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1/25(土)

小倉牝馬S(G3)
小倉11R 芝2000m 15時25分発走予定

◎⑩アスコルティアーモ
○⑨クイーンズウォーク
▲⑭コガネノソラ
☆⑯コスタボニータ
△③フェアエールング
△⑥キミノナハマリア
△⑦シンティレーション
△⑫オーロラエックス

小倉は昨夏以来の開催になります。「第1回小倉牝馬S」は昨年1月の小倉開幕日(1月13日)に行われた愛知杯(小倉芝2000m、ハンデ戦)と似たシチュエーション。ちなみに、昨年の小倉開幕日の芝競走の計6レース(障害競走は除く)の勝ち馬の最終4コーナーの位置は「4、4、4、9、2、2番手」。愛知杯は逃げたグランスラムアスクが前半5F57秒4のハイラップで飛ばし、先行勢には厳しい流れ。最初の1コーナーでは10番手にいたミッキーゴージャスが向正面で一気に前に動き、最終4コーナー2番手から押し切りました。

今年も出走しているグランスラムアスクは、近走では以前ほど逃げにこだわっていないので、大方の展開予想はアリスヴェリテが逃げ、ベリーヴィーナス、コンクシェルが好位で我慢するのでしょうか? 昨年の愛知杯ほどのハイラップはないにしても、最終的には「好位に進出できる機動型」に向く設定とみます。

◎アスコルティアーモは、前走・府中牝馬S(⑦着)は内枠も災いした形で、直線で内で包まれて不完全燃焼でした。スムーズだったら、もっと上に来られたとみています。上がり3F33秒5と脚は使えていましたし、重賞でもやれる能力は示しました。本来は「好位差し」のキャラ。今回の組み合わせだと、これまでの競馬では一番多い「道中2番手」よりは1列後ろの3~6番手辺りでしょうか? 早めの栗東入りで、今週の追い切りが抜群の動き。中山内回り芝1800mで好結果を出しているように、機敏なピッチ走法で、小回りコースは合っているでしょう。元々が使い込むより休み明け初戦が「全開」のタイプ。ハンデ54kgならオッズ以上の期待。

○クイーンズウォークは、前走・秋華賞(⑮着)は出負けがすべてとは言いませんが、響いたのは事実でしょう。正直なところ小回り向きの印象はありませんが、オークス(④着)やローズS(①着)の立ち回りから、向かないとも言えません。稍重だったローズSがとにかく強く、多少時計が掛かる馬場がよりベターでしょう。開幕週で「1分57秒台」(昨年の愛知杯を制したミッキーゴージャスは1分57秒9)の高速決着になった時にどうかですが、それでもこのメンバーでハンデ55.5kgなら、発馬が五分なら大崩れはないとみます。

▲コガネノソラは秋華賞(⑨着)が強気な競馬で、前走・チャレンジCは芝が荒れた状況下での内枠が響いた印象です。機敏に立ち回って、差し切った昨夏札幌のクイーンSで小回り適性は証明済み。当時より4kg重いハンデ55kgはカギですが、中山内回り芝1800mで勝った実績もあって、小倉芝2000mは絶好の舞台では?

☆コスタボニータはできればもう少し内枠が欲しかったと思いますが、小倉と似たコース形態の福島芝1800mの福島牝馬Sを勝っているので、コースは合うはずです。ただ、昨秋の2戦はもっと走れても良かったはずなので、今回はあくまでも「押さえ」の評価です。

穴っぽいのは前走・福島記念(②着)が見事だったフェアエールング。今回は早めの小倉入厩。小回りを続けて使っているローテに加え、ハンデ53kgなら押さえる手。

キミノナハマリアは理想は渋った馬場でしょうが、小回りは北海道でも走ったようにこなします。むしろ得意な設定でしょう。

シンティレーションが昨秋の府中牝馬S(②着)で示した1分44秒9の時計対応力は開幕週向き。前走エリザベス女王杯(⑩着)は痛恨の不利。見直しは必要。

オーロラエックスは、唯一重賞に挑戦した昨年12月のローズS(⑨着)は2コーナーで不利があり基準外。昨年6月、京都で1勝クラスを勝った時が1分44秒4の好時計。当時の京都はいくら好時計が続出していたとはいえ、開幕週向きの「軽さ」がある馬です。かなり人気になる分、オッズ妙味は微妙ですが、松山騎手の継続騎乗でやはり評価したい1頭です。

