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G1を勝つには運も必要だと改めて感じました
2015.6.2
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先週、オークスに出走したココロノアイは7着という結果となってしまいました。

その後、骨折が判明したのですが、幸い命には別状がなかったということで、今は復帰を待ちたいと思います。

尾関厩舎になって、今回のオークスで17回目のG1になります。それだけ経験させていただいていますから、自分自身としては平常心で臨めました。今回も担当スタッフと、「普段通りに」と話をしていたんですよ。

我々はできる限りの仕事を精一杯やっていくしかなくて、こちらが力んでしまえば、馬にも伝わったりもしますから。

僕の仕事として飼い葉を管理させていただいているんですが、今回はとても良く食べていたんですよね。ハードな調教が行われていても、しっかりと食べることができていたので、状態が良いと感じていました。

接する側として手応えを感じながら送り出したオークスでしたが、G1というのは本当に運という部分が大きいと感じます。

もちろん、運の実力のうちと言われますが、それを味方につけられるかどうか。もっと言えば、実力があることは大前提ですが、そういう部分がとても大きかったりするんです。

例えば、直前に雨が降ったことでG1を勝ったと言われる馬もいますが、そういうことです。それが降っていなくても勝ったかもしれませんが、それが僅かでもアドバンテージになった。いや、ライバルたちにとってマイナスになったとすれば、それだけで有利に働いたということですからね。

それはもう人間にはどうすることもできない部分で、それこそ“運”じゃないですか。まさに、勝利の女神を味方につけられるかどうかですね。

また、これは僕自身も先生に聞いてはいないんですが、今回は1週前、そして当週と、追い切りで(横山)ノリさんにお願いしたんです。これまでにはなかったことなんですが、1週前にウッドチップで63秒、当週も坂路で速い時計になったんです。

それを乗り越えて、しかもしっかりと食べることができていたということで、オークスに向けて渾身の仕上げだったんですね。

でもそれは、僕たちとしても想定外という印象だったんですよ。

僕たち助手は、他の厩舎の馬たちに対しても、追い切りの組み立て方を見ていますので、察しがつくんです。

例えば大竹先生のところのルージュバックに対して、どのタイミングで、どのくらいやっていて、どのような感じになっているというのが、だいたいイメージできたりするものなんですよね。だいたい、こんな感じかなぁと思い描いたりするんです。

そういう意味では、今回のココロノアイは恐らく想像以上にハードだったと思います。それだけ先生の思いが詰まっていたということであり、それにココロノアイが耐えて、レースに出走できたということなんです。

そのなかでの7着という結果でしたから、G1を勝つにはやはり運もないと駄目なんだと思うんですよね。

展開についていろいろ言われますが、(ノットフォーマル騎乗の)マユちゃんは結構いいペースで行っていて、後続を引き離している感覚だったらしいんです。でも結果的にはそこまで行けなかった。競馬は1頭で走っているわけではありませんし、みんなの思惑が入り乱れるわけですから、だからこそ難しい。

いや、ブッチャけG1とG2では違いますよ。

ココロノアイはそれを勝つ能力があると信じています。とにかく今は復帰を待ちたいと思います。

そして、今週安田記念に出走するサクラゴスペルもあとは運だけだと思っています。

ここまで順調に来ています。これまで、輸送で体重が激しく増減したりしていますから、飼い葉を任せていただいている僕自身としては、数字だけではなく、見た感じと合わせて、普段通りにしっかりと食べられるように、サポートしていきたいと思っています。

とにかく普段通りに。あとはノリさんにお任せです。

ぜひ、応援してください。

※裁決制度についてたくさんのご意見、ありがとうございます。記事についてはしばらくお待ちください。

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