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今年もまずは無事に、一年を過ごしたいと思います
2017.1.11
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

改めて昨年を振り返ると、レッドファルクスがスプリンターズSを勝つことができたことはもちろん良かったんですけど、個人的には怪我をせずに1年間過ごせたということにまず思いが至ります。どんなに落ちても、危ない場面に遭遇しても、怪我をしなかったんですよね。

厩舎の先輩である矢原さんをはじめ、自分の友人たちが大きな怪我をしたこともあったので、余計にそう思うのかもしれません。

何勝するとか、大きいレースを勝つということももちろん大事だと思います。でも、例えば騎手の人たちも、乗っていなければ勝つチャンスはないわけで、まずは怪我をしないこと。月並みかもしれないけど、一番大事だと思うんです。

そういった怪我に関してですが、自衛策というか、対策があって、馬と人間との距離感とか、あるいは馬同士の距離感とか、いろいろな面で細かく違ってきたりするんですよね。それは1頭1頭違いますし、それぞれの特徴を掴みながら対応していくことなんです。

もちろん、それを超えて馬が行動をすることはありますし、それで怪我をしてしまうことはあるんですけど、気をつけるべきことをきっちりすることで怪我を回避することができる確率は高くなります。

そういう感覚になったのは昨年くらいなんですけど、僕自身としては10年前の自分よりも、馬のことがわかってきているから、そうなるんじゃないかと思うんです。

馬の怖さも知ったし、どうすれば危険で、どうすれば安全なのか。そしてこういう馬はこう、というように馬との付き合い方が、まだまだですけど、10年前よりはわかってきたように感じるんです。

だからこそ、1頭1頭に対して、それぞれの特徴を把握することで、より安全に、そしてその馬が力を発揮できるように取り組んでいけるんだと思うんです。

昨年を振り返ったとき、まず思い浮かぶのは怪我をしなかったということで、その次に厩舎の活躍ということなんですよ。

昨年、尾関厩舎は35勝、交流レースを入れると37勝をあげ、優秀厩舎賞にも選んでいただきました。

もちろん、それはそれでとても嬉しいことなんですけど、でもそれぞれ携わる1頭1頭に対して、僕自身がどう接するか。それに対して、馬たちがどう反応するか。それがこの仕事の楽しみであり、それの連続が僕たちの仕事だと思うんです。

以前は、目に見える部分にどうしても意識がいっていましたけど、そうじゃない部分を感じるようにようやくなってきたかなぁ、と思うんです。

それらのすべてが正解なんて思いませんよ。でも、感じようとしなければ感じることはできませんからね。

ですから今年も、同じように馬と接しながら、怪我をしないで頑張っていきたいです。そして、厩舎で働く仲間たちにも怪我をさせないように、できることはやるということです。

もし、馬の癖があるならば、必ず教え合いながら、頑張っていきたいですね。人馬ともに怪我をさせない。そのためにも、できる限りコミュケーションを取ることが大事なんです。

その結果として、ここまで来たら40勝はしてみたいという気持ちはあります。あと少しで40勝というところまで来ていますので、ひとつひとつできることをやっていって、そこの数字に届いてくれたならば、最高ですよ。

とにかくまずは、ひとつひとつできることを毎日積み上げて、また無事に来年を迎えたいと思います。今年もよろしくお願いします。

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