人気になりそうなアリスヴェリテは外枠、同型の多さ、米国遠征後とあって、評価を下げました。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑩-⑨⑭
各2000円(計4000円)
馬連
⑩-③⑥⑦⑫⑯
各800円(計4000円)
馬連
⑨-⑭⑯
各1000円(計2000円)
合計 10000円


1/26(日)

AJCC(G2)
中山11R 芝2200m 15時45分発走予定

◎⑬コスモキュランダ
○⑧ダノンデサイル
▲②レーベンスティール
☆⑥ニシノレヴナント
△⑨ディープモンスター
△⑩ビザンチンドリーム
△⑯チャックネイト

ダービー馬のダノンデサイルが出走してきただけでなく、G1常連の馬たちも何頭かいて、AJCCは昭和後期~平成初期に戻ったような「錯覚」を受けます。これだけ上位陣の層が厚ければ、揃って壊滅は考えにくいです。

狙いは◎コスモキュランダ。前走・中日新聞杯(⑥着)は結果的に逃げ切ったデシエルトに舞台設定や展開がドンピシャすぎましたが、②着ロードデルレイが先週の日経新春杯を快勝したように、レースレベル自体は低くなかったです。コスモキュランダは、中日新聞杯ではそのロードデルレイより0.5kg重いハンデ58kgを背負って0秒3差。もし先週の日経新春杯に出ていれば、ハンデ(再び58kg?)はともかく、好勝負になったと思います。もちろんAJCCの方が、皐月賞やセントライト記念で好走(ともに②着)した中山ですし、パワー型だけに開催が進んで劣化してきた芝も合うとみます。それに外回り芝2200mなら、多少出負けしても追い上げが利きます。理想を言えば、発馬が決まれば、競馬はしやすくなると思います。斤量57kgなら評価を落とせません。

もちろん、○ダノンデサイルも京成杯①着、有馬記念③着ですから、中山は合うでしょう。有馬記念で逃げたことが今回マイナスになるとは思えません。まだ時計の裏付けがない分、最終週の劣化してきた馬場も合うとみます。ただし、斤量58kgは一応のカギになりそう。まだ戦法が確立していない分、初コンビの戸崎騎手も熟慮する面はあると思います。先週の調教の動きが抜群で、状態落ちはなく、評価は落とせません。

▲レーベンスティールは前走の天皇賞・秋が極端な上がり勝負になり、また外枠も響いたか、持ち味が活きなかった印象。ただ、調教では操縦性が上がっています。まだ絶対掛からないという保証がない分、無条件では推せませんが、今回はオールカマーをイメージさせる「枠順」も加味すれば当然好勝負に。ただ、芝質が劣化してきたのは「微妙」とみています。

以上3頭が、順調の強みもあって、強力とみています。

以下の馬たちは、上位3頭が崩れた時の、あくまで②着候補です。

☆ニシノレヴナントは、前走の天皇賞・秋は⑩着ながら最悪と思えた大外枠からの想像以上の頑張り。これが開幕週の超スピード馬場なら、まったく狙えないかもしれませんが、昨年暮れから続く9週目のいまの中山の傷んだ芝質とあれば、評価はまったく変わってきます。オールカマー(⑨着)はスピード負けの感がありましたが、ここは当時よりは時計も掛かるでしょう。

ディープモンスターは実際に傷んでいた京都の芝で浮上した、前走・チャレンジC(②着)を再評価します。もっと綺麗な馬場向きの馬と思っていましたが、劣化馬場の対応力は光りました。距離もこなすとみます。

