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北枕鳩三郎の注目の馬体

【2023年菊花賞】
軽いスピードタイプ+馬体と歩様的な長距離適性を重視。推奨馬3頭を詳細解説!


パドックの達人・北枕鳩三郎氏が推奨馬の馬体を詳細解説する本コラム。

2023年の春はフェブラリーSで推奨馬のメイショウハリオが③着、大阪杯でジャックドールが①着、天皇賞・春でジャスティンパレスが①着、ヴィクトリアマイルでスターズオンアースが③着、安田記念でシュネルマイスターが③着、宝塚記念はイクイノックスとジャスティンパレスが①&③着と、G1で取り挙げた6レースすべてで推奨馬が好走。今秋の最初の配信となった秋華賞でも推奨馬のハーパーが③着に入った。

今回も馬体と歩様から、2023年菊花賞の推奨馬を挙げていただき、それぞれの馬体とパドックでの注目ポイントを解説してもらった。


秋華賞と同様に阪神競馬場で行われていた近2年の菊花賞ですが、京都開催のないトライアルを経ての菊花賞本番だったということもあり、中山競馬場や中京競馬場の芝での実績がある馬の好走が目立ちました。両競馬場とも東京や京都のような軽い芝ではなく、直線の急坂もあることで、どちらかと言えばパワー型が台頭しやすい舞台。阪神競馬場での菊花賞とのリンクは必然であったと考えられます。

しかし、ご存知のとおり、今年からは京都競馬場に戻ります。それならば、重視すべきは“軽さのあるスピード能力"です。実際に、同じく改修後の京都競馬場で行われた長距離戦、今年の天皇賞・春はディープインパクト産駒のジャスティンパレスが快勝したように、瞬発力やトップスピードに優れたディープ産駒に代表される軽さを売りにした馬の好走が多かったように思います。その傾向は、秋競馬となった今も続いています。改修があっても、やはり、京都競馬場は京都競馬場なのでしょう。

今回の菊花賞も狙いは軽いスピードタイプであること。そして、もちろん3000mという長距離戦ですから、馬体と歩様的に長距離適性も重視して、3頭をピックアップしたいと思います。



約30年間、パドックの最前列にこだわり続け、学生時代には年間365日、南関と中央のパドックに立ち続けたことも。競馬場以外にもセレクトセールや一口馬主のツアーなどにも参加し、数え切れないほど馬体を見続けてきた。その馬見に関してはネットを中心にカリスマ的人気を誇る。サラブレ本誌をはじめ競馬メディアにも度々寄稿。近年はツイッターの鍵付きアカウントに限定して見解や馬産地で見た馬の情報などを公開中。

北枕鳩三郎の新種牡馬プレビュー企画

【第1回】ブリックスアンドモルタル & スワーヴリチャード

2023年7月21日リリース


【第2回】レイデオロ & ニューイヤーズデイ

2023年8月4日リリース