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【第7回】フェブラリーSなど重賞を攻略!「2~3月の東京&阪神&小倉」、妙味のあるオルフェーヴル産駒の馬券術


CONTENTS
 2~3月の東京&阪神&小倉の馬券攻略
 種牡馬解析 オルフェーヴル

馬券ゼミのメンバー
 関東の人  サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
 関西の人  サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
 ローカルの人  サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)

※記事内の集計データは、特に記載がない場合は2023年2月5日終了時点のものです。


フェブラリーSにはふたつのアプローチがある

関東の人 冬の東京開催は2週が終わって、開幕週に行われた今年の根岸Sは堅い決着になった(①着が1番人気レモンポップ、②着が2番人気ギルデッドミラー、③着が4番人気バトルクライ)けど、冬の東京ダートは、基本的に1400mよりも1600mの方が上位人気の好走率が高いんだよね。まずは、2018年以降の冬の東京ダートの特別競走での人気別成績を見てください。

■2018年以降の1~2月の東京ダートの特別競走
人気 距離 着別度数  勝率  連対率 複勝率
1~2番人気 1400m [8.5.5.26] 18.2% 29.5% 40.9%
1600m [11.6.3.12] 34.4% 53.1% 62.5%
2100m [3.0.2.5] 30.0% 30.0% 50.0%
3~5番人気 1400m [10.7.5.44] 15.2% 25.8% 33.3%
1600m [2.5.5.36] 4.2% 14.6% 25.0%
2100m [1.2.0.12] 6.7% 20.0% 20.0%
6番人気以下 1400m [4.10.12.210] 1.7% 5.9% 11.0%
1600m [3.5.8.135] 2.0% 5.3% 10.6%
2100m [1.3.3.44] 2.0% 7.8% 13.7%

関東の人 1~2番人気、3~5番人気、6番人気以下で分けると上記の通りで、ダート1600mでの1~2番人気は勝率が3割超え、連対率が5割超えで、1400mの1~2番人気とはずいぶん違うことが分かると思う。

ローカルの人 根岸Sは1番人気のレモンポップが勝ちましたけど、銀蹄S(2月5日、1400m、3勝クラス)は単勝1.9倍だった1番人気のロードアラビアンが⑤着に敗れましたね。

関東の人 今年の銀蹄Sはメンバーも揃っていて、勝ったのは2番人気のジレトールだったけど、③着に穴ぐさにしたリンカーンテソーロ(7番人気)が入って、1400mは紛れが起きやすいよね。それと比べると、1600mはゲートから3コーナーまでの距離も長く、上級条件になればペースが乱れることも少ないから、地力上位の馬が力を発揮しやすい面があるんだと思う。

関西の人 フェブラリーSは2015年以降の近8年の優勝馬が1~4番人気で、そのうち7頭が1~2番人気ですね。

関東の人 G1になってからのフェブラリーS(過去26回、中山施行時も含む)では、26回のうち25回で1~3番人気が馬券に絡んでいて(例外は1998年)、1~3番人気が連対しなかったのは1998年と2012年の2回だけ。2014年以降の近9年連続で1~2番人気が連対していて、フェブラリーSは上位人気が好走しやすいレースであることをまずは頭に入れておきたい。

ローカルの人 今年の開幕週(1月28日)にダート1600mで行われた白嶺S(3勝クラス)は、1番人気のコンシリエーレの快勝でしたね。

関東の人 コンシリエーレは3勝クラスでは力が違ったと思うけど、ゲートがそこまで速くなくても二の脚の速さでスムーズにハナに立っていた。1600mは1400mに比べてリカバリーが利きやすい面もあると思う。その白嶺Sも含めて、2018年以降の1~2月の東京ダート1600mの特別競走(16レース)では、1番人気が[6.4.2.4]、2番人気が[5.2.1.8]で、16レースすべてで馬券に絡んでいて、14レースで連対している。そして、東京ダート1600mの特別競走での1~2番人気は、冬の好走率がいちばん高い。

■2018年以降の東京ダート1600mの特別競走での1~2番人気
時期  勝率  連対率 複勝率
1~2月 34.4% 53.1% 62.5%
4~6月 25.9% 39.8% 50.0%
10~11月 27.1% 45.7% 50.0%

関西の人 乾いた馬場で地力が結果に反映されやすい、ということなんですかね?

関東の人 そうだろうね。それと、これはダートに限った話ではないけど、寒い時期は馬の好調・不調の波がはっきり出やすいとも思う。で、どういうタイプが1~2月の東京ダートで好走しているかというと、やはり大型馬の好走率が高い。

■2018年以降の1~2月の東京ダート1600mの特別競走
馬体重 着別度数  勝率  連対率 複勝率
498kg以下 [7.6.8.111] 5.3% 9.8% 15.9%
500kg以上 [9.10.8.72] 9.1% 19.2% 27.3%

関東の人 白嶺Sを勝ったコンシリエーレは562kgで、②着に入った穴ぐさのドンカポノ(13番人気)は532kgだった。ドンカポノは狙いたくなる要素がいくつかあったから穴ぐさにしたんだけど、前走時馬体重が538kgで、大型であることも評価した要素のひとつだった。冬の東京ダート1600mの特別競走は、フェブラリーS、ヒヤシンスS、白嶺Sの3レースが行われていて、いずれも500kg以上の馬がよく馬券に絡む。

■2018年以降の1~2月の東京ダート1600mの特別競走
レース 500kg以上
の馬
備考
フェブラリーS
(G1)
[3.4.4.33] 近5年すべてで500kg以上の馬が馬券圏内に2頭以上入っている。
ヒヤシンスS
(L)
[4.3.1.16] 近5年のうち4年(良馬場)で500kg以上の馬が馬券圏内に2頭ずつ入り、その4年で優勝している(例外の2022年は重馬場だった)。
白嶺S
(3勝クラス)
[1.2.3.17] 近5年(6レース)すべてで500kg以上の馬が馬券に絡んでいる。

ローカルの人 3歳戦のヒヤシンスSでも、500kg以上の馬が③着以内に複数頭入ることが多いんですね。

関東の人 1~2番人気で優勝した近4年のフェブラリーSの勝ち馬(インティ、モズアスコット、カフェファラオ)は、馬体重が494~526kgだった。冬場の乾いたダートなら、なおのこと、馬格は重要でしょう。

ローカルの人 その他に、フェブラリーSを考える上でのポイントって何があるんでしょう?