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突然の乗り替わりがあったとき、鞍はどうしているのか?
2014.2.6

先週、鞍についての質問にお答えしましたが、それに関連して「昨年12月22日の中山5レースで、ロマンシングジェムが田辺騎手から武豊騎手に乗り替わった際に、田辺騎手の鞍をそのまま使用して騎乗したということなのですが、そういうことはあるのでしょうか?」という質問が届きました。こちらについてもお答えしたいと思います。

まずおことわりしなければいけないのですが、実際の状況について田辺には聞いていません。ご了承ください。

その上でお答えさせていただくと、恐らく借りたというよりも、装鞍をし直さずにそのまま騎乗した、という感じだと思われます。

もちろん、乗り替わりの場合は新たに騎乗する騎手の鞍に装鞍し直す場合が多いのですが、時にそのまま騎乗することがあるんです。

なぜかと言いますと、厩舎装鞍でないと鞍を置けない馬のように、競馬に向けて気持ちが高ぶっている馬がいたり、逆に鞍を外すことで気合いが抜けてしまうケースなど、いくつかの理由が考えられます。

ルール上では、直前での乗り替わりとなった際には鞍はそのままで、斤量のみ騎手側で調整して騎乗することが認められています。

具体的には、例えば斤量が56kgで鞍が2kgとしたときに、騎手の体重が54kgになっていれば鞍は誰のものでも良い、ということなのです。

そして、検量の際には体重と鞍は別々に量っていますので、騎手の方々が重りを保護ベストに入れたり、ブーツに入れたりすることで体重を調整します。

そうなると、乗り替わりとなったときには元々の騎手、今回で言えば田辺よりも体重が同じか、軽い人でなければそのままは騎乗できないということになりますね。

もちろん装鞍をし直すのであれば、そうでなくても問題ありません。ただ、先程もお話したように、厩舎装鞍じゃないと駄目な馬など、馬の事情によって鞍をそのままで出走させるときには、騎手の体重が軽くないと調整ができないんですね。

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騎手の中でも吉田豊さん、江田(照男)さんあたりは体重がかなり軽いので、そこからの乗り替わりとなるとかなり大変です。もしそのまま装鞍をし直さない場合は、選択肢がかなり少なくなってくるはずです。

吉田豊さんは、恐らく体重は49kgくらいではないかと思います。実際、58kgに騎乗する時の鞍は9kgになるわけで、重いと感じますよ。鞍が重い、逆に言えば体重が軽いということで言いますと、吉田豊さんがトップのように思います。

なかには、夏だけ軽くなったり、あるいはレースに向けて絞って一時的に軽くなる騎手の方はいらっしゃいますが、吉田さんは一年を通して軽いです(笑)。

話を戻しますと、乗り替わりということも僕自身経験していますが、ほとんどは装鞍をし直しています。

先日も、中山で他の厩舎だったのですが手伝ったケースで、勝春さんへの乗り替わりがありまして、馬場に向かう途中で鞍を置き直したことがありました。

あと、鞍の貸し借りということで言いますと、例えば関西の方が関東に遠征する際には、前週のレース後に荷物を送ることがあります。でも、その週になって騎乗馬が増えるということが往々にしてあったりします。そういうときには、鞍を借りたりすることはあるようですよ。

実はそこに人間関係があったりして、例えば藤田さんならば松岡の鞍を借りて乗っていることがありますし、貸し借りではありませんが、(中谷)雄太は兄弟子である小野次郎先生の鞍を引き継いで使っていたりします。

鞍は、位置の違いなど、見てもわかりづらい面が多いかもしれませんが、実はそこにいろいろなことが隠されているんですよ。ぜひ、気にしてみてください。

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