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来年こそは合格、という気持ちを忘れずに頑張ります
2015.10.20
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先週、調教師一次試験の合格発表がありました。

僕にとって、今年は4度目の挑戦でしたが、残念ながら“サクラ散る”ということで、不合格となってしまいました。

悔しさはもちろん、不甲斐なさも感じていますし、何より気にかけてくださっている先輩や周囲の方々の言葉に申し訳なさを感じずにはいられません。

今年の試験の特徴は、競馬法規という施行規定のカテゴリーの部分が難しかったです。そこも重点的に勉強をしていたつもりだったんですが、想定以上に広範囲に渡って出題されたことで、パーフェクトな回答ができませんでした。

具体的に言えば、海外のレースの馬券が発売されるという競馬法の改正についての論述が求められたんですよね。

確かに、これはJRAにおいてとても重要な出来事なんですが、例年ならば改正があった、あるいは予定のあるものは、翌年、あるいは翌々年に出題されるといように、少し時間をおいて出題される傾向だったはずなんです。ところが、今回はその説明が求められました。

もちろん、これは重大なニュースですし、自分のなかで知識としては持っていましたが、なんとなく書いたという感じで、深く広く勉強はしていなかったというのが正直なところです。

他のジャンルに関しては、例年よりも難しかったわけではないという感触があります。それでも、合格ラインまで正解していたかと言われると言葉もありません。

確かに、1年目のように何を聞かれているかわからないということはなくなりましたが……。いやぁ『またか、お前』と言われてしまいますが、勉強不足を痛感しております。4年目の敗戦を分析するならば、勉強不足以外にございません。

普段一緒に仕事をしている諸先輩方からも「勉強が足りない」との指摘を受けています。矢原さんや二口さんからは「あれだけ勉強していて不合格ならば仕方がないと周囲から言われるくらいやって、ようやくいい勝負ができるんじゃないか」と言われましたが、全くその通りなんです。

大学受験で浪人を経験している人たちとお話をすると、不合格時に感じた悔しさを1年間忘れることなく、そのままの熱い気持ちを継続させたという言葉を聞きます。

僕自身としては、1年間頑張ってやってきているつもりなんですが、甘いんですよね。ある知り合いの方は「禁パチ、禁スロ、禁麻雀……。すべてにおいて禁欲生活だった」とおっしゃっていましたが、それくらいしないと話にならないということなんですよね。試験の足音が聞こえ始めた頃から睡眠時間を削り始めて……というのでは駄目なんだと痛感しています。

僕自身、大学受験は推薦でしたので、甘さが出てしまうのかもしれません。試験前には、顔が変わるくらい追い込まれていなければ駄目なんだと思います。

もちろんできる方はそこまでしなくてもできるのでしょうが、僕のように努力しなければ駄目な人間はそういうことなんですよ。1年間、不合格を知ったいまの気持ちを忘れずにできれば…と思っている方は少なくないはずです。

いやぁ、悔しい。去年よりもより悔しいですよ。来年こそは、過去の4年があったから合格できた、と言いたいです。

僕も36歳を迎えました。ある馬主さんに『早くしないと、俺はもう年だから馬を預けられないぞ』と声を掛けていただいたばかりで、そういうお言葉に不甲斐ない自分に腹も立ってきます。

何とか合格できるように、自分自身に喝を入れて、来年に向けて頑張り続けます。来年は5度目、今度こそはという思いで挑戦していきますので、よろしくお願いいたします。

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