マーキュリーCのポイント

【好走ポイント】

[1]同年にJRAのダートOPか地方交流重賞で連対歴がある馬

過去5年では、同年にJRAのダートOPか地方交流重賞で連対歴があった馬が連対していて、そのうち4勝している。昨年はこの条件に該当した馬が4頭いて、そのうち2頭が①&②着に入った。

該当馬:ウィルソンテソーロ、テリオスベル、バーデンヴァイラー、メイショウフンジン

[2]中央の4～5歳馬

過去5年で中央の4～5歳馬は[4.5.2.6]で、5年すべてで連対していて、そのうち4勝している。

該当馬:ウィルソンテソーロ、バーデンヴァイラー、メイショウフンジン

[3]父サンデー系の馬

14年以降、父サンデー系の馬が9年連続で連対している。

該当馬:ヴァケーション、ウィルソンテソーロ、テリオスベル、ミスティネイル

※人気傾向

過去5年で1番人気は[2.1.1.1]、2番人気は[2.0.1.2]で、過去5年では1～2番人気のどちらか一方が連対しているが、揃って連対したのは17年まで遡る。6番人気以下で馬券圏内に入ったのは20年6番人気③着のランガディア、22年7番人気②着のテリオスベル&10番人気③着のヴァケーションで、いずれも馬番1～2番。

※地方馬

過去5年の地方馬で馬券圏内に入ったのは20年6番人気③着のランガディア、22年10番人気③着のヴァケーション。いずれも岩手所属で、馬番1番だった。今年の馬番1番は岩手所属のノーブルサターン。

※前走ふた桁着順の馬

20年以降、前走ふた桁着順の馬が3年連続で連対していて、目下2連勝中。今年はサンライズホープ、テリオスベル、バーデンヴァイラーが該当する。

番	馬名	[1]	[2]	[3]
1	ノーブルサターン
2	サンライズホープ
3	ヴァケーション			★
4	テリオスベル	★		★
5	スズカゴウケツ
6	サイファリス
7	バーデンヴァイラー	★	★
8	フレイムウィングス
9	ウィルソンテソーロ	★	★	★
10	ミスティネイル			★
11	レールガン
12	サンライズハイアー
13	メイショウフンジン	★	★

★…プラスデータに該当した馬

【まとめ】
｢★｣が複数付いたのはテリオスベル、バーデンヴァイラー、ウィルソンテソーロ、メイショウフンジン。そのうち、ウィルソンテソーロがフルマークとなった。

ウィルソンテソーロは初の地方交流重賞となった前走のかきつばた記念(名古屋ダート1500m)が川田騎手との初コンビで、中団追走からメンバー最速の上がり36秒2で差し切った。同騎手は20年マーキュリーCをマスターフェンサーとのコンビで制している。盛岡は初めてだが、左回りのダートで3勝を挙げている。ダートでの6戦は1500～1800mで①①①①⑤①着だが、5勝は中7週以内で斤量55～57kgの時に挙げているのに対し、中9週だった2走前は斤量58kgで⑤着に敗れている。斤量55kgは良さそうなので、中10週&初のダート2000mを克服できればチャンスが出てきそう。

バーデンヴァイラーはダート2000mの地方交流重賞が①①③着で、昨年のマーキュリーCを斤量54kgで制している。今年は55kgだが、今年の佐賀記念を57kgで制していて、問題はなさそう。前走は芝で⑱着に敗れたが、昨年のこのレースを含めて馬券圏外の次走は①①⑭①着(⑭着はチャンピオンズC)。近年はミツバ(17～18年)、マスターフェンサー(20～21年)が連覇しているレースなので、今年もスムーズなら出番があるのでは。

テリオスベルは前走の平安Sで⑯着に敗れたが、地方交流重賞はJpn1を除くと江田照騎手騎乗で②③②①④③②着で、昨年のマーキュリーCは斤量52kgでクビ差②着に入っている。今年は53kgだが、6～8月のダートOPは①②③着で、斤量54kgでの勝ち鞍がある。地方交流重賞は稍重～不良馬場で②③②①着、良馬場で⑥④④③②着なので、脚抜きの良い馬場になれば歓迎では。

メイショウフンジンは地方交流重賞が⑦③着で、昨年のマーキュリーC(⑦着)は序盤でハナに立ったが、3角手前で後続に交わされる厳しい形だった。ダートOPでの馬券圏内は酒井騎手騎乗で4角3番手以内の時なので、この鞍上である程度前の位置をキープしたいところだろう。ダートOPでふた桁馬番だと⑦④④⑤着で、8枠13番からワンパンチを利かせられるか。

ヴァケーションは昨年の③着馬で、ダート2000mはJpn1を除くと③③③②①着。前走のみちのく大賞典を8馬身差で圧勝していて、中3週での臨戦過程は昨年と同じとなる。昨年は1枠1番で、今年は3枠3番だが、岩手移籍後はJpn1以外で馬番6番以内だと②①③②①着なので、内目をロスなく走れれば今年も侮れないのでは。

サンライズホープは｢★｣が付かなかったが、ダート2000mは①④着で、昨年の東京大賞典(④着)は③着メイショウハリオと0秒2差だった。盛岡は初めてだが、左回りでOP2勝を挙げている。今年は斤量57～59kgで⑭⑩⑮着だが、O型コースのダートOPで斤量56kg以下だと①⑥①④①着なので、斤量55kgなら侮れない面がありそう。

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