北枕鳩三郎の注目の馬体
【2025年有馬記念】
当日のデキの良さがしっかりと結果に直結することがあるので､面白く､パドック派が優位に感じるレース。推奨馬の馬体とパドックのポイントを解説!
パドックの達人･北枕鳩三郎氏が推奨馬の馬体を詳細解説する本コラム。
昨年秋には、有馬記念で“1番人気で挑んだローズSとエリザベス女王杯はともに馬券圏外も、2戦ともに現地パドックで見ている自分の評価は依然として高いまま”と推奨したレガレイラ(5番人気)が①着。今春のオークスでも、“肩やトモの筋肉がボリュームアップしたことで全体のバランスが整ってきた。胸前の筋肉の厚みも、スピード性能を裏付ける根拠と資質”と馬体を高く評価したアルマヴェローチェ(2番人気)が②着に好走。
今秋は天皇賞･秋、ジャパンC、有馬記念に絞っての見解のお届けとなりましたが、天皇賞･秋､ジャパンCとも推奨馬の筆頭として挙げたマスカレードボールが①②着と好走しました。引き続き、有馬記念で推奨する3頭の馬体と歩様、そしてパドックでの注目ポイントの解説に、ぜひご注目ください。
昨年秋には、有馬記念で“1番人気で挑んだローズSとエリザベス女王杯はともに馬券圏外も、2戦ともに現地パドックで見ている自分の評価は依然として高いまま”と推奨したレガレイラ(5番人気)が①着。今春のオークスでも、“肩やトモの筋肉がボリュームアップしたことで全体のバランスが整ってきた。胸前の筋肉の厚みも、スピード性能を裏付ける根拠と資質”と馬体を高く評価したアルマヴェローチェ(2番人気)が②着に好走。
今秋は天皇賞･秋、ジャパンC、有馬記念に絞っての見解のお届けとなりましたが、天皇賞･秋､ジャパンCとも推奨馬の筆頭として挙げたマスカレードボールが①②着と好走しました。引き続き、有馬記念で推奨する3頭の馬体と歩様、そしてパドックでの注目ポイントの解説に、ぜひご注目ください。
こんにちは、北枕鳩三郎です。
有馬記念を30年間、現地パドック最前列で見てきましたが、昨年のシャフリヤールのデキの良さは歴代の勝ち馬たちと比べても素晴らしく、記憶に残る1頭となりました。一般的に不利と言われる大外枠から、終始、外々をまわる流れのなか、最後まで伸び切っての②着。その走りは、もちろんシャフリヤール自身の能力の高さが根底にあるものの、チカラを出し切れるだけのデキの良さ、藤原英厩舎の渾身の仕上げにあったと、個人的には考えております。
過去にはシャフリヤールだけでなく、適性や条件等が不利な状況下にあっても、状態(デキ)の良さですべてを凌駕し、馬券圏内に好走した馬が何頭もいます。当日のデキの良さがしっかりとレース結果に直結することがあるので、有馬記念は面白く、また寒い中でも現地パドックにこだわるパドック派が優位に感じる場面でもあります。
今年も、そんな馬が現れることを期待しつつ、まずはしっかりと各馬の適性を掴み、有馬記念で好走可能であるかどうかの判別が必要となります。問われるのはコーナー6つをロスなく走り切る器用さと、2500mという距離に対する適性。この2つは最低限のスキルとして持ち合わせていることが大事です。
今回も、当日のデキ次第では馬券圏内の期待値が高まる馬を3頭オススメさせていただきます。
約34年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、南関と中央のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールや一口馬主のツアーなどにも参加し、数え切れないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。サラブレ本誌をはじめ競馬メディアにも度々寄稿。近年はツイッターの鍵付きアカウントに限定して見解や馬産地で見た馬の情報などを公開中。