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2/9(日)

東京新聞杯(G3)
東京11R 芝1600m 15時45分発走予定

◎⑥オールナット
○⑫ウォーターリヒト
▲⑯セオ
☆⑧ジュンブロッサム
△①サクラトゥジュール
△④ボンドガール
△⑦ブレイディヴェーグ
△⑨ラーグルフ

東京新聞杯は、広大な東京マイルのコースイメージとは違って、Dコース使用2週目で芝の内寄りの悪化が少なく、全体的に「内&前優位」な傾向があります。過去10年を見てみると…

①優勝馬10頭中、3頭が逃げ切り勝ち。
②優勝馬9頭は「最終4コーナーで7番手以内」だった。
③優勝馬の馬番は「ひと桁馬番」が8頭、残る2頭は10、11番。外枠は断然不利。

もちろん、今年がとんでもない乱ペースになって、東京らしい底力比べになる可能性がないともいえないのですが、今年のメンバー構成を見ると、マイルにしては先行タイプが少ないです。昨年の優勝馬サクラトゥジュールは(今年と同じ)馬番1番を活かして道中6番手から捌きましたが、前走・京都金杯のように位置が後ろになると「今年も…」といくかどうか? 

ジュンブロッサムも昨秋の富士Sのイメージだと中団~後ろか。折り合いに専念したいボンドガール、マイルは微妙に短いと思われるブレイディヴェーグも追走面で苦労する恐れはあります。狙いたいのは「前」で競馬ができる馬。今回の東京新聞杯でオッズ妙味があるのもこのタイプです。

◎オールナットは2歳時の京都2歳S(⑦着)以来の重賞挑戦。当時出走していた①着シンエンペラー、④着ダノンデサイル、⑧着コスモキュランダの現在の活躍を見ると、かなり強い相手と戦っていたことになります。昨夏、函館芝2600mで1勝クラスを楽勝した時は見事でしたが、昨秋に1800mに切り替えてからの2連勝の中味が濃い。好位で折り合って、長く脚を使って、後続を完封しています。直近2戦が上がり3F33秒台。祖母ゴールデンサッシュがサッカーボーイの全妹という血統背景を考えれば、マイルCSを勝ち、有馬記念(③着)でも頑張ったサッカーボーイの面影が本馬には感じられます。飛ばして行きそうな馬もいませんし、1F短縮で追走に戸惑うどころか、好位2~5番手を狙えるのでは? 最後は体力に任せて、脚を使えば、重賞でもやれる見立てです。

○ウォーターリヒトは「内&前優位」の馬場設定でなければ、本当は「頭」から狙いたい1頭でした。調教は前走時以上に動いていますし、地力で差し込んできた京都金杯(②着)のラストの脚は、中京芝1600mでは不利な外枠を考慮すれば頑張っていました。ここはDコース2週目の馬場をどうこなすかだけでしょう。

▲セオは、今回のメンバーなら「逃げ&好位」が狙えるでしょう。先行勢には結果的に厳しい流れになった京都金杯(④着)の粘りも評価。ただ、今回の枠は外過ぎる感もあります。もっと内なら◎まで考えていたのですが…。序盤でどうロスなく前付けできるか。粘り込みは警戒しています。

☆ジュンブロッサムは昨秋の富士Sの内容から当然ここでは優勝候補。ただし、今回の斤量は59kg。マイルCSで位置を取りきれなかった後のレースですし、後手後手に回ると簡単にはいかないかもしれません。

前年の優勝馬サクラトゥジュールは、6番手から内を捌いた競馬が今年もできれば。ただし、操縦は簡単なタイプではない印象。当日のオッズ次第で狙いは変えるかもしれません。

ボンドガールは2000mで折り合う競馬をしてきた後のマイル戦。1600mでも折り合い専念で「後ろ」の位置になると、差し届かぬ傾向が強い舞台設定では気になります。逆に、マイルの流れで、中団付近(場合によっては好位)で楽に折り合えると、あっさり完勝も。別定55kgは魅力です。

人気となりそうなブレイディヴェーグは、マイルCS(④着)は外伸びコースで内枠の不利。本来マイルは忙しく、東京だと1800~2000mがベストイメージなので、ラストの決め脚でどこまでやれるか。ドバイ遠征を考慮に入れつつの始動戦で、勝負度合いはそこまで感じませんが、底力からは外せない1頭。

穴で妙味はラーグルフ。調教でも掛かるところが見られ、乗り難しい面もある馬。今回はマイルに縮めることで操縦がしやすくなれば、追い切り自体は元気に動いているので、体調の良さは活かせるでしょう。一昨年の中山金杯①着のイメージが強いですが、もともとは東京や新潟外回りで好走してきた「大箱向き」。一変があっても。

