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3日間開催は、馬への負担はそれほどないと思います
2017.10.11
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先週は先月に引き続き、土曜、日曜、月曜の3日間開催が行われました。

以前にも話をしたことがあると思いますが、3日間開催となると、追い切りを行う日が変わってきます。

土曜、日曜に出走する馬たちは、いつも通り水曜に追い切りを行うことが多いようです。それに対し、月曜に出走する馬たちについては、木曜あるいは金曜に追い切りをするケースが出てきます。

月曜に出走する馬が木曜に追い切ると、中3日となります。追い切りからレースまで中3日空けるのか、それとも2日にするのかは馬にもよるでしょうし、そのときの状態にもよるでしょうし、それぞれの陣営の判断で決まります。

個人的な見解を述べさせていただきますと、それまでの馬の過程なども関係すると思うんです。例えば、そこまでレースを走り続けていて、さらに中1週で出走、といった場合ならそれほどやる必要がないので、中2日でも大丈夫となるでしょう。逆に2週連続でしっかりと追い切りをやっておきたいと思えるような馬なら、間隔が空いていた方がベターと言えるんじゃないでしょうか。このあたりは、皆さんが調教欄を見る時の参考になるかもしれません。

レースまでに時間的な余裕があればあるほど、調整で対応できることが増えてきます。そういうことも考えると、レースまで時間的な余裕を作ることは大事になってきます。

まあ、3日間開催ということでいうと、その週というよりも、翌週の方が大変というか、影響を考慮しての調整となるかもしれません。今月の場合は先週が3日間開催でしたから、今週ですね。

というのも、今週は月曜も開催でしたから、翌火曜が全休日となります。つまり、水曜が全休日明けとなって、秋華賞に向かう馬でも全休日明けにいきなり追い切り、というような調整過程になる可能性が出てくるわけです。

昔は全休日明けの水曜にいきなり追い切ることもあったようですが、いまは月曜に競馬に参加せずに休みを取って、火曜に普通に乗って、水曜追い切りという普段通りの調整過程をとることができるようになっています。そういう理由で、トレセン内でも3日間開催の影響を気にする声は少なくなっています。

実際、もし秋華賞に向けて、美浦から京都に輸送して、しかもG1レースということになれば、追い切りの日に投票というのも嫌ですからね。レースまでの時間的な余裕を考えても、普段通り水曜に追い切る方がベターだと思います。

それとこれは、都市伝説的な話なんですけど、3日間開催の全休日明けというのは、馬がいつもの休み明けよりも元気が良いとか、あるいはスクむ馬が多いと言われています。でも実際のところ、馬の仕上げという部分では、3日間開催の影響というのはないように思いますよ。

影響があると言えば、人的な面でしょうか。厩舎みんなで協力しながら対応しなければなりませんので、当然ですが普段とは違った動きが求められるようになります。

11月にも3日間開催がありますが、来月は9月、10月と違って金曜、土曜、日曜(11月3日~5日)の開催となるようです。そうなると金曜に出走する馬を水曜に追い切ると、木曜の中1日で競馬となりますよね。ですから、1週前にしっかりとやるとか、何かしらの対応が求められるケースが出てくるかもしれません。

それでも、馬に負担はそれほどないはずです。ローカルの開催を減らして3日間開催を増やすことで、それだけ馬券が売れるという興行的な意味合いが強いんでしょうし、それでファンの方々が喜んで競馬が盛り上がってくれるのならば、それは良いことだと思っています。

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