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1/12(日)

フェアリーS(G3)
中山11R 芝1600m 15時45分発走予定

◎⑦ホウオウガイア
○③ジャルディニエ
▲⑥ミーントゥビー
☆⑤ハードワーカー
△⑧レイユール
△⑩ルージュミレネール
△⑫エリカエクスプレス
△⑬ティラトーレ

フェアリーSは毎年のように「収得賞金400万円=1勝馬」の大抽選大会になって、出ていれば有力候補だった馬たちの除外は多々あります。今年は9頭が除外。アルテミスS④着のシホリーンなどは出ていれば「優勝候補」だったでしょう。

結果的に出揃った16頭のメンバーを見ると、函館2歳S(②着)で逃げまくったニシノラヴァンダを筆頭に、前走で逃げた馬が6頭もいます。こうなると、中山は最後の直線もさほど長くないだけに「前傾ラップ」の前崩れになる可能性は高いとみています。そこで、差せる馬、それもアバウトに外を回すだけではなく、馬群も縫える馬を狙いたいと思います。

中心は◎ホウオウガイア。夏の福島新馬戦(①着=1800m)は3~4コーナーで動いた時の俊敏な加速が光り、前走・百日草特別(②着=2000m)はスタート直後に他馬に寄られて落馬寸前の不利がありながら、最後の直線は馬群の間を一瞬伸びかかりました。大竹師によれば、指示を出した時の反応が良すぎるので、初めからマイル戦がベストと分かっていながら、意図的に長めの距離を使っていたとのこと。前走で馬群を縫った経験は今回に活きると思いますし、前が飛ばしてくれる分には、自慢の末脚も活かしやすいはずです。極端に後方になると厳しいでしょうが、今回のマイル戦なら、変に折り合いに気遣う必要がないので、自然体で中団付近を追走する形でしょうか。中間の過程も前走以上。小回り福島コースでの反応の良さから、右回り中山はドンピシャとみます。

相手も差しタイプの○ジャルディニエ。阪神JF(⑩着)はスタート直後に他馬と接触して、ごちゃついたのが最後まで響いた形。中山マイルは昨秋のアスター賞で鮮やかな差し切り勝ち。今回は当時よりも頭数が多いので、あそこまでうまく行くかは微妙ですが、同じ舞台で勝っている強みはあります。中間の動きは絶好。いや、急上昇といえるレベル。最初の2コーナーまでの入りでスムーズに入れれば勝ち負けでしょう。

差しに徹する▲ミーントゥビーも、ここでは侮れない存在。阪神JFは大外枠の時点でかなり厳しかったですが、最後はしっかり脚を使っていました。マイルにもメドが立つ内容。松岡騎手は「差し」に徹する構えで、メンバー弱化のここは勝ち負け。

穴っぽいのは☆ハードワーカー。前走・芙蓉Sは道中の心房細動で競走中止しましたが、好位で折り合って進めていた序盤の運びは決して悪くありませんでした。中間の動きは前走のアクシデントは感じられないもの。マイルに対応できる先行力もあり、これだけ人気がなければ、押さえる手も。

レイユールは中山マイルで新馬勝ち。差す競馬なら、展開も向くでしょう。問題は前走のように出遅れてしまった場合。最初のコーナーがゴチャつく中山マイルでは挽回不可能になる恐れも。

前走逃げ切ったルージュミレネールは抑えも利く自在型。

エリカエクスプレスは新馬を勝ったばかりですが、馬っぷりはかなりのもの。初の関東遠征で輸送クリアなど課題はありますが、あえて外すのは危険かも。稍重の前走で「1分34秒7」は優秀です。

ティラトーレのひいらぎ賞(④着)はレコード勝ちのデンクマールが別格でした。今回も前走の1分33秒0で走れれば、例年ならV時計。外寄りの枠を克服できれば。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑦-③⑥
各1500円(計3000円)
馬連
⑦-⑤⑧⑩⑫⑬
各1000円(計5000円)
馬連
③-⑥⑫
各1000円(計2000円)
合計 10000円
1/12(日)
淀短距離S(L)
中京11R 芝1200m 15時30分発走予定

◎⑰グランテスト
○②ソンシ
▲⑬プルパレイ
☆①バルサムノート
△⑥ワイドラトゥール
△⑧ソウテン
△⑭メイショウソラフネ
△⑯ドロップオブライト

暮れから連続開催の中京コースは、先週は雨の影響を受け、内寄りの悪化が進みました。ただ、その先週は、まだインの粘りが利いていて「内&前有利」の傾向でした。今週土曜は芝競走のサンプル数が少なく、淀短距離Sの指標になるはずだった土曜6R・3歳1勝クラス(芝1200m)が7頭立てで、正直なところ参考になりにくかったのが残念…。ただ、道中最後方7番手にいたガンマジーティーピが残り1Fで外に出して伸びて②着。決して内有利ではなく、徐々に中~外伸び傾向の気配は感じています。

淀短距離Sの最内馬番1番のバルサムノートは、先週だったら絶好の逃げ枠だったのですが、今週の荒れた内からどう出るのか?

