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調教師試験の厳しい現実を、今年も見せられました
2017.9.27
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先週お話ししたように、今年の調教師一次試験が終わりました。

昨年は国際的な時事に関する問題を答えることができませんでしたが、今年は昨年の凱旋門賞の勝ち馬を聞かれて、ファウンドと答えることができました。また、施行規定や馬学に関しても、自分が知り得るだけの知識を書くことができました。

しかし、馬術に関しての問題については、全く知らないものが出てきてしまったんです。いや、これには参りました。

具体的に言うと、馬具の説明を求められたんですけど、その中に全く見たことがない馬具が2つあったんですよ。

具体的には、キネトーン(※)に似た馬具と二本でなる手綱を聞かれて、どちらも僕自身は全く知識がないものでした。

(※)鼻革の一種で、抑えを利きやすくするための馬具。

答え合わせをしても、キネトーンに似たものはそれでも分からなかったくらい珍しいものでした。10年以上この世界にいても見たことがないというのですから、かなりレアなものということは間違いないのでしょう。

しかし、それでも知らなかったことには違いありません。毎年のことながら、自分自身の勉強不足という他に言葉がみあたりません。自分としては勉強してきたつもりなんですけど、それでもまだ足りないということなんだと思います。

僕自身38歳を迎え、そろそろビシッと決めなければならないところに来ていることはわかっているんですけど……。

これまで一緒に受験してきた人たちのなかにも、今年受験をしなくなった方もいらっしゃったりするんですよ。ここでも、厳しい現実を見た思いがしています。

結果は厳しいものを覚悟していますが、とにかく、自分のなかでやる気がある限りは挑戦し続けたいと思っています。

今年も試験前に、厩舎宛にお守りを送ってくださった方がいらっしゃいました。お名前などを書いてなかったもので、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。

そのような方をはじめ、このコーナーの読者の方々からも励ましのメッセージをいただいたりしています。こんな自分に対して応援していただいていることに感謝していますし、だからこそ結果を出したい。

いやぁ、毎度のことなんですけど、本当に悔しいですよ。1年間、仕事をしながら勉強をしてきているんですけど、これでいい、と思えることがありませんからね。やはり、質も量も勉強不足なんだと思います。

ここから来年に向けて、応援してくださる皆さんに何とか良いご報告ができるように、また一から頑張ります。

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