どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 先週で、暑熱対策の一環として新潟で“中休み"を導入する、競走時間帯の拡大が終了しました。この初めての試み、読者の皆さんはどう受け止められたでしょうか? 個人的には、2場開催だった上に、中休みの間は札幌1場だけになるので、3場開催と比較するとのんびり馬券を購入できる点は好印象でした。のんびりし過ぎて、｢あ、締切時刻、過ぎちゃった…｣なんてこともちょいちょいありましたがw また、新潟の終盤レースの時間帯になってくると、｢僕は何時まで馬券を買い続けるんだろう…｣と不思議な感覚に陥ることも。普段もJRAの後、地方競馬の馬券を購入することもありますが、それとはまた別の感覚でした。

ちょっと煩わしかったのは、JRA公式サイトでのオッズの確認。たとえば札幌メインの次に新潟メインのオッズを見ようと思って新潟開催のボタンをクリックすると、新潟7Rではなく新潟11Rのオッズが表示されること。次に｢7R｣のボタンをクリックするだけなのですが、いつもと違ってスムーズにいかないひと手間が面倒に思えました。そして、騎手の新潟→札幌の移動が上手くいかずに乗り替わる事象も発生。来年も競走時間帯拡大が行われるかは、まだ発表されていないようですが、馬にも人にもより良い方向に進んでいって欲しいものです。

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エルムSの対象騎手ワンツーで万馬券的中!

エルムSは対象騎手2人がワンツー決着を演出。横山和騎手騎乗のペイシャエスが5番人気①着、武豊騎手騎乗のドゥラエレーデが1番人気②着でした。馬券もこの2頭を軸にした3連複総流しで123.8倍が的中! ③着が10番人気のテーオードレフォンだったことで、配当が万馬券まで跳ねました。

▲エルムSは9→10→12で決着

今週の重賞は、関屋記念(新潟芝外1600m)と、中京で行われる小倉記念(中京芝2000m)の2レース。当該コースにおいて去年以降、好成績を収めている騎手をチェックしていきましょう。

■新潟芝外1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
戸崎騎手	[4.2.1.10]	23.5%	41.2%	108%	82%
丹内騎手	[4.1.0.4]	44.4%	55.6%	484%	172%
ルメール騎手	[3.1.0.2]	50.0%	66.7%	115%	83%
佐々木騎手	[3.0.1.2]	50.0%	66.7%	1553%	430%
川田騎手	[2.2.1.4]	22.2%	55.6%	58%	71%
大野騎手	[2.1.2.7]	16.7%	41.7%	422%	140%
M.デムーロ騎手	[1.3.2.7]	7.7%	46.2%	26%	246%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ルメール騎手、佐々木騎手が好成績で、特に佐々木騎手の回収率が目を引きます。騎乗予定馬がいるM.デムーロ騎手、戸崎騎手も対象騎手としましょう。

■中京芝2000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
川田騎手	[13.6.1.5]	52.0%	80.0%	132%	106%
松山騎手	[4.3.4.21]	12.5%	34.4%	41%	95%
西塚騎手	[2.2.3.6]	15.4%	53.8%	220%	126%
藤岡佑騎手	[2.0.1.4]	28.6%	42.9%	195%	187%
北村友騎手	[1.2.0.2]	20.0%	60.0%	64%	82%
西村淳騎手	[1.0.3.9]	7.7%	30.8%	80%	60%
浜中騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	85%	92%
横山武騎手	[1.0.1.1]	33.3%	66.7%	183%	120%
幸騎手	[0.3.5.15]	0.0%	34.8%	0%	106%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

川田騎手がぶっちぎりの好成績。騎乗予定馬がいる中から浜中騎手、幸騎手を加えた3人を対象騎手とします。

→レパードSで【穴ぐさ】がミッキークレストが6番人気③着!←

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厳選馬が人気に応える快勝!

