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文/のーむー

ロジカルラップアプローチとは?


瞬発力型か持続力型か、加速ラップか失速ラップか、ラスト4ハロンからわかるレースのラップタイプ。そこでの好走・凡走から、競走馬の得手不得手を導くことができます。

そのラップタイプでもっともパフォーマンスを上げることができる馬こそが、そのレースでもっとも強い馬。その馬にアプローチできるツールこそが、ロジカルラップアプローチです。

ラップバランスについて解説


ロジカルラップアプローチを行う際に、肝になるのが後半4Fのラップバランスです。なぜ後半4Fかというと、レースが動くのは多くのコースで3コーナー付近にあたる後半4F(ラスト800m)から。この後半4Fのレースラップを掴むことができれば、どんなラップバランスで好走したか否かを確認することができます。

ラップ分類の基準

持続型ラップ
=後半4Fに0.5秒以上の急加速区間がないラップ
【例】2024年京都大賞典

瞬発型ラップ
=後半4Fに0.5秒以上の急加速区間があるラップ
【例】2024年京都記念

加速型ラップ
=後半4Fを2Fずつ分割した際に、ゴールに近い2Fが速い
【例】2024年毎日王冠

失速型ラップ
=加速ラップとは反対で、ゴールに近い2Fが遅い
【例】2024年大阪杯

※同時ラップの場合は、4F中の最速区間が前半にあるか後半にあるかで判断しているケースが多い。2024年天皇賞・春は後半4Fが11.9-11.7-11.6-12.0(23.6-23.6)で、このレースはL(ラスト)2F目に11.6の最速区間があり、加速ラップに定義している。

レースラップを確認することで、そのレースがどんなラップバランスだったのかが分かり、好走凡走がどのラップバランスだったのかを確認することが可能になります。

※実際の予想には、これに前傾ラップ・後傾ラップ、などを加味してもう少し細分化しますが、基本的な競走能力の特徴はこのラップバランスを4つに定義した形で、好走・凡走からラップ適性を掴みます。

ラップバランス4つの分類と代表馬

◎持続型加速ラップ戦
代表馬 リカンカブール
今年(2024年)、中山金杯を持続型加速ラップ戦で①着となった後、大阪杯・函館記念と1秒以上離された敗戦だったが、再度、持続型加速ラップ戦となったオールカマーで12番人気ながら③着と好走。
◎持続型失速ラップ戦
代表馬 シュヴァリエローズ
2024年目黒記念(②着)、2024年メトロポリタンS(③着)は展開の向いた瞬発型加速ラップ戦で勝ち切れず、持続型失速ラップ戦の2024年京都大賞典で差し切り勝ち。
◎瞬発型加速ラップ戦
代表馬 プラダリア
2024年京都記念(①着)、2022年青葉賞(①着)、ドウデュースの③着だった2023年京都記念が瞬発型加速ラップ戦。それ以外は持続型失速ラップ戦で馬券圏外が目立つ。
◎瞬発型失速ラップ戦
代表馬 ヤマニンサルバム
近走、瞬発型加速ラップ戦の2024年毎日王冠(④着)、2024年金鯱賞(⑩着)で馬券圏内に入れず、瞬発型失速ラップ戦の2024年新潟大賞典・中日新聞杯で①着。

今年の古馬中距離路線における代表馬の戦績からも、得意のラップバランスのレースと不得手なラップバランスのレースではこの様に成績に差が出ていることが見て取れます。

各馬のラップバランスの特徴を予想に落とし込み、パフォーマンスの上げ下げに注目するのが、ロジカルラップアプローチの根幹になります。


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