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9/21(日)

オールカマー(G2)
中山11R 芝2200m 15時45分発走予定

◎①コスモキュランダ
○⑨ドゥラドーレス
▲④レガレイラ
☆②リビアングラス
△③クロミナンス
△⑤ホーエリート
△⑦ヨーホーレイク

もともと、近年の秋の古馬戦線は分散する傾向だった上に、今夏は新潟記念がハンデ戦から別定戦になったことで、さらに分散化に拍車がかかりました。

馬場的には土曜に雨もある予報となっているので、極端に速い決着になるかどうか? 展開はほぼリビアングラスの逃げでしょう。ペースはさほど上がらずのSペースから、ある程度の位置を取れた馬が有利では? 

推理はドゥラドーレス、レガレイラの兄妹をどう見るかでしょう。人気2頭のどちらかと見れば、馬券的には「平穏」。ただ、2頭とも、気になる面はあります。

○ドゥラドーレスは重賞になると勝ち味に遅く、今回も脚質的には「中団~後方追い上げ」になりそう。ここは頭数が少ないので捌くのにはさほど手間取らないでしょうが、前走・七夕賞(②着)はメンバーや位置取りからも勝ち切っておきたい競馬だったと思います。菊花賞(④着)で距離の融通性は示していますが、近走は1800~2000m主体のローテーション。休養も挟みつつ、6歳にして軌道に乗ってきた印象はありますが、全幅の信頼を置くまでは? 

▲レガレイラは前走・宝塚記念(⑪着)が道悪だったとはいえ、あそこまで負けてしまったのは意外でした。骨折明けの影響もあったのでしょうか。昨秋も有馬記念以外は、実は弾け方は今ひとつで、見極めが難しいタイプです。その有馬記念のように、ある程度の位置を取れればいいのですが…。宝塚記念当時も決して動きは悪く映らなかっただけに、評価に悩みます。土曜の雨がそこまで残るとは思えませんし、馬場もある程度回復するとみれば、当然単勝まであるでしょう。パドックの気配、そして発走時点での馬場状態にはご注意を。

◎コスモキュランダは昨年の皐月賞、ダービーでも本命に推しました。今年1月のAJCC(③着)でもダノンデサイル、マテンロウレオを相手に「0秒1差」で続き、極端な上がりを要求されない中山となれば、やはり目が離せない存在。特に中山の外回りの「コーナーの緩さ」は追い上げるには絶好でしょう。もっとも、位置取りは後ろと決め付けた訳ではありません。丹内騎手が乗ると、大阪杯(⑧着)でもそうだったように、ソコソコの位置を取れる傾向にあります。今回強調したいのは、前走・札幌記念(⑩着)からの上積みです。前走は函館で調整しましたが、小回りすぎる面もあって、調教ではなかなか上がってこなかった印象でした。

これまでの結果を見ても、使って良くなるタイプ。結果的に内の攻防で決まってしまった今年の札幌記念では、外を追い上げる形では厳しかったと見ます。坂路で追った今週の動きは悪くなく、スタート次第では「好位付け」があるかも。また、今回は大胆に乗れる「人気」だと思います。能力的には1、2番人気でも不思議ないはずですが、そこまで沸騰しないでしょう。中山外回り2200mは、アーバンシックに差されたとはいえ、昨秋のセントライト記念(②着)も早めに動いて見せ場十分でした。先のG1より、まずは目先のベスト舞台のここが勝負。理想は土曜の雨が残れば残るほど、持ち味が活きるでしょう。

相手は人気の2頭ですが、展開的には☆リビアングラスの逃げ粘りは妙味。札幌芝2000mは忙しかったが、2200mなら今年2月の京都記念(②着)の粘走もあります。中山では今年の日経賞(④着)が粘り強い走り。先行策がかなうなら、粘り強く走れるでしょう。

力的には、クロミナンスが昨秋のアルゼンチン共和国杯(②着)のパフォーマンスを見せられればここでもと思いますが、なにしろ脚部不安明けで既に8歳馬。そこまで求めるのは? 押さえ評価。

ホーエリートは前走・目黒記念(②着)がいかに展開にうまく乗れたとはいえ、2番手から価値ある粘り。ここはリビアングラスの「2番手」でしょうか。同様の展開利は見込めるでしょう。

ヨーホーレイクは使い込むよりは「いきなり」が走る鉄砲型。前走・宝塚記念(⑰着)は稍重馬場もあって動けませんでしたが、馬場がある程度回復すれば、今回のメンバーなら侮れません。

シュバルツクーゲルは重賞だとパンチ力不足の印象。リカンカブールは去勢後初戦の前走・小倉記念が案外。昨秋オールカマー(③着)までは良かったですが、何か助けがないと、現状では馬券圏内にくるイメージがありません。

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬単
①→④⑨
各2000円(4000円)
馬連
①-②③⑤⑦
各1000円(4000円)
馬単
⑨→①④
各1000円(2000円)
合計 10000円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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