どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 宝塚記念、帝王賞が終了し、競馬も上半期から下半期へ。今週から本格的にスタートする夏競馬も新馬券術で攻略していきましょう!

まずは、現在検証中の新馬券術のタネ｢連闘馬は函館で狙え｣が早速ホームランをかっ飛ばしました! 2勝クラスの竜飛崎特別(ダート1700m)は連闘だったビヨンドザシーンがシンガリ13番人気で③着激走。この馬を馬券に入れていた3連複377.0倍が的中しました!

また、馬券の軸にして1番人気②着だったアスクビックスターは連闘かつ新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の対象馬。この馬の複勝もガッチリ頂きました。

▲竜飛崎特別は7→11→9で決着

ビヨンドザシーンは2勝クラスに上がってからの5戦で馬券圏内が無く、近3走は⑬⑯⑨着と大きい数字が続いていました。ただ、昇級直後の2戦は0秒6差⑥着、0秒3差④着と悪くない内容。今回は関係者が｢連闘でも馬は良くなっている｣という強気のコメントを出していました。

また、函館での連闘は今回が初めて。滞在できる函館での連闘で激変したことで、｢連闘馬は函館で狙え｣が作戦として成立することを示してくれたように思えます。

一方、芝のレースでも連闘馬狙いで馬券が的中。25日函館4Rは連闘だったエンライトメントが1番人気②着に入り、この馬の複勝と馬券の軸にした3連複21.5倍をゲットしました。

▲25日函館4Rは10→4→11で決着

先週は特にダートで注目、としていましたが、先週の好走馬を見てみると、芝でも連闘馬が活躍している印象。先週の函館開催の連闘馬の成績を確認しておきましょう。

■先週、函館で連闘した馬

馬場	着別度数	複勝率	単回収率	複回収率
全体	[3.5.3.40]	21.6%	138%	152%
芝	[2.3.2.24]	22.6%	204%	87%
ダート	[1.2.1.16]	20.0%	35%	254%

連闘で馬券圏内に入った11頭のうち、半分以上の6頭が7～13番人気だったこともあり、連闘馬全体の単勝回収率と複勝回収率が100%を超えました。また、先々週はダートで好調でしたが、今週は芝も健闘。チャンスを拡げる意味では、ダートだけに限るのではなく、連闘馬全体を狙うべきかもしれません。

ただ、先週の函館で連闘した馬は、全体で51頭。これは出走馬全体(277頭)のうち、18.4%になります。出走馬の大半が連闘馬というレースもあるので、今後はできるだけ絞る方法を考えていきたいと思います。

ヒントとして、今年の函館の連闘馬のうち、前走でJRAを使われていた馬の成績を、性別で分けてみました。

■今年の函館の連闘馬(前走がJRAの馬)

馬場･性別	着別度数	複勝率	単回収率	複回収率
芝･牡セン	[1.1.2.13]	23.5%	353%	129%
芝･牝	[2.4.2.31]	20.5%	24%	61%
ダ･牡セン	[1.3.3.21]	25.0%	38%	207%
ダ･牝	[3.3.1.7]	50.0%	197%	142%

目を引くのはダートの牝馬、芝の牡セン馬の回収率がともに100%を超えていること。これはヒントになるかもしれませんね。

---

続いて、新馬券術｢前走の上がりに注目作戦｣の検証に移ります。宝塚記念は対象馬だったジャスティンパレスが2番人気③着。この馬と勝ったイクイノックスを絡めた3連単136.3倍が的中しました! 牝馬の激走がしばしば起こるレースなので、相手を無理に絞らずほぼ総流しにしたことで、10番人気②着のスルーセブンシーズを拾うことに成功。

