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勝ち星が挙がらない状況で、改めて自分たちを見つめ直したい
2018.4.11
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先週終了時点で、我が尾関厩舎はJRAで3勝という成績になっています。この状況について心配している方や、メッセージをくださった方がいらっしゃいましたので、率直にお話をさせていただきたいと思います。

確かに勝ち星は例年に比べて少ないですけど、自分たちがやっている仕事の内容、取り組み方、あるいは飼い葉の内容や調教についても、大きく変わっている部分は思い当たらないんですよ。

もちろん、なぜこのような状況なのか、あるいは自分たちに何か落ち度はないのか、と、常に考えてはいます。

ただ、成績だけにとらわれてしまい過ぎると、むしろ良くないとも思うんですよね。

ブッチャけさせていただきますと、個人的には成績よりも、それぞれがするべき日々の仕事をしっかりとできているのか、ということを強く意識しています。

実際、自分ひとりで勝ち星をどうにかできるものではありません。みんながそれぞれやるべき仕事をやり、それが結集することでしか勝ち星というのは挙げられないと思っています。

これは綺麗事ではなくて、本当にそう思います。そして何より、こういう状況で思うことは、やはり“最後は馬なんだ”ということです。

というのも、我々人間がどれだけもがいて、策を講じようとも、馬場に出て走って、そして最後に頑張っているのは馬たちなんです。

これまでも、我々人間の仕事が良かったから走っていたわけでなく、馬たちが頑張ってくれたからこそ、良い成績が収められてきていたんだと思うんです。

そして、我々人間は本当に馬たちに助けられているんだということが、よくわかります。成績が出なければ出ない時ほど、特にそう感じるんですよね。

以前話したように、レッドファルクススプリンターズSの最後の直線でみせたあの末脚というのは、調教でどうにかできるものでもないですし、鞍上の乗り方でそうなるものでもありません。馬自身の頑張りなんです。

やはり馬は生き物で、機械ではないということなんですよ。

また、こういった思いは、騎手の人たちも同じだと思います。

実際、“最後のハナ差は俺の腕だ”と思っている人はいないと思います。最後に馬が頑張ってくれたからだ、と思っているはずですよ。

確かに、ここまで結果が出ないと、尾関先生自身も苦しい思いをされていると察します。しかし、だからと言って、厩舎全体が意気消沈していてはダメですよね。

臨場に行っていた先週、先々週と、人気になりながら惨敗してしまったケースがありました。応援していただいていた皆様には、申し訳ありません。

しかし、まずは馬たちは無事に戻ってきてくれています。幸い、厩舎の雰囲気も普段通りですし、とにかく馬と先生と仲間を信じていくしかないと、改めて思っています。

簡単じゃないか、と言われるかもしれませんけど、日々の生活の中で、いつもできていたことがいつの間にかできなくなってしまうことがあったりします。それではいけないんですよね。

いまは結果が出なくても、そういう姿勢でいれば、必ずまた馬たちが頑張ってくれることを信じます。いまの不調をむしろチャンスと捉えて、もう1度自分たちを見つめ直しながら、頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。

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