先週は3鞍に対象馬がいて[1.0.1.2]。柳都Sでゴールドバランサーが1番人気と同じオッズでの2番人気①着、札幌日経OPでキミノナハマリアが2番人気③着となり、少ない推奨馬がしっかり期待に応える走りを見せてくれました。

ゴールドバランサーは｢厳選馬｣に指名していました。前走･桃山Sはメンバー中2位の上がりで②着。京都ダート→新潟ダートの転戦だったため、『直線距離延長』の｢○｣付きとなっていて、今回は先行策からメンバー中5位タイの上がりで押し切りました。前走から1kg増だったハンデ57kgを克服してのオープン入りです。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、｢今週の厳選馬｣に指名するのはコスモス賞のジェットマグナム。前走･新馬戦(福島芝2000m)はメンバー中最速の上がりで逃げた馬を捉えて①着でした。福島芝→札幌芝の転戦となるので、期待度が最も高い『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。

前走は4番手あたりの追走から直線でしっかり末脚を伸ばす好内容。逃げた②着馬とは0秒1差でしたが、③着馬には0秒7差をつける完勝でした。競馬が上手なイメージを受けたので、前走から200mの距離短縮にも対応できるとみます。

世代別の｢メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も研究を続けます。先週の対象馬はレパードSのジーサイクロンが3番人気⑦着、ダリア賞のナムラトロムが6番人気⑥着でした。

これで3歳OPの対象馬の成績は[16.14.14.44](勝率18.2%、複勝率50.0%)、2歳OPでは[0.1.0.2]。今週の対象馬は2歳OP･コスモス賞のプリスクリプション…なのですが、上がり最速をマークしたレースは芝1000m。今回とは距離が大きく異なりますが、果たして…。

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対象馬の好調、継続中!

先週の馬体重500kg以上マル外は[3.0.1.3](複勝率57.1%、単勝回収率101%、複勝回収率98%)と、なかなかの好成績でした。

馬券は、3日新潟12Rに馬体重504kgで出走したジャスパーロブストが1番人気①着となり、この馬を馬券の軸にして3連複17.3倍が的中。1→2→3番人気の堅い決着でしたが、配当は意外とつきました。

▲3日新潟12Rは6→4→2で決着

先週好走馬が出たコースは新潟芝直1000m(1頭)と新潟ダート1800m(3頭)。先週の当コラムで｢実は夏も大型マル外の季節なのかも｣と書きましたが、馬体重500kg以上マル外の好成績は1ヶ月ほど継続中。今週は中京が開幕するので、また新たなデータを蓄積できそうです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

→レパードSで【穴ぐさ】がミッキークレストが6番人気③着!←

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代＆2歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

■3歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
リアルスティール	[25.16.13.102]	241%	131%
スワーヴリチャード	[21.24.23.130]	109%	100%
ニューイヤーズデイ	[8.7.7.64]	101%	70%
マクフィ	[4.3.2.29]	140%	78%

■3歳ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
ダノンレジェンド	[17.13.12.80]	137%	105%
カリフォルニアクローム	[16.12.4.137]	151%	109%
エスポワールシチー	[6.6.10.48]	319%	155%

■2歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
アドマイヤマーズ	[4.4.3.8]	100%	105%

3歳戦では、3日札幌3R(芝2000m)でスワーヴリチャード産駒のソニックドライブが1番人気①着。この時期に待望の勝ち上がりを決めました。

また、2歳戦では、4日新潟1R(2歳未勝利戦、芝内2000m)でアドマイヤマーズ産駒のグティが1番人気③着。また、上記リストは対象外ですが、OPのダリア賞でセイウンビッグバンが3番人気②着。先週の同産駒は[0.1.1.0]でした。

ところで、ちょっと驚きなのが、同じ種牡馬の世代ごとの成績の違い。現3歳世代の芝ではリアルスティール産駒、スワーヴリチャード産駒が好成績ですが、2歳芝ではリアルスティール産駒が[1.2.1.7]、スワーヴリチャード産駒が[1.0.1.17]。成績に大きな違いが表れています。

特にスワーヴリチャード産駒は意外。ここから大物が出てくる可能性は十分ありそうですが、世代別で成績が大きく変化するパターンもあることを、頭の片隅に置いておくべきかもしれません。

 

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