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7/13(日)

七夕賞(G3)
福島11R 芝2000m 15時45分発走予定

◎⑨ニシノレヴナント
○⑮ドゥラドーレス
▲②コスモフリーゲン
☆⑧シリウスコルト
△④マテンロウオリオン
△⑫シルトホルン
△⑬セブンマジシャン
△⑭バラジ

七夕賞はとにかく1番人気の成績が振るっていない重賞です。過去10年、1番人気の優勝は2017年のゼーヴィントだけ。そのゼーヴィントは1月のAJCC(②着)以来の休み明けでいきなり勝ちましたが、当該年は12頭立てと七夕賞にしては頭数も揃わず、荒れる要素が軽減されていたのも事実です。

過去10年、前走①着馬の優勝がなく、前走①着でハンデが重くなってしまった馬には辛い傾向があります。過去10年のハンデ別成績は次の通り。

57kg[7.3.0.24]
54kg[2.1.2.18]
57.5kg [1.0.1. 3]

優勝馬が出ているのは上記のハンデだけで、57kgが7勝となぜか強いです。55kgは[0.3.2.21]で連対馬は結構出ていますが、56kgは[0.1.0.22]と意外な大不振で、その理由を探すのは正直難しいです。

58kg以上は[0.1.0.8]と良くなく、2016年にハンデ58kgで②着に入ったダコール(5番人気)は前走・新潟大賞典④着から据え置きであり、また、6戦連続での58kgで「斤量慣れ」していたのも大きかったとみます。

今年は、新潟大賞典を制して上位人気濃厚なシリウスコルトが一気の1.5kg増、未知となるハンデ58.5kgを背負うのは相当厳しいとみます。昨夏の小倉記念の優勝馬リフレーミングのハンデ58kgも、福島実績は十分あるとはいえかなり厳しいでしょう。ドゥラドーレス、パラレルヴィジョンのハンデ57.5kgは、何とか買える範囲なのですが、有利とも言えないので悩みます。

理想ハンデと思える57kgはシルトホルンだけで、前走①着馬が過去10年では勝ち切れていない点を除けば、買いやすい1頭でしょう。何より、前走OP特別を勝っても増量がなく、据え置きのハンデ57kgは恵まれているかもしれません。

オッズ妙味を考慮すれば、ハンデの恩恵もある穴馬に注目したいと思います。

特に、前走・目黒記念⑮着で人気急降下必至であろう◎ニシノレヴナント。ダービー当日に行われた目黒記念は、土曜の雨が上がって、馬場が急激に乾きました。特に内寄りから急に乾いた印象。Cコース替わり1週目とあって、内寄りの芝の傷みが軽減できていたのも大きかったと思います。「内&前」に行った馬が活躍して、ダービーも馬番13番から早めに好位3番手を確保したクロワデュノールが完勝しました。馬番17番から7~8番手に付けたマスカレードボール(②着)は外枠で何とか頑張りましたが、枠と当日の馬場傾向を考えると、最大限の立ち回りだったでしょう。

目黒記念のニシノレヴナントは大外・馬番18番を引いた時点で苦戦は否めず、実際に10番人気と評価も上がりませんでした。レースでは、序盤で脚を使って好位で運びましたが、やはり枠のロスが響いたか、最後は脚をなくした形。ただ、2走前の大阪-ハンブルクC(②着)ではアドマイヤテラに0秒1差で続いています。昨年の天皇賞・秋(⑩着)は大外枠の不利がありながら、上がり3F33秒0で伸び、勝ったドウデュースから0秒7差と着順ほど負けていません。有馬記念除外で出走がスライドになった1月のAJCC(⑯着)はサッパリでしたが、G3なら通用するであろう能力はこれまで示してきています。先週の調教はWコースでラスト1F10秒9。今週もラスト1F11秒8で手応え十分に動けていて、むしろ動きは上がっていました。今回は据え置きのハンデ55kg。福島は初めてですが、中山好走型なので、コース的な不安もないでしょう。枠的にも、行きそうなシリウスコルトを視界に入れて走れそうな「馬番9番」。Bコース1週目とはいえ、芝の内寄りの傷みは出ています。開幕週ほど内優位にならないとみれば、枠もちょうどいい位置でしょう。

対抗の○ドゥラドーレスは、ハンデ57.5kgは確かにカギです。それに大外枠。当初は◎まで考えていましたが、枠的に距離ロスを強いられる恐れは出てきました。それでも、超高速決着になった前走・エプソムCで②着は高く評価したいです。「大箱」の東京コース向きのイメージはありますが、実際には札幌や小倉(小倉日経賞)を勝ち切っており、小回り性能もある馬です。負担重量と枠はポイントですが、中間の動きに出来落ちは見られず、評価は下げられません。

▲コスモフリーゲンは急激に力をつけてきました。3勝クラスを勝ったばかりで「ハンデ56kg」は見込まれた印象もありますが、前に行ける脚質も福島にはマッチしていますし、前走・サンシャインS①着時に「2分10秒4」と速い時計で乗り切ったのも評価。馬番2番からどう乗るか? 下げずに攻める競馬ができれば、V圏内でしょう。

☆シリウスコルトはハンデ58.5kgが一番のカギ。それと、前走・新潟大賞典がかなりスローの逃げになっただけに、ここでも展開の助けがあるかでしょう。2走前の福島民報杯は勝ち切りましたが、当時の②着馬バラジとは「0秒1差」で、決定的な差はついていなかったのも事実。直近2戦よりも1.5kg増で、どれだけやれるか? 

マテンロウオリオンは前走・しらさぎS(⑥着)はマイルの流れに乗り切れなかった印象ですが、最後は上々の伸び。実績を考えるとハンデ56kgはおいしいでしょう。過去にNHKマイルC②着の実績があって、コスモフリーゲンあたりと「同ハンデ」なのは恵まれていると思います。

シルトホルンは前走より相手が強くなった点がどう出るか。

セブンマジシャンは3歳時にセントライト記念④着。現在は3勝クラスで「格上挑戦」の身ですが、好走例の多いハンデ54kgは魅力。近走も大負けしている訳ではなく、前走・花のみちS(②着)は初のマイル挑戦でもブリンカー効果もあり、置かれることはなく中団確保から最後は脚を使っていました。3歳時に京成杯(③着)やセントライト記念(④着)など重賞で見せ場をつくっていて、格下感はありません。今回の枠は外過ぎる印象はありますが、前走から4kg減が活きれば。

バラジは福島民報杯(②着)でのシリウスコルトとの0秒1差を評価します。ただ、これも枠は外すぎたか。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑨-②⑮
各1500円(3000円)
馬連
⑨-④⑧⑫⑬⑭
各1000円(5000円)
馬連
⑮-②⑧
各1000円(2000円)
合計 10000円

 的中!!  馬単②-⑮
7.8倍 × 1000円 = 7800円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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