京都11R 秋華賞(G1)
例年の秋華賞は前傾ラップの差し追い込み決着が多発するG1。
牝馬限定戦ながら、前半がタフになり、後半も3コーナーから下りが続き、ゴール前まで平坦が続くことでラップが落ちづらい【持続型ラップ戦】になる秋華賞。
この持続ラップの後半で速い上がりを使い、差し込める馬がラップ傾向からは上位候補に浮上してくる。
そして、もうひとつのポイントは前哨戦組(ローズS・紫苑S)とクラシック路線組(桜花賞・オークス)との力関係。紫苑Sの勝ちタイム(1.56.6)と加速ラップが注目を浴びそうではあるが、結論から言うとクラシック組との差は大きいと感じる。
紫苑Sが行われた週の中山芝は、馬場が速く、かつ追い風という時計が出る条件が揃いまくっていただけに、この時計を鵜呑みにすることはできない。
その証拠に紫苑Sの翌日行われた、京成杯AHを阪神JF1着・桜花賞2着のアスコリピチェーノが(1.30.8)の過去10年で2番目の好時計で勝利。
そしてアスコリピチェーノの勝利は、この時期の3歳牝馬が55.5キロを背負って古馬相手に快勝という事実からも、阪神JF・桜花賞・NHKマイルCですべて連対してきたアスコリピチェーノだけに、今年の3歳牝馬クラシック組の上位は相当なレベルにあることを窺わせるに十分な内容だった。
このアスコリピチェーノと僅差の好勝負を何度も演じ、【持続型加速ラップ戦】の桜花賞で差し切り勝ちを収めたステレンボッシュを今年の秋華賞の本命に指名します。
ステレンボッシュは、前傾・後傾・瞬発型・持続型とデビューから様々なラップバランスで走っており、すべてのレースで連対以上、負けても0.1秒差と幅広いラップ適性をG1などのハイレベルな舞台で示している。
このようなラップバランスに得手不得手がない馬は、名馬(2冠馬や3冠馬)に多く見られ、ステレンボッシュの能力の高さを示す指標のひとつになっている。
その中でも、新馬戦・桜花賞は【持続型加速ラップ戦】で勝利しており、ラップの緩急が小さいなかで、上がり上位の脚を使って差し込める決め手を持っているのは、秋華賞の舞台設定にも合うはず。
折り合いに不安もなく、右回りも問題なし。気になるのは調教過程がやや不安との情報があるくらいで、瞬発型ラップ+左回りでパフォーマンスを上げるチェルヴィニアやクイーンズウォークの人気2頭に比べても、ラップバランスやコース回りに不安がないステレンボッシュを素直に信頼して、ここは本命に指名します。
オークス組の上位2頭プラス、差し追い込み決着を先行して5着だったランスオブクイーンはマーク。紫苑Sの2頭は能力レベル的には、クラシック組に対して裏付けが乏しいが、良馬場+差せる展開ならボンドガールの決め手は評価して上位印を回したい。
◎ ⑭ステレンボッシュ
〇 ⑤チェルヴィニア
▲ ⑩ボンドガール
☆ ⑪ランスオブクイーン
△ ②ミアネーロ
△ ③クイーンズウォーク
⑤⑩→⑭→②③⑤⑩⑪(8点)
【持続型加速ラップ戦】の桜花賞で勝利
秋華賞の舞台設定にも合うはず
秋華賞の舞台設定にも合うはず
例年の秋華賞は前傾ラップの差し追い込み決着が多発するG1。
牝馬限定戦ながら、前半がタフになり、後半も3コーナーから下りが続き、ゴール前まで平坦が続くことでラップが落ちづらい【持続型ラップ戦】になる秋華賞。
この持続ラップの後半で速い上がりを使い、差し込める馬がラップ傾向からは上位候補に浮上してくる。
そして、もうひとつのポイントは前哨戦組(ローズS・紫苑S)とクラシック路線組(桜花賞・オークス)との力関係。紫苑Sの勝ちタイム(1.56.6)と加速ラップが注目を浴びそうではあるが、結論から言うとクラシック組との差は大きいと感じる。
紫苑Sが行われた週の中山芝は、馬場が速く、かつ追い風という時計が出る条件が揃いまくっていただけに、この時計を鵜呑みにすることはできない。
その証拠に紫苑Sの翌日行われた、京成杯AHを阪神JF1着・桜花賞2着のアスコリピチェーノが(1.30.8)の過去10年で2番目の好時計で勝利。
そしてアスコリピチェーノの勝利は、この時期の3歳牝馬が55.5キロを背負って古馬相手に快勝という事実からも、阪神JF・桜花賞・NHKマイルCですべて連対してきたアスコリピチェーノだけに、今年の3歳牝馬クラシック組の上位は相当なレベルにあることを窺わせるに十分な内容だった。
このアスコリピチェーノと僅差の好勝負を何度も演じ、【持続型加速ラップ戦】の桜花賞で差し切り勝ちを収めたステレンボッシュを今年の秋華賞の本命に指名します。
