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北枕鳩三郎の注目の馬体

【2022年有馬記念】
特殊なコース形態への適性を重視しつつ、配当的な妙味もある推奨馬3頭の馬体を解説!


パドックの達人・北枕鳩三郎氏が推奨馬の馬体を詳細解説する本コラム。

2022年春はフェブラリーSのカフェファラオ1着を皮切りに、大阪杯でレイパパレが2着、天皇賞・春でディープボンドが2着、ヴィクトリアマイルでファインルージュが2着、安田記念でシュネルマイスターが2着、宝塚記念でヒシイグアスが2着。

今秋も秋華賞で推奨馬のスタニングローズとナミュールが1・2着、天皇賞・秋でイクイノックスとダノンベルーガが1・3着、エリザベス女王杯でウインマリリンが2着、ジャパンCでヴェラアズールが1着となり、2022年に取り上げたG1・11レース中、実に10レースで推奨馬が馬券圏内に好走している

今回も馬体と歩様から、有馬記念の推奨馬3頭を挙げていただき、パドックでの注目ポイントを解説してもらった。


有馬記念は暮れの中山の荒れた馬場状態とコーナーを6つ回るという特殊なコース形態から、他のG1と比べて、どうしてもコース適性が問われるレース。スタミナとパワーだけでなく、器用さも求められる舞台と言えます。

しかし今年は、出走を予定している各馬の過去の戦績をチェックしても中山での好走実績のある馬が多く、また、パドック派である自分が出馬表を眺めてみても、有馬記念という舞台に適性のある馬がほとんどです。グランプリに相応しい素晴らしいメンバーが集結いたしました。

明らかに “小回りコースが向かない” というタイプがいないので、各陣営がしっかりと適性を考えて出走を決めたことがよくわかります。近年は、有馬記念適性のある実力馬が良い状態で出走し、しっかりと結果を出す傾向にあり、適性のない人気馬を軽視する作戦が通用しなくなりました。それだけ各陣営の適性把握が的確となり、競走馬の分業化も進んでいるのだと思います。

根拠のない無謀な穴狙いはするべきではありませんが、今年の場合は好調馬も多く、どこからでも狙える好メンバーと言えそうです。しかも、予想を難しくするのは、海外遠征帰りや休み明けの実力馬もいること。狙い馬を絞る過程でいくつものハードルが待ち構えています。

しかし、予想の軸となるような指標があると、難易度の高いレースであっても自然と序列が浮かび上がってきます。ここでは、そんな指標のひとつと言える “競走馬の馬体と歩様” から読み取れる有馬記念適性を重視しつつ、配当的にも妙味のある馬を3頭ピックアップいたします。



約29年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、南関と中央のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールや一口馬主のツアーなどにも参加し、数え切れないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。サラブレ本誌をはじめ競馬メディアにも度々寄稿。近年はツイッターの鍵付きアカウントに限定して予想や馬産地で見た馬の情報などを公開中。