シャンパンカラーは舞台ベストも、リズム変調で斤量59kgでは厳しいでしょう。

コラソンビートは帰国初戦。1400mまでがベストと思われ、東京1600mは長いでしょう。動きも良化途上といった印象。

ジオグリフは斤量59kgとなると、ラストに影響しそう。それに皐月賞制覇や直近の中山記念、札幌記念の善戦を見ると、軽さを問われる東京コースのイメージが持てません。

オフトレイル、ゴートゥファーストは印を回そうと思っていたのですが、外枠すぎて、差し届くかどうか。外を回ると厳しいのが東京新聞杯の傾向。よって無印です。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑥-①④⑦⑧⑨⑫⑯
各1000円(計7000円)
馬連
⑫-①④⑦⑧⑨⑯
各500円(計3000円)
合計 10000円

 的中!!  馬連④-⑫
15.4倍 × 500円 = 7700円

2/9(日)
きさらぎ賞(G3)
京都11R 芝外1800m 15時30分発走予定

◎⑥ショウヘイ
○⑦ランスオブカオス
▲④ミニトランザット
☆⑩サトノシャイニング
△①ジェットマグナム
△②リンクスティップ
△⑤エリカアンディーヴ

今年のきさらぎ賞はレース傾向がどうこうではなく、上位人気が予想されるサトノシャイニングをまずどう見るかでしょう。前走・東京スポーツ杯2歳S(②着)は勝ち馬クロワデュノールが別格でした。サトノシャイニングは逃げて自ら上がり3F33秒5でまとめたところを差し切られたのなら、相手を褒めるしかありません。一方で、新馬や前走のレース序盤で見せた強めの前進気勢は一応の課題になります。今回は逃げたレースの後なので、どういう競馬をするのか? 抑える競馬も試したい状況で、控えて「追い比べ」になった時、断然人気に見合うだけの馬かどうか、真価を問われる一戦になるでしょう。個人的には逃げてしまえば「完勝」もありとみていますが、クラシックを見据えた今後を考えると、型通りの差す競馬をしたいのでは?と見ています。

◎ショウヘイは京都での新馬戦(②着)が自ら上がり3F33秒2を駆使しながら、超良血マディソンガール(上がり3F33秒0)に屈しました。こちらも勝ち馬を褒めるべきですが、早めに先頭に押し出されながら、それでも最後まで伸びた点は、1頭になるとフラフラする馬も多い新馬戦を考えれば評価したいです。2戦目の未勝利戦(①着)はさらにタメが利いて完勝でした。勝ち時計1分48秒9は、さほど速くありませんが、最後に流したのでやむを得ないでしょう。

強調すべきは中間の調教強化。先週はCWコースで川田騎手が騎乗してラスト1F11秒4。今週も川田騎手が騎乗して11秒3。決め手を磨いて、暮れより一段迫力が増している印象です。何よりこの一戦に限れば、京都1800mを3戦続けて使う「経験値」はモノを言いそうです。立ち回りが上手で、かつラストの持続性に富んでいます。12月の京都の多少傷んだ芝も経験している点も大きく、ノーザンファーム生産馬が1頭だけのここは勝負気配も漂っています。父サートゥルナーリアはもちろん、母父オルフェーヴルが色濃く出ている「体力」を買います。

Sペースからの決め脚勝負とみれば、朝日杯FS③着の○ランスオブカオスは額面通りの評価が必要。朝日杯FSは最後で外に出しての浮上。決してフロックではなく、パワー兼備で冬場の芝も合っているでしょう。ただし、極端に全体時計が速くなった時はカギに。日曜当日の馬場状態や時計の出方は注意が必要。前走では序盤で折り合いを気遣う場面もあり、1F延長もポイントになってきます。折り合えば、1800m自体はむしろ向くとみます。

▲ミニトランザットは、スプリント色が濃かった母イチオクノホシのイメージから、前走・京成杯の好走(③着)はビックリ。個人的には前走はまったくのノーマークで反省しています。むしろ、あれだけの決め脚があるのなら、中山内回り2000mよりも京都外回り1800mはベターでしょう。捌きやすい今回の頭数なら、仮に後方からの競馬でも、もっと走りやすいと思います。

ジェットマグナムのホープフルS(⑦着)は強力メンバー相手に頑張りました。正攻法で運んだ経験が、戦いやすい今回のメンバーで活きそう。

リンクスティップは先週が長めからハード調教。いきなり重賞でどうかはともかく、地力は秘めています。新馬戦(②着)で一緒に走った勝ち馬ミッキーゴールドは先週の若駒S②着ですので一定の価値もあります。

牝馬のエリカアンディーヴは松山騎手と継続コンビ。前肢の回転力と、新馬で見せた持続する脚はA級。ここを使うということは、桜花賞は同じ馬主さんのエリカエクスプレスに任せて、オークス狙いなのでしょう。いきなり重賞は厳しいと見ますが、使ってきた以上は「賞金加算」は見込んでいるはずですので少々押さえます。今回の結果ではなく、今後に向けてどんなレースをするかを見届けたいです。

券種・買い方 組み合わせ・点数
3連単
⑥→④⑦⑩→①②④⑤⑦⑩
各500円(計7500円)
馬単
⑥→①②⑤
各500円(計1500円)
馬単
⑦→⑥⑩
各500円(計1000円)
合計 10000円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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