どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 当コラム、今週からリニューアル期間に入ります! これまでよりも新馬券術に繋がりそうなアイデアを積極的に投入していきますので、お楽しみにー!

というわけで早速、リニューアル最初の｢新馬券術のタネ｣です。先週、函館開催の2週目が終了。中継を見ていて例年以上に連闘馬が活躍している印象を受けました。それもそのはずで、17日函館3R(3歳未勝利戦、ダート1000m)と18日函館4R(3歳未勝利戦、ダート1700m)はなんと連闘馬が①～③着を独占! そこで、先週の連闘馬の3場それぞれの成績をチェックしてみました。

■先週連闘した馬の各場成績
函館[4.6.5.32](複勝率30.6%)
東京[0.0.0.4](複勝率0.0%)
阪神[0.0.0.4](複勝率0.0%)

連闘で馬券圏内に入った馬は、すべて函館。いずれも函館1週目を走り、2週目で連闘した馬でした。やはり滞在できるアドバンテージがありそうですが、馬券で狙うにはやや物足りません。ファクターを追加して、狙える連闘馬を絞りたいところです。

そこで、函館において、芝、ダート別で連闘馬の成績を調べました。

■先週、函館で連闘した馬

馬場	着別度数	複勝率	単回収率	複回収率
芝	[1.2.2.20]	20.0%	24%	74%
ダート	[3.4.3.14]	41.7%	131%	113%

馬券圏内独占の2レースの影響もあってか、ダートの方が好成績です。なお、馬券圏内に入った連闘馬の中には、先々週がダート→先週が芝、先々週が芝→先週がダートと条件を変えていた馬が1頭ずつ。回収率の面でも、狙えそうな雰囲気が出てきました。

もう少し踏み込んでみましょう。ダートの距離別の成績は…

■先週、函館ダートで連闘した馬

距離	着別度数	複勝率	単回収率	複回収率
ダート1000m	[2.3.1.5]	54.5%	129%	150%
ダート1700m	[1.1.2.9]	30.8%	33%	82%

この数字を見ると、どちらかと言えばダート1000mの方が狙えそうです。この距離なら、減量騎手とのコンビで出走した連闘馬の成績が気になります。調べてみると、ダート1000mで連闘した馬は減量特典騎手が騎乗だと[2.3.0.2](複勝率71.4%)、それ以外の騎手が騎乗だと[0.0.1.3](複勝率25.0%)でした。

なかなか優秀な数字を発見できました。ここで仮説です。｢連闘馬は函館ダートで狙え｣。距離が1000mで減量騎手とのコンビなら、さらにチャンス拡大です。今週以降、函館の連闘馬は、文末まとめで、馬名の前に｢連｣をつけて掲載します。芝のレースにも表記してみますので、ご注目ください。

おまけですが、実は先週の函館芝2000mの連闘馬は[1.0.1.1](単勝回収率203%、複勝回収率206%)。出走頭数が少ない上に、ちょっと出来過ぎな数字のような気もしますが、馬券圏内に入った2頭は減量騎手ではない騎手が乗っていました。この条件にも一応注目します。

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それでは先週の新馬券術の検証に移ります。先週は新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣によって、日曜の2重賞を的中させることができました。マーメイドSはただ1頭の対象馬だったビッグリボンが1番人気①着。この馬を馬券の軸にした3連複77.7倍が的中しました。

▲マーメイドSは4→8→5で決着

ユニコーンSは対象馬ブライアンセンスが2番人気③着。この馬を馬券の軸にした3連複30.5倍が的中。追加馬券とブライアンセンスの複勝もゲットできました。

▲ユニコーンSは3→7→13で決着

2重賞のほかにも、スレイプニルSは2番人気①着のダノンラスターと1番人気③着のレッドファーロが対象馬でした。この2頭から流した3連複28.0倍と合わせて、追加馬券とダノンラスターの複勝も的中。

▲スレイプニルSは2→15→5で決着

垂水Sはただ1頭の対象馬アルナシームが3番人気①着となり、この馬の複勝が的中です。

▲垂水Sは9→6→4で決着

先週、この新馬券術では7鞍に対象馬がいて[3.0.2.9]。対象馬が馬券圏内に入った4レースすべてを的中できました。


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京、阪神外回り、新潟外回り
ダート:東京、中京

●ミドル
芝:阪神内回り、京都外回り、中京、新潟内回り
ダート:新潟、阪神

●ショート
芝:中山、京都内回り、福島、小倉、札幌、函館
ダート:中山、京都、福島、小倉、札幌、函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も検証しておきます。先週のユニコーンSの対象馬はオマツリオトコが4番人気⑥着、ニシノカシミヤが8番人気⑧着でした。

これで現3歳世代のOPにおいて、レース前の比較でメンバー中最も速い上がりを使っていた馬の成績は[17.12.5.44](勝率21.8%、複勝率43.6%)。さらに末脚の切れよりも先行力のある馬が有利になることが多い1200m以下のレースを除くと[15.11.4.40](勝率21.4%、複勝率42.9%)となっています。

今週は3歳OPが無く、次は来週のラジオNIKKEI賞です。

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続いて、新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の検証です。1勝クラス以上で3歳馬と古馬の対戦が始まったことで、文末まとめに対象馬を馬名の前に｢古｣をつけて表記しています。

先週は17日東京8Rで、前々走、前走で連続②着だった4歳馬のフォーグッドが2番人気②着でした。9頭立ての少頭数だったのでこの馬を馬券の軸に入れた3連単を狙ってみましたが、①着に1番人気の3歳馬、③着に3番人気の3歳馬が入る堅い決着に。3連単11.0倍が的中し、追加馬券でプラスにできました。

