北枕鳩三郎の注目の馬体
【2023年フェブラリーS】
府中のダートマイルは“曲飛寄りの飛節の持ち主”を狙え! オススメ3頭の馬体を解説!
パドックの達人・北枕鳩三郎氏が推奨馬の馬体を詳細解説する本コラム。
2022年秋は秋華賞で推奨馬のスタニングローズとナミュールが1・2着、天皇賞・秋でイクイノックスとダノンベルーガが1・3着、エリザベス女王杯でウインマリリンが2着、ジャパンCでヴェラアズールが1着となり、2022年秋に取り挙げたG1・5レース中、実に4レースで推奨馬が馬券圏内に好走。また、昨年のフェブラリーSも推奨馬のカフェファラオが1着となっている。
今回も馬体と歩様から、2023年フェブラリーSの推奨馬3頭を挙げていただき、馬体とパドックでの注目ポイントを解説してもらった。
2022年秋は秋華賞で推奨馬のスタニングローズとナミュールが1・2着、天皇賞・秋でイクイノックスとダノンベルーガが1・3着、エリザベス女王杯でウインマリリンが2着、ジャパンCでヴェラアズールが1着となり、2022年秋に取り挙げたG1・5レース中、実に4レースで推奨馬が馬券圏内に好走。また、昨年のフェブラリーSも推奨馬のカフェファラオが1着となっている。
今回も馬体と歩様から、2023年フェブラリーSの推奨馬3頭を挙げていただき、馬体とパドックでの注目ポイントを解説してもらった。
過去10年のフェブラリーSで馬券圏内となった馬の、その父の名前を見ていくと、17頭の種牡馬の名前を確認することができます。該当数最多はゴールドアリュールで、産駒4頭で馬券圏内に7回(同一のレースを含まず)も絡んでいます。フェブラリーSはリピーターの多いレースでもあり、また、複数回の馬券圏内があった種牡馬の名前がその他に5頭もあることを考えると、10年で17頭の種牡馬数は非常に多彩だと言えそうです。
実際に、同じくマイル戦で見てみると、芝のG1である安田記念では過去10年で15種15頭の種牡馬の名前があり、また、マイルCSは13種類に留まっています。やはり、日本のダートは多くの種牡馬に一流馬を輩出するチャンスや可能性があり、一見すると地味な血統からでもG1で好走できる馬が出てくるということでしょう。そのことはダートの一流馬たちの馬体を見ても感じるところで、芝馬よりも馬体のバランスや形状に様々なタイプが存在します。
芝の大レースで勝ち負けするような芝馬においては、理想とされる馬体のバランスが、ある程度、セオリーの範疇で収まっている場合が多いのですが、ことダートの一流馬に関しては種牡馬の数同様に非常に多岐にわたります。芝馬ではマイナスに働くような馬体の特徴であっても、ダートでは必ずしもそうとは限りません。芝とダートの両方の大レースを勝つことのできる馬が極端に少ないことからも、日本における芝とダートでは、特に現役馬に対する相馬自体を、馬体と歩様の見方から大きく変えなければならないのです。
しかし、少し前置きが長くなりましたが、「そのコースやレースの質に向いている馬体の特徴がある」というのは芝でもダートでも共通している部分です。今回もそこを重点的に見ていきたいと思います。直線の長い東京コースで行われるため、同じダート適性でも、より末脚の持続力が問われるのがフェブラリーSです。昨年のようにペース次第では前残り決着もあり得ますが、基本は追い出してからのトップスピードに優れた差し馬を重視すべきレースです。
そして、適性が1400mベストの馬では勝ち切れないレースでもあり、馬券圏内に好走できるタイプはマイル以上で実績のある馬が多いのも特徴です。過去の好走馬は長く良い脚を使える馬体の特徴を持つ馬が多く、『府中のダートマイルでは曲飛の馬を狙え』という格言が存在するほど、明らかに直飛寄りの馬が苦戦するコースでもあります。
今回は馬体面からマイルの距離に適性があり、また良い脚を長く使える “曲飛寄りの飛節の持ち主” である3頭を、人気の有無にかかわらず、ご紹介いたします。
約30年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、南関と中央のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールや一口馬主のツアーなどにも参加し、数え切れないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。サラブレ本誌をはじめ競馬メディアにも度々寄稿。近年はツイッターの鍵付きアカウントに限定して見解や馬産地で見た馬の情報などを公開中。