張してしまいます。

[田]またまた。

[西]いや、本当なんですよ。強いて言えば松岡(正海騎手)と田辺(裕信騎手)ぐらいなものです。しかも、田辺はいまのようになる前で、ローカル時代でした。そう、西塚厩舎に乗っていた頃の田辺です。

[田]あ、そうなんだ。

[西]個人的な話で申し訳なのですが、勝春さんとこうした形で食事を一緒にさせていただくのは23年ぶりになるんですよ。

[田]あのときも焼肉だったな(笑)。

[西]そうでしたね。読者の方々のなかにはわからないので、ご説明させていただきますと、僕が子供の頃は勝春さんは西塚厩舎の主戦的な存在でよく乗っていただいていて、僕にとっては憧れの存在でした。

[田]ありがとう。

[西]僕にとっては若くて、勝っていて、そして身近というのが勝春さんでした。ノリさんとか、蛯名さんとか、話をしたことがなかったので、リアリティがないというか、遠い存在に感じていたんですよね。なので、田原成貴騎手と勝春さんが憧れの存在でした。

[田]ヤンチャということかな(笑)。

[西]ははは。ちょうど中学生くらいで、一番競馬も観ていたんですよね。キリサンシ-(※西塚厩舎所属で、91年日経賞を田中勝騎手で勝利)からむこう3、4年ぐらいですね。だから、中野栄治先生とか、いまだに緊張します。それくらいに活躍されていた方々に対しては少なからず同じような感覚があります。

[田]それはあるね。

[西]ははは。

[田]いや、俺たちでもそうだよ。緊張する人っている。

[西]あっ、そうですか。ちなみに誰ですか。

[田]パッと浮かばないけど、いるんだよ。

[西]逆に岡部(幸雄)さんは緊張しなかったりするんですか?

[田]緊張するよ。だいたい、そうだなぁ、郷原(洋行)さんくらいから、岡部さんくらいまでの人たちというのは、緊張するよ。

[西]勝春さんが緊張するイメージがあまりわかなかったりするんですけど(笑)。

[田]いや、緊張する。

[西]勝春さんが子供の頃、JRAの競馬を観たりしていて、憧れたりしたのが郷原さんくらいだったんですか。

[田]そう、その頃のスターだったのが、郷原さんたちだった。

[西]他で言えば、吉永正人さんも同じ年代ですよね。ただ、いまでもお付き合いが深い小島太先生はどうなんですか。少しは緊張しなかったりするんですか。

[田]現役時代は緊張した。いまは調教師と騎手という違いもあるからなのか、そこまでではないけど、それでも緊張感はなくはないよ。

[西]勝春さんの兄弟子はどなたになるんですか?

[田]ウチの厩舎(藤原敏文厩舎)からデビューしたような、兄弟子という存在はいなかった。ただその頃、津曲浩二さんが所属していて、世話になった。

[西]相沢厩舎にいる津曲さんの?

[田]弟さんだね。いまは辞めて、奥さんの実家にあたるお寺の住職さんをやっている。

[西]へえぇ。あ、それは意外でした。師匠の藤原敏文先生は厳しかったんですか?

[田]厳しいところは厳しかったけど、他はどうなんだろうね。意外と言われなかったかもしれない。

[西]藤原先生と勝春さんと言えば、セキテイリュウオーとのコンビです。あっ、あとカチタガールですよ。

[田]カチタガールね(笑)。

[西]いや、本当に詳しいんですよ。あの頃のことは自信ありますよ。あっ、そう言えば、初重賞制覇はオラトリオだったんですね。ノースシャトルだと思っていました。たぶん、読者の方々はご存知ないかもしれません(笑)。

[田]古いね(笑)。

[西]イメージとしては、オラトリオで初重賞制覇の翌年にノースシャトル、そして西塚厩舎のキリサンシーで勝って、一気にブレイクという感じでしたよね。ヤマニンゼファー安田記念を勝ったのは、その2年後ですか。

[田]いや、1年後だったと思う。

[西]あの頃が人生で一番競馬を観ていましたから。

[田]俺もあの頃が絶頂だったよ。

[西]またぁ。あれは3年目、4年目というときですよね。

[田]あの頃にピークを迎えて、そこからは平行線できているわけだよ。

[西]またまたまた(笑)。いや、僕ら凡人が考えますと、そこからここまで乗ってこられていて、経験を積むことでさらに上手くなっていると思うんですよね。

[田]何が上手くなっているのかはよくわからないけど、動きに関してはあの頃が一番動けていた。あとそこからは、技術というか様々な経験を積むことで、この馬はこう乗った方が良いというように、対応することでやってきている。

[西]そういう意味では、肉体的な感覚というか、ピークは騎手の方々でも短かったりするんでしょうか?

[田]本当の意味で良い時期というのは短いと思う。

[西]ご自身のことなので、なおさら冷静に分析されるのかもしれませんが、体力的に落ちてきた瞬間とかって、感じられたことはありますか?

[田]うーん。瞬間というのはまだないね。ただ、年々というか、徐々に差を感じるときはあるかもしれない。

[西]見ている方としてはそういう感覚はないんですよね。

[田]経験を積むことでカバーしているということだよ。

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