ステレンボッシュは、前傾・後傾・瞬発型・持続型とデビューから様々なラップバランスで走っており、すべてのレースで連対以上、負けても0.1秒差と幅広いラップ適性をG1などのハイレベルな舞台で示している。
このようなラップバランスに得手不得手がない馬は、名馬(2冠馬や3冠馬)に多く見られ、ステレンボッシュの能力の高さを示す指標のひとつになっている。
その中でも、新馬戦・桜花賞は【持続型加速ラップ戦】で勝利しており、ラップの緩急が小さいなかで、上がり上位の脚を使って差し込める決め手を持っているのは、秋華賞の舞台設定にも合うはず。
折り合いに不安もなく、右回りも問題なし。気になるのは調教過程がやや不安との情報があるくらいで、瞬発型ラップ+左回りでパフォーマンスを上げるチェルヴィニアやクイーンズウォークの人気2頭に比べても、ラップバランスやコース回りに不安がないステレンボッシュを素直に信頼して、ここは本命に指名します。
オークス組の上位2頭プラス、差し追い込み決着を先行して5着だったランスオブクイーンはマーク。紫苑Sの2頭は能力レベル的には、クラシック組に対して裏付けが乏しいが、良馬場+差せる展開ならボンドガールの決め手は評価して上位印を回したい。
◎ ⑭ステレンボッシュ
〇 ⑤チェルヴィニア
▲ ⑩ボンドガール
☆ ⑪ランスオブクイーン
△ ②ミアネーロ
△ ③クイーンズウォーク
※参考買い目
馬連
⑭-⑩⑪ワイド
⑩-⑭馬単
⑭→⑤3連単
⑭→⑤⑩→②③⑤⑩⑪(8点)⑤⑩→⑭→②③⑤⑩⑪(8点)
的中!! | ワイド⑩ー⑭ 9.0倍 |
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東京8R
◎ ⑨メイプルタピット
2走前に同舞台を5馬身差で快勝しているように、大跳びでエンジンのかかりが遅い馬なので、大箱コースで直線も距離がある東京D2100mはピッタリの舞台。
前走は前有利レースの持続型加速ラップ戦で、逃げ馬に最速の上がりを使われる展開で逃げ馬を捕まえ切れず2着だったが、3着以下は3馬身離しており、2勝クラスでも十分通用するだけの能力を示したレース。
D1800m以上では勝負どころでもポジションを上げていけていたが、近2走は距離を延ばしたこともあるだろうが、さらにポジションを取って競馬ができるようになったのは成長の証。
5走前はサトノエピック(東京ダービー2着)と0.2秒差の2着に走っており、2勝クラスはメンバー次第で突破可能。
前走は結果が出ていなかった休み明けでも2着に好走、2走前快勝の舞台に戻るここは人気でも信頼し、勝ち負けに期待します。
◎ ⑨メイプルタピット
〇 ⑤アコークロー
▲ ③アラレタバシル
☆ ⑧クリニクラウン
△ ⑩ジョウショーパワー
△ ⑪トーセンクライスト
△ ⑫アメリカンエール
△ ⑯リアレスト
◎ ⑨メイプルタピット
2走前に同舞台を5馬身差で快勝しているように、大跳びでエンジンのかかりが遅い馬なので、大箱コースで直線も距離がある東京D2100mはピッタリの舞台。
前走は前有利レースの持続型加速ラップ戦で、逃げ馬に最速の上がりを使われる展開で逃げ馬を捕まえ切れず2着だったが、3着以下は3馬身離しており、2勝クラスでも十分通用するだけの能力を示したレース。
D1800m以上では勝負どころでもポジションを上げていけていたが、近2走は距離を延ばしたこともあるだろうが、さらにポジションを取って競馬ができるようになったのは成長の証。
5走前はサトノエピック(東京ダービー2着)と0.2秒差の2着に走っており、2勝クラスはメンバー次第で突破可能。
前走は結果が出ていなかった休み明けでも2着に好走、2走前快勝の舞台に戻るここは人気でも信頼し、勝ち負けに期待します。
◎ ⑨メイプルタピット
〇 ⑤アコークロー
▲ ③アラレタバシル
☆ ⑧クリニクラウン
△ ⑩ジョウショーパワー
△ ⑪トーセンクライスト
△ ⑫アメリカンエール
△ ⑯リアレスト
※参考買い目
馬連
⑨-③⑤ワイド
⑤-⑨3連複
⑨-③⑤⑧-③⑤⑧⑩⑪⑫⑯(15点)
京都9R
◎ ⑤メイショウタイゲイ
3走前は勝ち馬が次走昇級の2勝クラスを連勝した強い馬だったが、外目を回る形のコーナー負荷あるなかで0.5秒差の3着と能力を示す走り。
2走前も次走好走馬多数のハイレベル戦を0.9秒差と及第点の内容。
持続型失速ラップ戦のD1200m戦では大きく崩れていないし、休み明けで結果が出ていない馬なので前走は休み明けの分も加味すれば3着も好内容。
休み明け2走目+人気の3歳馬(タイセイアレス・エブリモーメント)あたりはかなり前走恵まれていた印象もあり、エブリモーメントは8月の未勝利戦勝ちなど、上積みは疑問とあればメンバーレベルも高くないと判断。
