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10/5(日)

京都大賞典(G2)
京都11R 芝外2400m 15時30分発走予定

◎⑤サンライズアース
○①サンライズソレイユ
▲④アドマイヤテラ
☆⑦ドゥレッツァ
△③ディープモンスター
△⑭サブマリーナ
△⑮ジューンテイク
△⑱ショウナンラプンタ

京都大賞典は例年、手頃な頭数になることが多く、実はグレード制導入の1984年以降で18頭立て(現行のフルゲート)になったのは、これが初めて。まして、今年は除外馬も1頭(ニシノレヴナント)出る盛況ぶりで、長距離重賞としては貴重な「立ち位置」になった印象です。

開幕週の馬場で行われるので、2400mの長丁場とはいえ、少頭数の時も含めて当然ながら内枠優位で、ロスなく立ち回る馬の好走が目立ちます。ふた桁馬番の優勝は、過去10年のうち京都で行われた8回では、2020年グローリーヴェイズ(馬番13番)のみ。「外枠」は相当な不利と言わざるを得ません。

本来なら天皇賞・春③着→宝塚記念④着のショウナンラプンタは高評価すべきなのですが、評価を△(押さえ)まで下げたのは「馬番18番」がどう見てもプラスには働かない点です。もともとが追い上げ脚質で、開幕週向きとは言えないタイプ。今回はどんな戦略を取るのか? 底力は認めても、オッズに見合うかは悩みます。

開幕週の京都大賞典。内~外がフラットの芝状態な分、中~外差しは決まりにくいです。古いイメージかもしれないですが、1991、93年に優勝したメジロマックイーンのような「最終4コーナー先頭」の位置から、そのまま押し切ってしまうのがVパターンだと考えます。

◎サンライズアースは切れる脚を使うタイプではない半面、持続力のあるスタミナ型なので、中~外差しが利きにくい「開幕週」の舞台は間違いなく合うでしょう。2走前の阪神大賞典(①着)が一度はマコトヴェリーキーに先頭を譲りながら、最後は抜き返して6馬身差の完勝。今年初戦となった1月の日経新春杯(⑯着)こそ休み明けで動きも鈍く、大敗を喫しましたが、その後は安定して走っています。前走の天皇賞・春(④着)に関しては力負けというより、3200mの緩すぎる流れで、気分屋な面が出てしまったと見ます。道中で一時、押っつけ通しになる場面もあって、最後はその分の「消耗」がたたった印象。スタミナ自体は3200mでも十分にもつはずの馬ですが、一定のリズムで走る方が気を抜く場面がないと考えると、むしろ現状は2400mぐらいが理想では。今月1日の最終追いは池添騎手が乗って、ラスト1F11秒3としっかり動いていました。早めに進出する競馬でも④着に粘った昨春のダービーを見ても、潜在能力は高く、絶好の内枠から「早攻め」をするには理想。初手から「逃げ」も考え得るメンバー構成で、押し切り期待。

相手は思い切ってひねって、同じ「サンライズ」の冠名の○サンライズソレイユ。2走前の目黒記念(⑨着)は出遅れ自体も響いた形ですが、結果的に道中スローすぎて、展開もまったく不向きでした。前走の丹頂S(⑩着)も出負けしましたが、小回りの札幌芝2600mは動きにくかった印象。京都の芝外回り2400mでは、昨年5月の烏丸Sを快勝。一瞬の切れに乏しい面はあれども、持続力は評価しています。開幕週の「最内馬番1番」を活かして、発馬を決めて、ある程度の位置が取れれば、もっと走れる力はあるはず。一変の惑星に期待。

▲アドマイヤテラが1番人気濃厚でしょう。昨秋の菊花賞(③着)はスローに乗じた好騎乗も光りましたが、底力を見せました。半面、ここ2戦は勝ったとはいえ②着馬との差はわずかでしたし、「道悪」と「道中スロー」の影響で、全体時計も平凡でした。開幕週の高速決着になった時に果たしてどうか? 多少気になる点があるのも事実。

底力では☆ドゥレッツァなのですが、前走・宝塚記念(⑨着)は馬場が影響したとはいえ、思わぬ大敗。昨春の天皇賞・春(⑮着)も含めて、時々不可解な負け方をしています。直近の調教も、良い頃のうなるような感じにはなく、年齢的なものを含めて、一度叩いた方がベターか? ただ、時計勝負は理想なので、開幕週の京都は絶好条件。やはり、外せない1頭に。

ディープモンスターは馬場や相手を問わず、最後は堅実に伸びます。それに、小倉記念も新潟記念も「アバウト」に外を回さず、内寄りをつく器用な立ち回りを見せました。黙って外を回っては厳しい、開幕週の京都に合う戦略を持ち合わせています。脚質的に「遅れ差し」なので、①着まで突き抜けるシーンは考えにくいですが、それでも3連系馬券には外せない1頭。

外の方の枠では、前走・チャレンジC組からサブマリーナ、ジューンテイク。サブマリーナは4歳でもレース数が少ない分、まだ上昇の余地。上がり3F33秒台を5回も記録している上、外回り2400mに向く血統。

ジューンテイクは春は「馬場」を含めて噛み合わない印象で、前走・チャレンジC(⑩着)はハンデ57.5kgが他馬との比較で厳しかったと思います。京都の外回りは最適舞台。良馬場でやれれば、もっとやれていい馬。

で、最後に上位人気候補のショウナンラプンタに話は戻ります。大外の馬番18番にどう対処するのか? これまでの競馬から、序盤から位置を取る作戦は考えにくいですが、今回の先行脚質が少ないメンバー構成を考えると、後手に回ると厳しいかも。底力でどこまで進出するのか? 

券種・買い方 組み合わせ・点数
馬連
⑤-①④⑦
各2000円(6000円)
馬連
⑤-③⑭⑮⑱
各500円(2000円)
馬連
①-③④⑦⑭
各500円(2000円)
合計 10000円

 的中!!  馬連③→⑤
36.9倍 × 500円 = 1万8450円

ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。

小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。

【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。


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