それ以上に、人気候補のソンシの馬番2番は気になります。イメージ的には「1400の好位差しタイプ」。内に押し込められて、位置が取れずに中団付近になった時、内寄りの馬場が傷んでいるのが影響する恐れもあります。「対抗」までにとどめた理由もその点にあります。ただ、勝てばあっさりの場面も。

◎グランテストが前走使った京阪杯(⑩着)は、結果的に上位4頭の馬番が「3番、1番、2番、4番」の内枠競馬。本馬は中途半端な10番を引いた時点で既に厳しく、流れに乗れなかった時点で、差し馬でもないので、厳しかったでしょう。今回は前走よりさらに外枠ですが、自然体で前に行くにはむしろ絶好では? それに、6F戦にしてはさほど同型の速い馬がいないので、3~4番手あたりで進められれば、昨夏のCBC賞(③着)の結果からも中京芝1200mは味方に付けられるはずです。

○ソンシは序盤の入り次第か。引く形になると厳しいかも。

▲プルパレイの前走・京阪杯(④着)は、結果的に展開に恵まれませんでしたが、自力で差してきました。今回も同じように中団付近が取れれば、前走時の京都とは違って、差しが利きそうな設定になっている点では台頭余地あり。

☆バルサムノートは最内馬番1番がプラスになるのか? それとも撃沈の枠になるのか? かなり流動的。急激に内寄り悪化が進むと、致命傷になる恐れも。当日のレース傾向、馬場傾向にはご注意ください。

最後に差しが利く流れで、ワイドラトゥールやソウテンは穴っぽい存在。

ドロップオブライトは久々を叩いた上積みがありそう。

メイショウソラフネは2kg増の別定58kgは背負い慣れていない分、少し気になるのですが、直近の充実から外せません。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑰-②⑬
各1500円(計3000円)
馬連
⑰-①⑥⑧⑭⑯
各800円(計4000円)
馬単
②→⑥⑬⑯
各1000円(計3000円)
合計 10000円


1/13(月)

シンザン記念(G3)
中京11R 芝1600m 15時30分発走予定

◎⑧アルテヴェローチェ
○⑤ジーティーマン
▲⑬レーヴブリリアント
☆②タイセイカレント
△①マイネルチケット
△④リラエンブレム
△⑩ゴールデンカイト
△⑭アーリントンロウ

ここは個人的には朝日杯FSの反省レースになります。

朝日杯FSで本命に推したタイセイカレントは、課題のスタートは決めたものの、道中で他馬からのプレッシャーも厳しく、最後は走る気をなくした印象。決して力負けではないとみましたが、最後に嫌気を出した分、果たしてここで立ち直れるかどうか? 朝日杯はもう少し「外伸び馬場」になると考えていたので、馬場読みも間違っていました。反省…。まだ本馬は好走パターンが確立していない分、◎を打ち切るとなると、現状は難しい面もあり☆までの評価に。

朝日杯FSで▲だったアルテヴェローチェをここで◎に昇格したのは、その朝日杯FSでは位置が取れず、序盤でほぼ完敗態勢だったのに、ラストの決め手は見せていた点。父モーリスから前向きすぎる点を引き継いだか、決して乗りやすいタイプではなさそうですが、ほぼ完勝だった2走前のサウジアラビアRCを見ても、G3のマイル戦なら互角以上の存在。そして、今回は「馬齢戦」なので、重賞を勝っていても、他馬と同じ57kgで出られる負担重量の利もあります。朝日杯FSでは馬体面の成長は確実に示し、メリハリの利いた良い馬体になっていました。マイラー色が徐々に濃くなっているようです。中京の芝は、3日間開催ラストの月曜まで行くと、内寄りは相当傷んでいるとみます。その点では「馬番8番」はいい位置。有力馬を内に見られる点で「枠の並び」もいいです。1番人気候補でしょうが、①着固定で勝負します。

相手妙味は同じモーリス産駒の○ジーティーマン。前走・東京スポーツ杯2歳S(⑥着)は力んでみえました。1800mは勝ってはいても本質的には長い印象。そこでのマイル起用。力んでみえた東スポ杯も最後パッタリ止まった訳ではありませんでしたので、体力勝負に持ち込めば、台頭の余地あり。

▲レーヴブリリアントの前走・ベゴニア賞は特殊な展開。それでも、走破時計1分33秒8に一定の価値を認めます。

穴っぽいのは、ダート血統ですが今の傷んだ中京の芝なら、ゴールデンカイトのマイル適性が活きるシーンもありそう。

アーリントンロウは1600mなら自然と逃げる形でしょう。タワーオブロンドン産駒でマイルはギリギリだと思いますし、内寄りの馬場の悪化も気にはなりますが、前に行って、馬場の比較的良い部分を選んで粘り込む形だと侮れません。気性的には、むしろ久々の方が狙いやすいタイプでしょう。

マイネルチケットは「イン差し」ができる馬だけに、もう少しフラットな馬場の方が持ち味は活きるかも。

リラエンブレムは、成長はスローでも、素材はかなりのもの。初戦で見せたレースセンスも光りました。大幅な相手強化がカギですが、押さえておきたい1頭です。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬単
⑧→⑤⑬
各2000円(計4000円)
馬単
⑧→①②④⑩⑭
各800円(計4000円)
馬単
⑤→⑧⑬
各1000円(計2000円)
合計 10000円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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