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無敗の2歳女王の次は!? 今週は朝日杯FS、ターコイズS!
今週は第71回朝日杯FS(G1、阪神芝外1600m)、第5回ターコイズS(G3、中山芝1600m)が行われる。
過去10年の朝日杯FSでは、09年ローズキングダム、11年アルフレード、13年アジアエクスプレス、15年リオンディーズ、17年ダノンプレミアム、18年アドマイヤマーズの6頭が無敗の王者に輝き、ホープフルSのG1昇格後もダノンプレミアム、アドマイヤマーズの2頭は最優秀2歳牡馬に選出されている。
今年は17頭が登録していて、そのうち、無敗馬はサリオス、タガノビューティー、レッドベルジュールの3頭で、サリオス、レッドベルジュールは重賞勝ち馬となる。
サリオスはデビューから東京芝1600mで2連勝。2戦ともメンバー中最速の上がり33秒1を計時していて、前走のサウジアラビアロイヤルCはクラヴァシュドール(阪神JF③着)との追い比べを制し、1分32秒7の2歳レコードで勝利した。前走時馬体重が540kgという大型のハーツクライ産駒ながら、2歳時からマイルのスピード勝負でも強さを発揮しているから未来は明るい。鞍上にムーア騎手を配し、無傷のV3を狙う。
レッドベルジュールは阪神芝外1800mで新馬勝ちした後、4ヵ月半ぶりで臨んだ前走のデイリー杯2歳Sで内を突いて差し切り、これで2戦2勝。新馬戦は2番手から抜け出し、前走は出遅れて追い込む形だったが、いずれもメンバー中最速の上がり33秒8を使っている。ディープインパクト産駒は阪神芝外1600mに舞台を移してから5年中3年で勝利。こちらはスミヨン騎手を迎えてV3を目論む。
その他の重賞勝ち馬はタイセイビジョン、ビアンフェ、マイネルグリットの3頭。タイセイビジョンは前走の京王杯2歳Sでメンバー中最速の上がり33秒5で差し切り、ビアンフェ、マイネルグリットを下して2馬身差を付けて快勝した。過去3戦はいずれもメンバー中最速の上がりを使っているが、今回は初の芝1600mで同じ脚を使えるかがポイントになりそう。なお、騎乗予定の武豊騎手は朝日杯FS初制覇が懸かる。
その他、デイリー杯2歳S②③④着のウイングレイテスト、ペールエール、トリプルエース、もみじS①着のラウダシオン、ききょうS①着のプリンスリターン、秋明菊賞①着のエグレムニなど。
波乱の決着が続出しているターコイズSは京成杯AHをレコードで圧勝したトロワゼトワルなど、計22頭が登録している。重賞昇格後、前走G1組が4年中3年で勝利していて、今年は秋華賞③⑦⑮着のシゲルピンクダイヤ、ブランノワール、コントラチェック、エリザベス女王杯⑩着のフロンテアクイーンが該当馬となるが、果たして!?