▲17日東京8Rは7→6→3で決着

相模湖特別は前々走②着、前走③着の5歳馬レフトゥバーズが2番人気②着で、この馬の複勝が的中。ただ、①着が8番人気の4歳馬デュガで、馬連は51.3倍つきました。デュガは芝1400mの持ち時計がメンバー中2位タイで十分狙えたので、ここは馬連が正解でした…。

▲相模湖特別は11→4→6で決着

馬券が的中しなかったレースでも、対象馬に好走馬が続出。三浦特別ではキャンディドライヴが7番人気②着、ヒロノゴウカイが14番人気③着となり、3連単100万馬券の立役者に。

ほかの人気薄では、17日東京12Rでパンテレリアが10番人気③着、八雲特別でプリティユニバンスが8番人気③着、檜山特別でクーシフォンが8番人気③着などの好走がありました。

先週、3歳馬と古馬が対戦した24レースでは3歳馬15勝、4歳馬6勝、5歳馬が3勝。そして、3歳馬が①～③着を独占したレースは4鞍ありました。

先々週は3歳馬と古馬が対戦した26レースでは3歳馬20勝、4歳馬4勝、5歳馬と6歳馬が1勝ずつ。そして、3歳馬が①～③着を独占したレースは9鞍でしたから、徐々に古馬勢が巻き返している印象です。

■狙える古馬の条件
･前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
･もしくは昇級2戦目まで

■狙える古馬の条件Ver.2
･古馬の中で人気最上位かつ1～3番人気
･1番人気は信頼度◎

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続いて、新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣の検証に移ります。先週は2鞍に対象馬がいましたが、馬券圏内に入ることができませんでした。よって、この新馬券術による的中はありません…。

今週狙えそうなレースは3鞍。注目の宝塚記念には狙っておもしろそうな1頭が浮上しました。

■北海H(函館芝2000m)
1位:1分57秒8(良)エーデルブルーメ
2位:1分59秒8(良)コスモフロイデ
2位:1分59秒8(良)ナックイルシーブ

■大沼S(函館ダート1700m)
1位:1分42秒7(重)ダノンファスト
2位:1分44秒0(良)ブラッティーキッド
3位:1分44秒4(重)イバル

■宝塚記念(阪神芝内2200m)
1位:2分10秒3(良)ディープボンド
2位:2分11秒1(良)ジャスティンパレス
3位:2分11秒2(良)モズベッロ

2勝クラスのハンデ戦･北海Hは持ち時計をベースに今回の斤量1kg増減=0秒2で計算する“想定持ち時計"を比較すると、1位となるのが1分58秒2のエーデルブルーメ。2位に1秒6と大きな差をつけて、目安となる“0秒5差以上"を軽々クリアしています。ただ、エーデルブルーメが持ち時計を記録したレースは速い時計が連発していた昨年夏の小倉ですし、今回は約8ヶ月ぶりでの昇級初戦。ここは馬券に入れておく程度の狙いに留めておきます。

大沼Sの“想定持ち時計"1位は1分42秒3のダノンファストで、2位を1秒7リードしています。近3走は馬券圏内に入れていませんが、掲示板は確保。ここはもうひと押しに期待します。

宝塚記念の“想定持ち時計"1位は2分10秒3のディープボンドで、2位を1秒2リードしています。ディープボンドの持ち時計はレコードが出た去年のこのレースで④着だった時のものなので、ハイペースの恩恵を受けた可能性はありますが、阪神芝は[2.3.0.2]。馬券圏内に入れなかった2回は去年の宝塚記念④着と今年の阪神大賞典⑤着で、掲示板は確保する安定感を発揮しています。相手にはG1ホースがズラリと揃っていますが、コース適性に関しては引けを取らない印象です。

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さて、現2歳世代の新馬戦3週目が終了し、ダートも始まりました。先週は、そのダートの新馬戦だった17日阪神5Rの3連複18.3倍が的中。このレースには現3歳世代のダートの新馬戦&未勝利戦で回収率が高かったヘニーヒューズ産駒が3頭出走していました。そして勝ったのは2番人気のヘニーヒューズ産駒･サトノフェニックス。馬券に入れておいて正解でした。

▲17日阪神5Rは6→11→10で決着

ここまで行われた2歳新馬戦は芝16レース、ダート3レースの計19レース。産駒2頭以上が馬券圏内に入った種牡馬ごとの成績は以下の通りです。

■芝

馬場	着別度数	単回収率	複回収率
モーリス	[3.1.2.6]	38%	68%
ルーラーシップ	[2.0.0.2]	97%	57%
ブリックスアンドモルタル	[2.0.0.2]	47%	110%
リアルスティール	[1.3.0.1]	54%	132%
ロードカナロア	[1.2.1.2]	68%	123%
ダノンレジェンド	[1.0.0.0]	240%	120%
ダイワメジャー	[1.0.1.4]	63%	70%

■ダート

馬場	着別度数	単回収率	複回収率
ヘニーヒューズ	[3.1.0.3]	148%	85%
ダノンレジェンド	[0.1.0.0]	0%	260%
レッドファルクス	[0.0.2.0]	0%	220%

先週、ダートの2歳新馬戦は3レース行われ、すべてヘニーヒューズ産駒が勝利。この2歳世代も頼りになりそうな予感です。

また、回収率に主眼をおけば芝･ダート含めたダノンレジェンド産駒と、ダートのレッドファルクス産駒がおもしろそう。注目種牡馬に加えておきます。



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