▲宝塚記念は5→6→9で決着

パラダイスSは対象馬だったテンハッピーローズが3番人気③着。この馬を馬券に入れた3連複217.1倍が的中! 13番人気②着だったメイショウチタンの単騎逃げ濃厚とみて、思い切って馬券の軸に据えたのが正解でした。また、2番人気①着でこちらも馬券の軸にしていたビューティフルデイは、前走③着なので新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の対象馬でした。

▲パラダイスSは2→13→14で決着

先週、この新馬券術では7鞍に対象馬がいて[1.0.4.9]。馬券が的中したレース以外でも、甲州街道Sでワールドタキオンが1番人気①着、エーティーマクフィが3番人気③着、大沼Sでメイショウユズルハが4番人気③着と好走しました。


◆各競馬場の直線距離による分類
●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館
ダート:京都、中山、福島、小倉、札幌、函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢〇｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

｢2歳～3歳OP限定、メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣について、今週はラジオNIKKEI賞のエマヌエーレが対象馬。リバティアイランドが勝った去年7月の新馬戦で、上がり32秒5で③着に入りました。今回は初の福島ですが、決め手を活かせるでしょうか。

---

続いて、新馬券術｢夏競馬は敢えて古馬に注目作戦｣の検証です。先週は前走③着だった5歳馬コウソクカレンが、24日函館12Rで2番人気③着。1番人気①着だった3歳馬テイエムスイスイがメンバー1位の持ち時計の持ち主だったため、この2頭を馬券の軸にした3連単137.8倍が的中しました!

▲24日函館12Rは5→8→4で決着

先週は3歳馬と古馬が対戦した29レースで3歳馬17勝、4歳馬7勝、5歳馬5勝、6歳馬1勝でした(HTB杯は3歳馬と5歳馬で①着同着)。

3歳馬に関しては3週前が26レース中20勝、先々週が24レース中15勝ですから、古馬勢も健闘している印象。3歳馬が適鞍を勝ち上がって、古馬勢のターンに入りつつあるようです。

■狙える古馬の条件
･前々走、前走のどちらかにおいて同級以上で馬券圏内がある
･もしくは昇級2戦目まで

■狙える古馬の条件Ver.2
･古馬の中で人気最上位かつ1～3番人気
･1番人気は信頼度◎

---

新馬券術｢持ち時計は他馬とのタイム差に注目作戦｣について、先週は3鞍に対象馬がいて、北海Hではエーデルブルーメが1番人気①着。しかし、馬券を的中させることはできませんでした…。検証する新馬券術が増えてきたため、今週で一旦休止とします。

休止した新馬券術といえば、先月まで新馬券術｢500kg以上の馬は前走4角4番手以内狙い作戦｣を検証していました。個人的にはまだ狙い馬探しを続けていて、先週のストークSでは前走が4角先頭だったラクスバラディーが今回も逃げて4番人気③着。この馬を馬券の軸にしていた3連複142.7倍が的中しました! 検証を一旦終えた新馬券術もまだまだ使えますので、ぜひご活用ください。

▲ストークSは10→12→2で決着

---

さて、当コラムでは現2歳世代の新馬戦&未勝利戦において、回収率の高い種牡馬の観測を続けています。先週までで好成績を残していて、馬券的にも妙味がある種牡馬をピックアップします。

■芝

馬場	着別度数	単回収率	複回収率
スワーヴリチャード	[2.1.2.3]	261%	187%
サトノクラウン	[2.0.1.4]	1185%	248%

■ダート

馬場	着別度数	単回収率	複回収率
ヘニーヒューズ	[3.1.0.3]	148%	85%
レッドファルクス	[0.0.2.0]	0%	220%

先週は新種牡馬スワーヴリチャードの産駒が芝で2頭が勝ち上がり、回収率をグンと上げてきました。また、サトノクラウン産駒も6、11番人気馬が芝で勝利して、回収率が大幅アップ。今週も注目です。



※投稿いただいた内容は､今後､弊社雑誌､書籍､ウェブ､その他の媒体へ掲載･収録させていただくことがあります｡ご了承ください｡