1勝クラスで勝ち負けを繰り返し、上積みが見込めるメイショウタイゲイの一発に期待します。
◎ ⑤メイショウタイゲイ
〇 ③オコタンペ
▲ ①クリノオリーブ
☆ ⑬トモジャアルマンド
△ ⑭エブライト
◎ ⑤メイショウタイゲイ
3走前は勝ち馬が次走昇級の2勝クラスを連勝した強い馬だったが、外目を回る形のコーナー負荷あるなかで0.5秒差の3着と能力を示す走り。
2走前も次走好走馬多数のハイレベル戦を0.9秒差と及第点の内容。
持続型失速ラップ戦のD1200m戦では大きく崩れていないし、休み明けで結果が出ていない馬なので前走は休み明けの分も加味すれば3着も好内容。
休み明け2走目+人気の3歳馬(タイセイアレス・エブリモーメント)あたりはかなり前走恵まれていた印象もあり、エブリモーメントは8月の未勝利戦勝ちなど、上積みは疑問とあればメンバーレベルも高くないと判断。
1勝クラスで勝ち負けを繰り返し、上積みが見込めるメイショウタイゲイの一発に期待します。
◎ ⑤メイショウタイゲイ
〇 ③オコタンペ
▲ ①クリノオリーブ
☆ ⑬トモジャアルマンド
△ ⑭エブライト
※参考買い目
単勝
⑤馬連
⑤-①③⑬⑭ワイド
③-⑤3連複
③-①③⑬⑭-①③⑬⑭(6点)的中!! | 単勝⑤ 8.3倍 馬連①-⑤ 9.0倍
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東京10R テレビ静岡賞
◎ ⑫ラックスアットゼア
ここは大きく条件が好転するラックスアットゼアの一発に期待。
ふた桁馬番では[3.1.1.1]と好走多数、昇級後の3走は内枠があたって砂かぶりの競馬で能力を出し切れていない中でも、3走前は0.2秒差の3着や上位ハイレベルのBSイレブン賞で好走と能力高い。
前走は陣営もやや距離が長いかもとのコメントがあったなかで、距離延長+重馬場と条件不向きで見直し可能な内容。
今回は昇級後初の外枠+距離短縮でパフォーマンス上昇に期待できるシチュエーション。
東京のD1400mは好走が多いが、瞬発型加速ラップ戦や持続型加速ラップ戦の【加速ラップ戦】に強く、コーナーで溜めを利かせ、直線が長い東京コースは、加速ラップ戦になりやすい舞台。
オッズ以上の好走に期待できる舞台替わりとみて本命に指名します。
◎ ⑫ラックスアットゼア
〇 ⑮ナスティウェザー
▲ ⑦ロードフォンス
☆ ③バトゥーキ
◎ ⑫ラックスアットゼア
ここは大きく条件が好転するラックスアットゼアの一発に期待。
ふた桁馬番では[3.1.1.1]と好走多数、昇級後の3走は内枠があたって砂かぶりの競馬で能力を出し切れていない中でも、3走前は0.2秒差の3着や上位ハイレベルのBSイレブン賞で好走と能力高い。
前走は陣営もやや距離が長いかもとのコメントがあったなかで、距離延長+重馬場と条件不向きで見直し可能な内容。
今回は昇級後初の外枠+距離短縮でパフォーマンス上昇に期待できるシチュエーション。
東京のD1400mは好走が多いが、瞬発型加速ラップ戦や持続型加速ラップ戦の【加速ラップ戦】に強く、コーナーで溜めを利かせ、直線が長い東京コースは、加速ラップ戦になりやすい舞台。
オッズ以上の好走に期待できる舞台替わりとみて本命に指名します。
◎ ⑫ラックスアットゼア
〇 ⑮ナスティウェザー
▲ ⑦ロードフォンス
☆ ③バトゥーキ
※参考買い目
単勝
⑫馬連
⑫-③⑦⑮ワイド
⑫-⑮3連複
⑫-③⑦⑮-③⑦⑮(3点)3連単
⑫→③⑦⑮→③⑦⑮(6点)ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
のーむー プロフィール
神奈川県出身。サイレンススズカに魅了され競馬の世界にハマる。
メシ馬さんの考察に憧れ、勉強を重ねるなかで【ロジカルラップアプローチ】を構築。
「競馬王」2022年10月号にて予想配信者として誌面デビュー。
座右の銘は【人の行く裏に道あり花の山】
現在noteにて競馬の考察&予想を掲載中。
【予想スタイル】
ロジカルラップアプローチを軸に、ラップ適性・能力比較・過去走でのラップ負荷などから総合的に判断し、パフォーマンス上昇に期待できる馬からオッズが甘いと考える馬を推奨。 なるべく少ない点数で買い目を構築して的中、高回収率を目指すスタイル。
【予想スタイル】
ロジカルラップアプローチを軸に、ラップ適性・能力比較・過去走でのラップ負荷などから総合的に判断し、パフォーマンス上昇に期待できる馬からオッズが甘いと考える馬を推奨。 なるべく少ない点数で買い目を構築して的中、高回収率を目指すスタイル。