ビザンチンドリームは、まだ戦法が固まり切れず、成長の余地を残す現状ながら、菊花賞でも最後は⑤着にきています。最終週の中山は、いかにも合うキャラ。決して乗りやすい馬ではなさそうなので、ルメートル騎手が初騎乗という点は気になりますが、下降期に入った感のある古馬陣を狙うぐらいならこちらを買いたいです。

チャックネイトは久々ですが、調教気配がとにかく良く、状態だけなら昨年のAJCCより良いぐらいに見えました。ただ、今年のメンバー構成は昨年①着時よりはるかに強力です。その点はカギになりますが、押さえておきたいです。

ポタジェはあまりに休養が長く、ボルドグフーシュはそこまで調子が上がった感じがしないので見送ります。

アウスヴァールは傷んだ馬場、中山金杯で狙ったボーンディスウェイは外枠が不運でしょう。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬単
⑬→②⑧
各2000円(計4000円)
馬単
⑬→⑥⑨⑩⑯
各1000円(計4000円)
馬単
⑧→②⑬
各1000円(計2000円)
合計 10000円
1/26(日)
プロキオンS(G2)
中京11R ダート1800m 15時30分発走予定

◎⑨ザンライズジパング
○⑩オメガギネス
▲③ドゥラエレーデ
☆⑬カズペトシーン
△①サンデーファンデー
△⑧タマモロック
△⑭ミッキーヌチバナ
△⑯サトノエピック

プロキオンSは昨年までの東海Sを踏襲した形。AJCCもそうなのですが、本来穴候補になるタイプの馬のレース間隔が空いていて、実績上位馬が直近でレースを使っているので、ローテ的にも波乱度は低いとみます。

◎サンライズジパングは昨秋のみやこS(①着)では本命に推しました。前走・チャンピオンズC(⑥着)は陣営も指摘していた通り、完全に「内枠競馬」になり、結果的に馬番12番が響いた形だと思います。それでも、最終4コーナーで勝負にいっての敗戦で、内容は悪くありませんでした。直線で最内を突いたドゥラエレーデとは着順ほどの差はなく、むしろ、今回この着順通りの人気順になるのなら、ここで買う価値はあります。盛岡の不来方賞の快勝を見ても左回りは絶好。ノットゥルノを大きく追いかけた最終追い切りは、負荷をかける音無厩舎らしく、勝負気配が漂っています。狙いは①着固定。

○オメガギネスの前走・みやこS(⑩着)は、あそこまで負けてしまった理由は正直分かりません。間隔を空けた方がいいタイプであり、好走歴もある中京で改めて。

▲ドゥラエレーデの前走・チャンピオンズC(③着)は、ムーア騎手が最内を突いた神騎乗。あの再現をもう一度するのは、なかなか酷だと思いますが、実際にチャンピオンズCでレモンポップ、ウィルソンテソーロに続いた事実は大きいです。

☆カズペトシーンは中京ダート1800m巧者だけに、東京マイルの武蔵野S(②着)の頑張りには正直びっくり。とにかく最後は脚を使うので、上位陣に崩れがあれば台頭十分。

サンデーファンデーはいかにも買いたくなる絶好の馬番1番。すんなり先行での粘り込みは「罠」かもしれないですが、押さえたいです。前走・ベテルギウスSの勝ちタイム1分50秒3は水準に達しています。

タマモロックは、武蔵野Sこそ⑧着に敗れましたが、本質は左回りキャラ。中京ダート1800mも好走歴があります。理想は湿った馬場でしょうが、仮にパサパサでも鉄砲は利くタイプなので押さえます。

ミッキーヌチバナ、サトノエピックは枠が外過ぎるのがネックですが、展開次第で台頭可能な力があると評価します。特に東京で好走歴のあるサトノエピックの中京初参戦は魅力。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬単
⑨→③⑩
各2000円(計4000円)
馬単
⑨→①⑧⑬⑭⑯
各800円(計4000円)
馬単
⑩→③⑨
各1000円(計2000円)
合計 10000円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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